今年初の東京宝塚劇場。
『アナスタシア』を観に行きました。
 
(劇場もお正月仕様&20周年祭り)
 
 
実は、今の宙組の舞台を観るのは初めて…。
(花組と月組と、姿月あさとさん時代の宙組が好き)
 
花組が好きなので、元花組のキキちゃんと、
同郷ということで知った和希そらさんぐらいしか、知ってる人がいない…。
 
元になった映画、見たことない…。
 
ロシアの知識『神々の土地』…。
(字幕がついていたので何度も見ました。神作品。)
(劇場で宙組公演のポスターと写真掲示)
 

そんな状態で『アナスタシア』を観に行きました。
 
家族は楽しみにしてるけど、私は何も分からないし、聞こえないし、
最悪寝ちゃったらどうしようあせると思ってたけど、なんのその。
 
どうなるか分からない展開にハラハラドキドキ、
そして、気づくと涙、涙、涙…😭あせる
 
すみません、宙組なめてました💦
 
 
聞こえないワタシですが、
今回もタブレット台本をお借りして、
観劇中にセリフや歌詞などの文字を読みながら、
隅から隅まで楽しませて頂きました。
ありがとうございます…😭

楽しすぎて文章としてまとめられる気がしないので、感想を箇条書きします。
(記憶で書いてるので違うところがあったらすみません。)
 
ロマノフの方々の衣装が絢爛豪華
いきなりキンキラの洪水を浴びて目が潰れる。
娘役さんの袖が振袖みたいになっているのが面白くて素敵でした。
 
・マリア皇太后役のすっしぃさん高貴なたたずまいが素敵すぎて、出てくるたびにため息がもれる。 
美しい…ずっとこういう役やってほしい。。出番も多くて良かった。
 
・アナスタシアと皇太后が歌う歌詞の中に
 ”十二月”って出てくるの、十二月には何か意味があるのだろうか?
 でも、とてもいい歌詞。最後の方でも流れる。
 
・小さいアナスタシア、可愛かった。
 
・真風さん演じるディミトリが根城にしているのはユスポフの館
ユスポフは『神々の土地』で真風さんが演じた人…偶然?わざと?
 
Twitter見てたら実際に行った人が写真あげてくださってました。
ほんとに館の中に劇場があったんだ…。
(ロシア貴族の豊かさに驚嘆、そのかわり平民は貧乏暮らし、、(;^_^A)

↓宜しければリンクからご覧ください↓

 

・記憶をなくしたアナスタシアの下着に縫いつけられたダイヤを見つけ保管し、誰にも言うなとアナスタシアに渡した女性の想いに泣けた。 
この人はきっと何もかも知ってて、誰にも言わず墓場まで持っていく気なのだろう(妄想)
 
キキちゃんがアーニャに冗談をいうところ。手でメガネをつくってました(笑笑
親指と人差し指をつなげて、手首をぐるっとひっくり返して作る、子供がよくやるメガネ。
こんなもの(失礼)を見せられたアーニャの気持ちはいかに。
 
・後半からいきなり華やかになる。楽しすぎ。リリー最高。一緒に踊る男役さんの衣装、民族衣装っぽいの好き。
 
・パリに移動してからのキキちゃんのスーツ。
身体に合ってなくて、これが革命後のロシアで作れるスーツということなのだろうか。
美しく着飾った元ロシア貴族たちとは対照的。
でもなぜかカッコいいし似合ってしまう、キキちゃんすごい。

・観劇~リリーの仲介で皇太后とアーニャが会うあたりずっと涙が止まらない
アナスタシアの偽者に裏切られ続けてきた皇太后の想いも、
自分を信じて苦難はるばるパリに行ったアーニャの想いも、
どっちも分かるから、伝わってくる感情の量が半端ない。えーんえーんえーんえーん

観劇中だからカバンの中をゴソゴソ探るわけにはいかず、涙がマスクの中に入って大変なことに、、😱
これから観劇される方、ハンカチまたはティッシュはお手元に…。
 
・白鳥の湖が素敵!しかし主役たちの演技も同時進行。どちらを観たらいいの?

