ある女優さんの不倫問題がかすまびしく流されています。

まるで大犯罪を犯したかの如く叩かれていますが、果たしてメディアスクラムでそこまで叩くべきなのかなと思います。

不倫は関係者間で決着をつければ良いだけの話で、縁も所縁もない第三者が夫婦間の問題に言及すべきことでしょうか。確かに、女優さんのイメージ等々で仕事を受けて、その仕事に影響が出るのであれば、それは女優さん・事務局・クライアントの三者で協議すればいいだけのこと。子どもに対する道義的責任云々は親子関係の中でどう始末をつけるのかを決めればいいだけ。

それよりも当事者間の手紙の内容が出回ることの方が気味が悪いという感じがします。

この問題に限らず、何かあると「周辺住民」「〇〇の知人」なる人物がマスコミの取材に応じてペラペラ(あえてこの言葉を使います)喋るのもどうなのかなと思います。全てを知っている訳でもない、ある一面だけを見てさもそれが全体であるかの如く喋ることは誤った刷り込みをするだけではないでしょうか、もっと言えば世論操作であるとしか思えません。

円柱を例にとってみれば、ある方向からは四角形ですが、もう一つの方向からは円形です。四角形と円形、両方があってこその円柱なのに、円柱について「四角形に見える」というだけの情報を円柱を知らない人に教えれば、教えられた方は「円柱=四角」という誤った刷り込みをされてしまうでしょう。

先日の俳優さんの心中未遂では贔屓にしていたとされるお店のご主人がマスコミの取材に対し、「お客については喋らない」旨の回答をされていました。これこそが客商売をする方の矜持であると思います。

このような人が今、どれだけいるのでしょう。

話があちこちに飛びましたが、ご容赦ください。

では。