川平多花のなんでも興味津々

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06Aug
- 最近家に居る時間が多くて
  こんにちは多花です。最近家にいる時間が多くなっておりますが（コロナの関係で）なんとその時間が更に長くなってしまいました。仕事中に右足を負傷してしまい歩けなるという悲劇・・・・（泣）。泣く泣く仕事をお休みしなくてはならなくなり、時間を持て余す始末です。そうなると大好きな読書を沢山できると思いきや、ぼーっと考え事ばかりしています。目が悪くなったせいで長時間の読書がつらくなってきている事に年齢を感じずにはいられません（苦笑）。見た目がおぼこいので若く見られがちですが、やはり老化してるみたいです（笑）。本を読んで無い時間に録画されているテレビ番組を（全録しているのでザッピングで見ています）見る事が増えているのですが、お笑いの第七世代と言われる三組がやっている某番組で作家でもある又吉さんがゲストとして出られておられて、レギュラーメンバーの書いた短編小説を添削するコーナーがあったのですが、売れているお笑い芸人さんというのはやっぱり才能があるのだとあらためて思いました。どなたの作品も素晴らしいものばかりで感心させられてばかりで個性を存分に発揮する皆さんに驚かされました。勿論、批評する方の又吉さんの目線も素晴らしいものでなんて深く読み取るのだろうとこれまたうならされました。成功する人というのはやはり素晴らしい才能をお持ちなんだなと改めて確認した次第です。普段あまりみないバラエティー番組もたまには見てみると色々刺激を受けていいなと、これも怪我の功名だなと思いました。ではでは
18Jul
- 楽しいですねーフィクションって
  こんにちは多花です。世の中コロナで大変ですが皆さんお元気でお過ごしでしょうか。家にいる時間が長くなると、妄想好きな私は妄想が止まらなくなります（笑）。子供の頃から妄想好きだったのですが、インドアが増えると歳をとってさらに悪化していることに気づかされました（苦笑）。でも想像力というのは鍛えれば鍛えるほど成長するそうなので悪いことばかりではありませんよね。ポジティブに捉えることにしましょう。フィクションというのはそういう創造物の集合体なので作家というのはその部分の能力が高いことにこしたことはありません。しかしプロの作家さんの想像力というのはその名の通りプロなので素人の私が及ぶまでもなく凄いものです。今回ご紹介するのはそんな想像力の凄さを体感できる作品。「森博嗣」先生のGシリーズ第五弾。「λ（ラムダ）に歯がない」です。タイトルからしてなにか不気味な感じがしますが、物語は実に淡々と描かれていきます。おなじみの密室トリックがメインなのですがそのトリックのを暴くには、並大抵の想像力では歯が立ちません。真実を知った瞬間「は？」となること間違い無しです。フィクションの素晴らしさを体現できるでしょう。でも科学的にはできるらしいですよ。やるかやらないかは別でしょうが、あながちそんなバカなではないところが森先生の凄い所ですよね。ではでは「λ（ラムダ）に歯がない」λに歯がない λ HAS NO TEETH (講談社文庫) | 森博嗣 |本 | 通販 | AmazonAmazonで森博嗣のλに歯がない λ HAS NO TEETH (講談社文庫)。アマゾンならポイント還元本が多数。森博嗣作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。またλに歯がない λ HAS NO TEETH (講談社文庫)もアマゾン配送商品なら通常配送無料。www.amazon.co.jp
05Jul
- 映像では無いからこその表現
  こんにちは多花です。私、読書が大好きですが、映画を見るのも大好きです。でも文章の方が好きなせいもあって、映像を見ながらでもこの場面をどのように文章で表現するかという見方をしてしまいます。映画ではできる表現でも、文章にすると難しいということは多々あります。逆に、文章ではできても、映像では難しいと言うことも多いです。今回紹介する作品はそのようなギミックを使った作品。「森博嗣」先生のGシリーズ第四弾。「ε（イプシロン）に誓って」です。文章で表現しているからこそのミスリードがこの作品の醍醐味。森先生は文章によるギミックを割と使いますがそれは人物の描写に多かった傾向で今回は物語の仕組み自体に仕掛けられています。ミステリー好きの人は序盤で気が付く人がいるとは思いますが、毎回の事ながらわたくしは完全にだまされていました（笑）。終盤の終盤でやっと違和感に気が付く始末です。沢山読んだからといって、全く進歩しない私の頭脳！！でも、だまされるのはミステリーの醍醐味ですのでこれはこれでお得な体質だとも思います。主要登場人物の一人の家族模様が垣間見る事ができてクスッと笑えます。ではでは「ε（イプシロン）に誓って」
27Jun
- やっぱりミステリーは洋館なのか？
