たからっ工房です。

店主の生まれた地域には、最北の大河と呼ばれる天塩川が流れています。

 

天塩川は、長さ256 キロメートルに及ぶ全国第4位の川。

北見山地の天塩岳を水源とし、北へ向かって流れている川で、

天塩川流域は、美しい渓谷美を見せる上流部、山間を流れる中流部、

蛇行の著しい下流部に分けられます。

 

天塩川流域での産業は、

上・中流部では稲作や畑作が盛んで下流部では畑作や酪農が営まれています。

また、河口近くではサケ・マス漁のほか、

「蝦夷(エゾ)の三絶(絶品)」の1つであるヤマトシジミ漁が盛んです。  

 

緯度は44度くらい。

 

さて、テムズ川。

テムズ川は長さ346キロメートルある南イングランドを流れる川で、

川にはたくさん有名な橋が架かっており、

その中でもタワーブリッジやミレニアムブリッジ、

ロンドン橋は世界的にも有名な観光地です。

 

緯度は、50度くらい。

 

このテムズ川の支流の名前がつけられたデザインがいっぱいあります。
①「リー」、②「ケネット」、③「チャーウェル」、④「クレイ」、

⑤「ウィンドラッシュ」、⑥「イーブンロード」、⑦「ウォンドル」、⑧「ウェイ」など、いずれも大変細かく豊かな表情を持つ植物柄のウィリアムモリス氏の作品です。

 

イギリスには、一度も行ったことがないのですが、

こういう風景があるのかと思いをはせたりもしています。

 

 

 

 

 

 

1860年から1865年のレッドハウス時代。

1861年にモリス・マーシャル・フォークナー商会が設立され、

ステンドグラス、壁紙、タイルパネル、椅子などなどを制作販売していたそう。

 

個人的には、この格子垣でバラを育てつつ、

素敵な赤レンガの壁に包まれた住宅でのんびりと暮らしたいと願っています。

 

1881年にマートン・アビー工房を設立。

ここでは、「青、赤、黄、茶」の天然染料で、染色し、抜染していたそう。

青は、インディゴ。赤は、茜やコチニール。黄色は、ウェルドや樫の樹皮。

茶はクルミ。他の色は、これら4色を混色してつくられたらしいのです。

 

モリス商会の商品カタログとして発行されていた、

プリンテッド・リネン・アンド・コットン。

ぜひ、隅々まで現物をみてみたいものです。

 

1891年にケルムスコット・プレスを設立。

この私家版印刷工房からは、98年までの間に53点、66巻が刊本されたそう。

 

 

2024年6月30日までは、

春季特別展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」と題し、

 

新居浜市美術館にて展示されているそうです。