タブレット(文字)も見るので、忙しい。目があと4つほど欲しい。。
 
・白鳥の湖を観劇中、グレブさんは立ち見なの・・・?( ;∀;)
身体に合ってないスーツといい、グレブさん泣ける。
 
・アーニャを撃てないグレブさんを見て、さらに泣く。
今後幸せな人生を歩んで欲しい人No.1に輝く。
 
・ホテルで激怒するアーニャの場面、落ちた人形が可愛い。双眼鏡でじっくり観てしまった。それを拾い上げるヴラドもかわいい。
 
・皇太后の香りは、シチリアから取り寄せたオレンジの香り・・・🍊 私も嗅ぎたい。

その後スカステでナウオンをみたら、すっしぃさんは実際に舞台でオレンジの香りを身にまとっていて、香りを3つ選んで、まどかちゃんに好きなものを決めてもらったそう。
(ナウオンに字幕がつくの、有難い。。。)

どのブランドの香水なんだろう・・・!気になりすぎる・・・!欲しい!

 
背景の映像がすごい。アーニャが皇太后に面会中、ディミトリが待っているシーンの背景(館の壁)素敵だったな。
列車のシーンで、風景がながれてたり、最後の橋の背景も川が流れてたり。
パリに来た時の映像も、とにかく細かいところまで作りこんでてすごい
 
・フィナーレ、真風さんが出てくる所(確か)
最初は丸い額に囲まれた絵みたいでステキー!
額の部分が左右にはけて、もうあとは言うことなし(語彙消失)
普通、和希そらさんのようなお役は、フィナーレでは男役に戻ることが多いけど、和希そらさんは最後まで女役。真風さん、キキちゃんと踊ってて美味しい。オペラ上げっぱなし。
 
・フィナーレ、男役の方々のズボンがだるだるで面白い。
でも正面を向くと、足の長さが伝わってくる…
 
・ロケット、上から降りてくるのがいい!
これも最初は四角い額か、箱の中に居るみたいで面白かった。
 
・1幕と2幕で変わる。細かい。1幕はロシアの雪景色、2幕はパリの華やかさ
 
 
先日の月組公演でお借りしたタブレットを返却する時に、
劇場の方から、「アナスタシアもタブレットをご用意しています」
お声かけいただき、ビックリすると同時にとても嬉しくて。
 
普段は、観たい舞台があれば、
字幕はありませんか?台本は借りられますか?と交渉するのが当たり前。
観る前から、気持ちも疲れる。
今は配信がとても充実してるけど、
字幕がないので観ても内容がわからない。
 
だから劇場から、事前に用意していますよ、ぜひどうぞ、と
おっしゃっていただけるのは、とてもとても嬉しいことでした。
 
ただ、まだ公式サービスではない。
私が手元で文字を見ていることについて、
劇場係員の方が周りの方にアナウンスしてくださっているが、
ビックリされているのだろうなという視線を感じることもある。

コロナ禍の今、ビックリされている方に
こちらからご理解を得るために
話しかけることも憚られる。
 
普段、字幕を最初から用意してくださる舞台では、
観劇中に文字を見ている人がいるのは当たり前。
劇場係員の方が周りの方にアナウンスすることはない。

聞こえない人が舞台を観るためには、
文字を出すための端末が必要であること、
文字を見ながら舞台を観るということについて、
ご理解が広まりますように。。

宝塚大劇場で、同じようにタブレットを使用して観劇した

中途失聴の宝塚ファンの方のブログを リブログさせていただきます。

 
<おまけ①>
アナスタシア(本人)のwiki、
内容は夢も希望もないが
4歳の時に描いた絵が超絶可愛いので、
夢も希望もないことを許容できる人は見て欲しい
 

<おまけ②>

アナスタシアというお茶がある。

アナスタシアの伝説からインスパイアされたお茶で、

柑橘の香りだそう。

日比谷シャンテ地下1階で発見。