なりたい自分になるために、そして | 白川尊則オフィシャルブログ

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スノーボード選手・コーチ・トレーナー・体育系大学講師・である白川尊則(しらかわたかみつ)が、子どもから大人まですべてのスノーボーダーにおくる「コーチング」&「トレーニング」専門情報発信ブログ

昨日は夜の夜中の2時まで、トレーニング&コーチング。

トレーニングの内容としては、

「ファンクショナル(機能的な)トレーニング」が主です。

レジスタンストレーニングもとても大切ですが、

レジスタンスは一つ間違えれば、必要のない筋肉をつけ、

力みを生み、パフォーマンスの低下に即繫がります。

ファンクショナルトレーニングは、

動作の質を上げる、つまりパフォーマンスの向上、

またその身体感覚を養うためのトレーニングだと捉えています。

もとは理学療法の分野のものでした。

これは目につくアウターばかりではなく、

目に見えないインナーへのアプローチが大きいです。

このトレーニングの利点は道具が無くてもできることが多く、

場所を選ばないところです。

そして、そうした姿勢や動かし方一つできるだけで、

今まで上げることができなかったウェイトを上げられたり、

身体の可動域に大きな変化が現れたりと、

変化をすぐにでも肌身で感じることができます。

ここで通じて言えるのが、アスリートに限らず、

誰にでも活きるものであるということです。

アスリートがパフォーマンスにおいて、

効率よく身体を動かすためのトレーニングということは、

言い換えれば、日常生活のちょっとした動作にも繫がるものばかりです。

スポーツの特異性に合わせ、動作は発展していきますが、

それらの相違性よりも類似性の方が多いです。

アスリートに限らず全ての方にとって必要な筋肉を鍛え、動きを作る、

それがファンクショナルトレーニングです。

この言葉を初めて知ったのは、8年前。

高校2年生の頃です。

もう大分前なんだな。。。苦笑

当時はまだその本質を知る由もなく、ただメニューをこなすだけでした。

身体感覚としての成長速度も特に感じれることなく、

純粋にやれば変わるという考え方だけでした。

何度も僕のブログに登場する先輩である大友さんにトレーニングを見て頂いたのが、

大学1年の頃、そこから自分の「身体感覚」に大きな変化がありました。

一つ一つ、着々と時間をかけながら、、、

そこで感じたのが、、、

これが「トレーナー」なんだ。

そんな思いでした。

知識ばかりをアウトプットをするトレーナー。

立派なプログラムを組むことができるけど、実際に動けないトレーナー。

彼は違いました。

言葉の言い回しがとても面白く、

そして何よりも見せる(魅せる)ことができた。

いくら同じ立派な資格を取っててもこの見せるレベルには、

大きな差があることを様々なトレーナーの方々を見て、

何度も目で見て感じてきました。

彼の場合、特に私に伝えてくれたのは、

トレーニングの内容に関してはもちろんだけど、

それ以上に「意識」という部分に訴えかけられることが多かったです。

毎回、気付きがあり、どう変わっていくかの自分が目で見えるようになり、

毎日が感動でした。

実は彼から頂いた言葉が「なりたい自分になる」です。

こんな漠然なテーマでいいのか?

と、思ってしまうけど、これはとても奥が深いです。

この言葉を自分がどう捉えているか、

それはブログを立ち上げた時に書きました。

初めて書いた記事。

「なりたい自分になるために」

改めて以下に紹介させて頂きます。



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「なりたい自分になるために」

私自身の人生における大きなテーマの一つ。

それがこの日記のタイトルでもあり、ブログ自身のタイトルでもある。

『なりたい自分になる』

この言葉はある先輩から頂いた言葉の一つです。

その先輩の言葉の一つ一つはとても深い。

知識が深いからとかそういうのでは無い。

人間としての深みとでも言うのだろうか。

どんな事を話されていてもとても説得力があり納得できる。

言葉から気持ちや思いが沢山溢れ出てくる。

言葉からとても力を感じます。

そんな先輩がある日おっしゃったのが、、、

この言葉。

『人はなりたいと思った自分にしかなれない』

です。

なれないと思えばなれないです。

なれると思えばなれるんです。

こんな簡単な事ですが、私にはこの言葉がとても心に残っています。

なれると思えばなれるのか。

そういう事ではありません。

なりたいと言う切なる気持ちや願いがあるから身体は動くんです。

身体は勝手に動くものじゃない。

自分の意志があってそこで初めて動く。

動かされるのではありません。

自分が動かしているんです。

自分がそうさせているんです。

心と身体はそれぞれが一つじゃない。

二つで一つです。

一つの目標に向かって精一杯精進しようとする自分の心。

一つの目標を達成するために精一杯精進する自分の身体。

どちらかが少しでもかけたらきっと求めるものは生まれてこないでしょう。

だから、なりたい自分にしかなれないんです。

手を抜けば、手を抜いたなりの自分になります。

本気で行けば、本気でいったなりの自分になります。

気持ち、つまり心。

そして気持ちに伴う身体。

二つは一つなんです。

なりたい自分になるために。

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懐かしいな。

本当にこの通りの答えが待ってた。

自分の身体が作れてないシーズンはそのままの結果となって表れました。

それぐらい、こうしたオフシーズンに何ができるかで、全てが左右されます。

最近はトレーニングにも集中でき、迎えるシーズンが楽しみなことと、

そうしたことをいかにスポーツクラブに還元出来るかということ、

色んなことを楽しみながら実践出来ています。

昨日は同じスタッフメンバーにちょっとしたトレーニングと

コンディショニングをコーチングしました。

みるみると変わる姿、真剣な姿を見て、もっと自分にできることを

ここで落とし込んでいかなければというのを強く感じました。

それなりの思いにはそれなりの思いで向かい合いますが、

本気の思いには本気の思いで向かい合います。

この本気の思いを持った人が1人でも多く増えれば、

波はあっても必ず良い方向へと導かれていくだろうな。

今、自分は「自分のやるべきことをやる」ただこれだけです。

なりたい自分になるために。

そして。





白川尊則