☆15分ほどの質疑のうちの、冒頭部分のみ。

この質問のあとに、DNA鑑定方法の有用性

などについて質問☆



平成26 11 5

衆議院法務委員会速記録(議事速報)


○奥野委員長次に、鈴木貴子君。


○鈴木(貴)委員今回もこうして質問の時間を

いただきましたことを、まず冒頭、感謝、御礼申

し上げます。

さて、まず最初に、きのうの参議院の予算委で

の大臣の答弁について質問させていただきたいと

思います。

きのうの参議院の予算委において、民主党の水

岡議員が、西川大臣の過去の収賄容疑に関する質

疑をなされました。その際、上川大臣は答弁で、

具体的な事案に照らしてはお答えできないと述べ

られましたが、西川大臣のこの件に関しましては、

一九七一年九月、今から四十三年も前で、完全な

る終結案件であります。でありながら、答弁でき

ない、答弁拒否が見合うと判断された理由は何

んでしょうか、大臣、お答えください。

○上川国務大臣四十三年前であるからというこ

とだけではなくて、個別の案件ということでござ

いましたので、答弁は差し控えたいということで

申し上げたところでございます。

○鈴木(貴)委員過去の法務大臣、例えば谷垣

大臣もそうでありましたが、過去の終結案件に関

しては、個別の案件であっても言及をされていら

っしゃいます。当法務委員会においてもそうであ

りますし、また、質問主意書など、閣議決定をな

されたペーパーの上でもそういった言及もなされ

ているわけであります。

上川法務大臣だけがなぜ答弁拒否ができるのか、

その特別な理由をぜひお聞かせください。

○上川国務大臣昨日の状況ということでござい

ますが、お隣に御本人がいらっしゃったというこ

ともございますし、また、いろいろ関係する御議

論もありましたので、その中での答弁ということ

で、差し控えさせていただきたいというふうに申

し上げたところでございます。

○鈴木(貴)委員西川大臣のことをおもんぱか

ってということでありますが、であるならば、こ

こは答弁拒否ではなく、法と証拠に基づいて適正

な捜査が行われたがために西川大臣の件に関して

は不起訴処分がなされたと、正々堂々とおっしゃ

るのが、西川大臣の名誉のためでもあり、また、

上川法務大臣としての答弁のあるべき流れではな

かったのかなと思うのですが、なぜ、法と証拠に

基づいて適正な捜査がなされたではなく、答弁拒

否をされたのかの理由をお尋ねさせていただきま

す。

○上川国務大臣四十三年前のこうした事情につ

きまして結論が出たということにつきましては、

そのとおりだというふうに思っております。私、

そのことについて詳細に存じ上げるところでもご

ざいませんでしたし、また、そのことについてま

さに議論があったということでありましたので、

その場におきまして、答弁は差し控えたいという

ふうに申し上げたところでございます。

○鈴木(貴)委員ありがとうございます。

過去には、法務大臣になれば、個別の案件に関

してはお答えできない、そしてまた、法と証拠に

基づいて適正な捜査が行われ、この二つさえ法務

大臣はわかっていれば答弁を乗り切れるんだとい

うような失言をなされて、実際に問題になったこ

とは、今この委員会の中がどよめいていることだ

けでも明らかであると思います。

そういった意味でも、上川大臣はそのようなお

考えはないものであるということを改めて確認さ

せていただいたわけであります。