8/7時点のワクチン接種率等も含めて、主要国比較を行ってみた。

先進国ではワクチン接種が進んでいるが、色々理由はあろうがここまで感染防止との相関関係は見て取れない。
あえていうとドイツ、スウェーデンあたりがこれまでの1日平均と比べて落ち着いているという感じであろうか。
死亡者を減らすという意味では、ワクチンの効果はあるようにはみえる。

そもそも日本はコロナ禍からの脱出にあたり、ワクチンをどう位置付けていたのか。
①ゼロコロナを目指す
②感染者を減らす
③重症者を抑える
もし①を目指していたのなら、感染者数自体が減るのでコロナ向けの医療体制の整備は必要ない。
②なら減った後でのアッパー感染者数を想定し医療体制の整備が必要
③を目指していたのなら、医療体制の整備の問題はずっと続くのでインフルエンザ並みにコロナ感染者が治療を受けられる体制が必要。インフルエンザ前提で考えるなら、無症状者も含めて年間1000万人感染者が出る前提で医療体制の整備を考えなければならない。
結局ワクチンによりどうコロナ禍に対峙していくのか、それが全く国民には伝わらないし、それにより戦略は変わるはず。

変異が続くウイルスとの戦いでゼロコロナは破綻しているし、インフルエンザはワクチンも特効薬もあって、無症状も含め毎年1000万人近く感染しているのだから、諸外国の状況を見てもコロナだけ感染者を減らせるのかどうかも怪しい。
現実的に社会活動を再開すればこのくらいの感染者は出るという前提で動かなければならないのではないだろうか。
重症者は減ったが感染者が減らないという現実のなか、ここまで紆余曲折あったが結局ウィズコロナしかなくウィズコロナ時代の医療体制をどうするのか考えなければならない。