第3談。23MOZ620LM・HMシリーズの紹介。 | Takamitechnos Blog

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タカミテクノス代表タカミと申します。
企画開発テスト釣行、製作日誌。

今回は23MOZシリーズについて紹介させていただきます。

 

まずは23MOZ620LMシリーズの1~6番までの6モデルについて。

23MOZ620LMシリーズは、Neo solid"CC"customがセットとなっており、

流通する全てにNeo solid"CC"customを採用します。

 

16MOZシリーズでは、LMとLightZEROの個性が異なるシリーズがございましたが、

23MOZ620LMでは1番をLightZERO寄りに調整し、5番6番はLMの個性が濃いですが扱いやすくなっております。

1番~6番まで全てブランクのテーパーが同じです。LightZERO寄りに仕上がっている1番に始まり、

LMの特徴を濃くした6番まで番手を持ち替えても違和感が無い様に設計しました。

 

人気モデルである16MOZ622LightZERO、16MOZ623LightZEROの使用場面では23MOZ621LMをお選び頂けます。

調子やパワーは異なりますが、使用場面に変わりはありません。

ジギングロッドで1番という番手は、使用用途が少ないイメージがありますが、

23MOZ621LMは、ジグアクションを積極的に伝えるLMシリーズでありながらライトジギングの場面でも活躍します。

 

16MOZの1番2番は使用場面がライトジギング向けではなくマニアックではございましたが、

23MOZの1番2番は近海ライトジギングでも主力となる仕様としました。

 

3~6番は、16MOZのLMと使用場面に変わりはありませんが、23MOZ620LMはバットパワーが増しており、

大型魚を狙うタックルバランスにも対応しております。

 

「バットパワーを持たせた」と書きますと、「=硬くなった」という認識になりますが、そうではありません。

16MOZと比べてもバットを硬くすることなくハイパワータックルに対応することに成功しました。

スペシャルモデルであるMOZ636SBGというモデルのように、バットパワーはあるが決して硬いバットではないです。

16MOZ626LMよりも23MOZ626LMの方が扱いやすく、LMの個性であるロングストローク性能を活かしやすくなっております。

 

 

 

次に、23MOZ620HMシリーズの2~4番の3モデルについて。

 

16MOZ620HMは高弾性素材を使用しテーパー設計は16MOZ620LMと同じでしたが、

23MOZ620HMは高弾性素材の特徴と使用場面に合わせて独自の設計としました。

 

高弾性という特徴から、PE3号までのタックルバランスの条件を想定しております。

強度がLMシリーズより劣るものの、

HM独自の設計によりバットセクションが長く、反発力の強いベリー~ティップセクションです。

 

23MOZ620LMは3:7調子(バット3:7ティップ~ベリー)

23MOZ620HMは5:5調子(バット5:5ベリーティップ)のような感じです。

 

イメージとして、

LMシリーズは「ジグ操作・ファイト共に柔軟トルクフル」「ジャークストロークが長い」「小型魚~大型魚まで使用場面が多い」「MOZの基準としているシリーズ」。

HMシリーズは「ジグ操作はキビキビ、ファイトは粘り強い」「ジャークストロークが短く、クイックなレスポンス」。

 

この調子の違いに加えて、HM素材ですので高弾性です。

23MOZ620LMシリーズと比べて、「全体的に硬い」という印象が正しいです。

23MOZ622HMであっても、ライトジギング向けといった仕様ではなく、

クイックでアグレッシブなジグ操作を求める状況に適しています。

 

LMとHMの使い分けでタックルバランスの面では、

スペック表記のジグウエイトを参考に組み合わせますと、

LMは少しロッド負けのタックルバランスを組みやすいです。

HMは、少しロッド勝ちのバランスを組みやすいです。

 

このタックルバランスというものは、

ハイピッチ・ワンピッチなどのようにジャークのテンポが速い場合は、

番手を1番手上げることでタックルバランスの調整がうまくいく事もありますが、

ジャークのテンポが遅い場合は

LMであっても番手を1番手上げればロッド勝ちバランスになってちょうど良いという訳ではなく、

同等なロッドパワーのHMに持ち替え、高弾性にしてバランスを取る方がシックリくる事が多いです。

LMを1番手上げると強くなりすぎてしまう事が多いですね。

 

そういった使い分けができるように、23MOZのLMとHMは異なる個性としました。

 

23MOZ620HMシリーズは2番3番4番の3モデルのみの展開からスタートする理由は、

高弾性モデルであることに加えて23MOZ620HMは5:5調子であることから5番6番が活躍する場面は少なく、

仮に626HMを使用する場面があったとしてもショートレングスモデルが主力となる条件が多いです。

ですので、高弾性が活躍しPE3号までのタックルバランスが組みやすい番手である2~4番の3モデル展開としました。

 

今回は以上となります。

また明日も17:00に第4談「23MOZ620LM/HMのスペックについて」を更新致します。

ではまた。

 

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