  こんにちは多花です。ミステリーの舞台と言えば皆さんはなにを思い浮かべますか？私はなんといっても「館」です。それも外部と連絡がとれなくなった館がミステリーの舞台としてはうってつけではないでしょうか？まあ、正直いうと今の世の中にそのような場所がどれほどあるか大きな疑問ですし、その少ない場所で殺人事件が起こる可能性たるやどれ程奇跡的なシチュエーションなのでしょう。しかし今日もそんな奇跡的な事がミステリーの世界では起こってしまうのです（笑）今回ご紹介するのは「森博嗣」先生のGシリーズ第三弾「τになるまで待って」です。嵐の中、外界と孤絶した洋館で殺人が起きます。鳴り響く雷の音、開かないドア、通じない電話、密室。これでもかとミステリー要素満載です。それも殺されたのは超能力者。どこまでマシマシに盛り付けるのでしょう？クローズドサークルの典型とも言えるこの作品。前回同様、あの三人の大学生が巻き込まれます。今回はお隣の探偵赤柳も加えて謎解きに挑戦しますが、結果あの人の凄さが際立ってしまうというオチに。途中色々な推論が出てきて想像をかき立てられます。自分の推理もその中にあったりするのですがことごとく覆され、自分のあまりに凡庸な推理力に落ち込むこと多数。やはり、天才というのは別世界の生き物なんですね～。シリーズの中では比較的古典的な物語構成のため新しさはありませんが、やはりミステリー好きはこの舞台設定に胸躍らせないわけがありませんよね。結末は少しもやもやしますが、これはこのシリーズに一環している傾向です。ではでは「τ（タウ）になるまで待って」
20Jun
- ご無沙汰すぎて書き方忘れた・・・・
  こんにちは多花です。しばらくの間ネット生活か離れていた（SNSも含め）のでなにか世の中に取り残されている感じがありましたが久しぶりに帰ってまいりました。ここ最近は自分の引き出しにインプットする作業を繰り返していました。たまっていた本を読んだり、映画をみたり（撮りだめていた物）、自分の書いた物を読み返してみたりしていました。その他には好きな音楽を聴いたり、好きな絵を見たりひたすら入力をしておりました。世の中が大変な騒ぎになり逆に自分を見つめ直す時間ができたと前向きに捉えて生活を送っていました。そろそろインプットだけではなくアウトプットもしてみようかと久しぶりにアメブロに投稿してみた次第です。ここ最近はTwitterくらいしか利用していなかったので長い文章を書く書き方を忘れてしまって、なにかぶつ切れな感じの文章になってしまいますが、そこは慣れるまでご勘弁を・・・・。次回からは再び読書レビューを書きますのでどうかお付き合い下さい・・・・。ではでは
26Apr
- シリーズは続くよどこまでも、どこまでも
  こんにちは多花です。シリーズが長くなってくると、当然のことながら登場人物も増えてきます。そうなるとシリーズのファンはあの登場人物は今頃どうしているかな？とか物語に書かれていないところまで考えたりするようになります。それこそが長編シリーズの醍醐味というものです。今回紹介する作品も例にもれずです。「森博嗣」先生のＧシリーズ第二弾。「θは遊んでくれたよ」です。このお話では、前の第一弾では名前だけの登場だった「犀川先生」が満を持して登場します。西之園萌絵との相も変わらずの掛け合いが笑いをさそってくれます。シリーズのファンなら思わずほっこりしてしまうことでしょう。さらに、萌絵の親友「反町愛」も登場し、シリーズのファンをさらに楽しませてくれます。今シリーズの主要人物の大学生三人組の掛け合いも絶好調で探偵赤柳の真面目さとの対比が非常にすばらしい。トリックは凄くひねっているわけではありませんが久しぶりに推理小説っぽい作品になっています。またも意味深な文字によって紐付けられる事件の後ろにはあの天才がいるのでしょうか？まだまだ先が長そうなこのシリーズですが謎が深まるこの書き方。ひっぱるの好きですね森先生。これからも楽しませてもらえそうです。ではではθは遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ
24Jan
- シリーズは続くよどこまでも
  こんにちは多花です。読書好きな私ですが、それ以外にも趣味が多すぎて（笑）最近少し読書がおろそかになっている次第です。といっても読んでいない訳では無く、毎日本は開いて読み始めはするのですが、仕事に趣味に体力を使い過ぎているせいか目が疲れていて直ぐ睡魔に襲われ寝てしまうというサイクルになってしまい、一冊を読み終わる時間が徐々に延びてしまっている状況で、感想を書くのも滞ってしまっています。読書レビューと言いながらまったく書けていない現状に少し反省している次第です。そうはいっても数冊は読了しているので少しづつでも書いていこうと思いますので、お付き合いお願いします。長い間読み続けている森先生のＳ＆Ｍシリーズからなる一連のサーガも随分長いこと読んでいるにも関わらず、毎回新作を読むたびにドキドキする大好きな作品です。今回紹介するのは、「森博嗣」先生の「φは壊れたね」ですＧシリーズと呼ばれるシリーズの第一弾であるこの作品。