山笑う季節

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我が家にベトナム人が二人来て、半年が過ぎようとしている。

半年前、初対面で

『ここから、富士山がみえますか?』
『桜の花が咲きますか?』

と、片言の日本語で聞いた。

富士山は、飛行機に乗って行かないと見えないこと、桜の花は、3月と4月になったら見れることを、携帯のアプリを使いながら話した。

今、その3月が来た。

『ニッポン、キレイ、キレイ』と目が踊る


四季がはっきりしない国から来た二人の表情が、何とも可愛い

去年の10月にきて

絵の具を散りばめたような紅葉をみてうっとりし
凍えるような寒さに震え
真っ白な雪をみて、両手を広げ舞い上がった
そして、いま山桜が咲き誇る山々を観、
スマホを片手に七分咲きのソメイヨシノを見上げる
そして庭の花達を相手に『キレイね、アナタと』目を輝かせながら身体中で話しかける

目の覚めるような感覚かと思う

冬から春になり、一気に花が咲き乱れることは、当たり前だったけど

当たり前でない国からきた彼女達が、眠りから覚めるような今の季節の素晴らしさを、教えてくれる

今年の春ほど

周りが綺麗に見えることはない


次男君との別れから15年

桜の季節が何とも苦しかった

忘れずに毎年咲く桜をみると、あの子は
何処にいるのかと。
私は何処に、あの子を置いてきぼりにしてきたのかと。

今も、季節の移ろいは遠目で見ていたいと思う

思うけど

今年のお花達は綺麗です☀️

山笑う季節を彼女達と楽しみながら、これからまた彼女達が、私に何を気づかせてくれるのか楽しみに待ちたいと思います。