お疲れ様です、高建です。
あっという間の1年間でしたね。
今年の12月は暖冬のせいか、雨が多く仕事に少なからず影響がでましたが、底冷えするような寒さはなかったので助かりました。
冬の外構工事は凍結等の恐れもありますから、普段より何かと気を使い大変です(^_^;)
職人も人間ですからね…
寒い場所での外仕事は結構キツくて、それぞれ防寒対策が必要となってきますよー。
そこで…
夏の空調服に続き、モバイルバッテリーを使用する電熱ヒーターベストを購入致しました(・∀・)
着用する際に、隙間がない方が温かいとのレビューを参考にしまして、LサイズをAmazonでポチっとしましたよ。
ワクワクしながら配達を待ち、到着後にすぐさま開封。
そして着てみました!
ん?
これは…?
ピッチピチじゃね?
༼;´༎ຶ ༎ຶ༽
………やってしまった💧
これはちょっとハードに動いたらビリっと破けそうな感じ。
試しに真冬の海釣りで着用しましたら、かなり温かくカイロ要らずのスグレモノです。
でも…
キッツキツで苦しいぞ?
通常上着はLLを着用しているので当然と言えば当然でした💧
仕方ないので、S~XLまでサイズ調整可能な少し安い電熱ベストをもう1着購入。
こちらの商品は、かさばらず薄手なのでインナーに最適な感じでした。
そして温かい♪
これで、仕事も釣りも寒さに負ける事はありませんね!
寒い時って職人さん、無意識自然に肩を丸めてポケットに両手を入れてしまったり、腕を脇の下に挟み込んだりしますよね。
自分的には
現場でこれは完全アウトです👍
どんなに北風ピューピュー寒くても、ビシッと振る舞う事がプロの職人だと思うんですよねぇ。
若い頃それを教えてくれたのは、ある1人のお客様でした。
僕がまだ20代半ばの頃、かなり大きな庭石を据え付ける工事現場での出来事がきっかけです。
そのお客様はクレーン会社の社長さんで、自らオペレーターとして、大きな石を吊り上げる操作をされていました。
その日は特に寒くて、雪の降る中で
親方の指示通りに動いて作業をしていましたが、あまりの寒さにちょっと嫌々仕事をしていた状況。
夕方になり、クレーン車から降りてきた社長さんに言われました。
「おい!いくら寒くてもな、肩をすぼめながら袖の中に手を入れたりして仕事をするな!」
はぁ?Σ(ಠ_ಠ)
「親方を見てみろ!寒い素振りなんて1つもない!お前は金もらってんだろ?金もらってるならプロなんだよ!プロならプロらしく仕事をしろ!」
カッチーン(~_~メ)
(何だと!?このヤロー💢)
寒いのに寒い素振りをして何がいけないのか?
当時まだまだヤンチャが抜けてない僕は、全く理解出来ず社長さんに対して不満気に睨みつけてしまいました。
「あーん?なんだその目つきは!」
「親方!こいつはダメだ!謝りもしねーし態度が悪い!こんなチンピラ2度と来させるなよ!」
はい、ここで若かりし僕の我慢が限界を超えてしまい…
怒りのコントールが出来ずに唾を吐いて、しかも周りの物を蹴ったり壊したりしちゃって、もう社長さんと喧嘩寸前の状況になりました。
すると様子を見ていた親方が…
「申し訳ありません…私の指導が足りてなかったようで。中途半端ですがこちらの仕事は引き上げさせて頂きます。工事代金もいりません。」
「いやいや、そういう事じゃないでしょ!」
「大変申し訳ない事ではありますが、ウチの若い者にああ言う言い方されては私も面白くはないですから。今日で撤収させてもらいます。」
「いやいや…おかしいだろ…」
僕は…
その会話を呆然と聞いていました。
自分のせいで親方が頭を下げて謝り、数百万円の仕事を目の前で蹴っ飛ばしてしまったのですから。
言葉が見つかりませんでした。
会社事務所に戻ると、ずっと悔しさうな顔をしていた親方が口を開きます。
「高橋君よ、あんな言い方されて俺も頭にきちゃったよ。ま、仕方ないよな。これも勉強だぞ?ああ言うお客さんもいるんだよ。見てないようで見てる。職人は常に誰かに見られると意識しないとダメなんだ。これからは気を付けてくれよ。それに喧嘩っ早い所も直さないとだぞ?自分が損するだけ、そこは大人にならないとダメだ。」
寒くて、袖に手を潜り込ませただけでこんな事になるなんて…
思わず親方の前で泣きました。
悔しくて悔しくて涙が止まらなかったです。
俺は本当に馬鹿野郎だって。
一晩頭を冷やし、そして翌日の夜に、クレーン会社へ1人で出向いて揉めた社長に謝罪しました。
親方を思い猛烈に反省しましたね。
社長さんからは、少し強く言い過ぎたからと、これから頑張ってやれよと、強く肩を叩かれ激励して頂きました。
社長さんの経営者としての厳しい目が、プロ意識の足りてない若造の安易な振舞いを、軽く見逃す事が出来なかった訳ですよね。
また、見込みがなかったり、どうでもいい奴なら逆に何も言わなかったともおっしゃっていました。
その日から今日に至るまで、どんなに暑い夏の日も、冬の凍えるような寒い日でも、常に気を引き締めて行動するよう心掛けています。
辛い状況であっても平然を装い、身なりもキチンと整えて、職人としての振舞いを意識しながら仕事と向き合うようにしてきました。
見ているのは現場のお客さんだけではありませんから。
ご近所の方や通行している車からも、僕等は人に見られていますからね。
誰の目にも、現場ではプロの職人として見てもらえるように、自分から意識をもつ事はとても大切だとを思うんです☆
職人として寒くても大切な事。
それは…
寒くない振りをする事
そう、振りですね…振り( ;∀;)
でも自分はもう若くはないので、やせ我慢プラス防寒ですかね。
そこにお金かけるしかないです。
電熱ニットキャップと電熱ソックスもポチっとしちゃおうかな💦
目指せ電熱職人!
以上です!
それではまた来年( ´∀`)/
良いお年を☆