父への結婚報告



無事、第1関門にしてラスボスとも言えるお父さんへの結婚報告が終わりました。







私は三姉妹の長女で、婿養子を迎えてほしいと小学生の頃から父から言われてきました。








今回嫁ぐことになる為、「長年の父の願いを叶えられないこと」を伝えないといけない‥私にとってとてもとても重い報告でした。








私に対して第一子という特別な愛情があることを日頃から感じていました。







最後までしぶとく実家に居ついた私。







母は、そんな私に「早く結婚してほしい」と言い続け、父はそれをいつも庇ってくれて「ずっと私の面倒を見る」と言っていました。








そんな父に結婚の報告をする事は私にとって最大の試練でした。






  ​過保護な父とのヒストリー





私が中学生の時、近所の公民館で吹奏楽部の演奏をする時も、普通は親は見にこないのに、さっちゃんのお父さんと最前列でビデオを回していました。(肩でかかえるビデオ時代‥目立つ)







私が高校生の時にピアスを勝手に開けた時、父は「そんな事をする子だと思わなかった」と1週間寝込みました。







成人式の後に開かれた同窓会の時も会場入り口まで車で送られて、みんなから「なんかいかついパトロンに送ってもらっとる」って変な噂をたてられ、悪い虫がつかないようにと企んでた父の思惑どおりとなりました。







私がひとり暮らししようとした時も泣いて「家から通ってほしい」と言われました。







私の父は見た目がとても怖くて、パンチパーマに金のネックレスをしてるようなタイプで、小学校の同級生は父をみんな知ってて、文集にまで父の似顔絵を描かれるほど有名人でした。







甘やかされて気ままに育てられたとはいえ、私への溺愛ぶりは、ただ甘い甘い溺愛じゃなくて、めっちゃくちゃ厳しい、星飛雄馬もびっくりの方の溺愛でした。




  父を四柱推命で見る




とまぁ、こんな父は四柱推命でいうと、
己(つちのと)でマメでお世話好きで、承認欲求が強い。





そして、生年中殺、生日中殺という宇宙人的要素も持ちながら、






養、絶、帝旺!!






しかも拗らせてる方のお姫様の養🤣‼️
47歳で突然会社潰れる絶!!
とっても早いリタイアのあと60歳で突如正社員雇用される絶!!さすがです!






帝旺に至っては、傷官帝旺‼️‼️






とにかく、傷つきやすいことトマトのごとし。






本当にナイーブで繊細で中々立ち直れないのに、試練が多い!!







それを知ってるからこそ余計に結婚のこと言えない笑








私が結婚すると知ったらどれくらい寝込むんだろう…








そう思いながら、何度もシミュレーションして、その度に泣けてくる私。





  いざ結婚報告!





その日、両親と3人で買い物と焼肉に行く予定だったのでその前に言おうと思ってるのに、中々リビングに来ない!







さすが傷官帝旺!美意識高すぎて、何回も着替えてコーディネートしてたらしい🤣😭






その時間なんと30分以上。







頼むわ、こっちはもうテイク10はシミュレーションやってるねん。








やっとこさ来たので、入ってきた瞬間に






「報告があんねんけど…座って」って矢継ぎ早に言うてしまう。







ただ、やっぱその瞬間、号泣で話せなくなる。







父は「なんか聞きたくないな」と困った顔でずっと立ったまま。







私も嗚咽しながら、ゆっくり報告しました。








それで、婿養子はとれないことも何とかしどろもどろ「ずっとお父さんの願いだったのにごめん」「だけど、これからもお家のことやお墓の事はちゃんと長女としてしていく」と伝えられました。






父は予想外に泣かなかった。







後から聞いたら、年明けからずっとずっと私の体調が悪くて病院にあちこち通ってたのを見てたから、何か重い病気だと言われると思ったみたいで、嬉しい報告でホッとしたらしい。








外食の時も上機嫌で、「久しぶりにカラオケ行こう」と言い出し、カラオケを楽しんでたら、段々と寂しさが込み上げてきたのか、









突然、父が吉幾三の「酒よ」を豪快に歌いながら泣き出した。







泣きながら豪快に大きな声で歌うもんだから、母ももらい泣きして泣き出し、そんな2人を見て、笑いながら私も泣きだすという何とも言えないカオスな吉幾三の酒よを聞きました。








次の順番は私。







入れてた曲は、いきものがかりの「YELL」







さよならは悲しい言葉じゃない
それぞれの夢へと僕らを繋ぐYELL








泣いて歌えなかった。








私は、こんなにも愛されてた。








生まれてきたこと
産んでもらったこと
育ててもらったことに
とてもとても感謝した日だった。







これから私もこんな風な家庭を築いていきたいと思った。









自分や大切な人を守れる自分で居たいです。