代表キャラでもある「西之園萌絵」が大学院生になって登場し後輩の学生達と難事件に挑むのですが、今までのシリーズと違って少し身近な感じのキャラクターが多い印象の中、一人異彩を放つ海月君が良い味を出してます。なかなかの変人キャラ、好みです（笑）。ミニ犀川とでもいうのでしょうか？登場人物が普通の学生という事もあり、巻き込まれ感が強いですが実はわたしはこういった普通の登場人物の多い作品の方が好きで、あんまりスーパーマン、スーパーウーマンばかりが出てくる作品より入り込めます。海月君は変人ではありますがどこか親近感がわく感じですし・・・・。少し後ろに見え隠れするあの天才は物語にどうからんでくるのでしょうか？このシリーズは一作目から時系列が並んでいるので、一作めのこの作品から読む事をおすすめします。ではでは・・・・φは壊れたね
03Jan
- この手のお話が私も書いてみたい
  こんにちは多花です。前々回に書いたレビューの続きです。綾辻行人先生が書いた学園ホラー作品の傑作「Another（下）」です。上巻では前半の、のんびり学園物から一機に駆け上がり後半は一気に物語りが進んでホラーの要素が濃くなるというかなりのアップダウンのある構成になっていましたが下巻は、上巻で提示された謎は謎のままどんどん物語は進み先が知りたく読むスピードはどんどん上がります。ミステリーよりもホラーの要素が色濃くなり少し苦手な人もいるかもです。後半の合宿場の部分はいっきにまくしたてるように進みオチの部分があっさりしているので「えっおわり？」となってしまうかも。オチの構成としては綾辻行人先生得意の叙述トリックなのですが私は今回何故か途中で気が付いてしまい衝撃は少なめでした。眼帯少女の描写がとても上手くキャラだてがうまいな～と感心しました。私もこのように魅力的なキャラクターが描けるようになりたいものです。小説ならではのこのトリックは、よほど上手く書かないとなりたたないのでかなりの筆力が必要ですよね。勉強になります。綾辻行人先生の才能を十二分に感じる事が出来るこの作品。おすすめです。ではでは「Another（下）」
31Dec
- 私を救ってくれた歌声のお話
  こんにちは多花です。２０１９年も終わろうとしているので、一言書こうと思い一年を振り返りました。今年前半は思っている事も順調に出来て趣味にも邁進し、読書も思ったように出来て充実した一年になるものだと思っていました。それが突然一変したのが七月のあの日でした。昨日までの当たり前の日常が当たり前でなくなりました。昨日まで普通に話していた母がこの世を去りました。さよならも有り難うもいう暇がありませんでした。交通事故などの突然の別れなら逆に諦めがついたかもしれません。本当に突然のわかれでした。嵐のような日々が通り過ぎて、平穏な日常に戻ってもやはりことあるごとに母の子とが頭をよぎり、物事に集中出来なくなりました。好きだった読書も滞るようになりました。気が付けば涙を流している事が多くなりました。そんな時私を救ってくれたのが素晴らしい歌声でした。ずっと大好きだった大原櫻子さんのライブに母が亡くなってすぐ行くことになった時私は少しうしろめたい気持ちがありました。母が亡くなって直ぐの私がライブなどに参加するのは不謹慎ではないかと心のどこかにありました。それは大きな間違いでした。まっすぐに努力をして歌を届けている大原櫻子さんの姿に私は感動のあまり涙が止まりませんでした。恐らくこのライブに参加していなかったらこんなにはやく気持ちを切り替えることは出来なかったでしょう（時々落ち込む事はありますが・・・）以前ブログでも書きましたがこのライブのＭＣで大原櫻子さんも身近な人を亡くされた事を話されていました。それなのにそんな事は微塵も見せずみんなを元気づけるために笑顔で素晴らしい歌声を聞かせてくれる。私が落ち込んでいても周りの人間を心配させるだけだ。悲しいのはあたりまえ、でも後ろを向いていても仕方が無い。それからまた気持ちを前向きに持てる様になりました。まだ完全に立ち直ったわけでは無いけれど一歩前にすすみたいと思います。来年は一日から勢力的に読書してこのブログもできるだけ更新していきたいと思います（できるだけ）書きかけの小説もあと少しで完成なので頑張ります（笑）来年も皆様にとっていい年であります様に・・・・ではでは・・・・
03Dec
- 学園ホラーも書けるのね
  こんにちは多花です。ご無沙汰しております（笑）昔から好きな作家さんに綾辻行人先生がいます。館シリーズで有名な作家先生ですが、その中でも「十角館の殺人」はとても有名な作品で当時これを読んだ私はあまりの完成度の高さに感動を覚えました。勿論先駆者のオマージュとしても素晴らしいのですが隠さないように描いて隠すという高等テクニックは本当に感心しきりです。今日ご紹介する作品はそんな綾辻行人先生の作品なのですが王道ミステリーと思いきや学園ホラーという振り幅の凄さ。よくある学校の七不思議的なところから話しが進み一人の青年の日常を描いているのですが、徐々になにか違和感が漂いだし、次第に冷たい恐怖が忍びよってくるこの展開ぞくぞくします。上下巻に分かれているこの作品上巻はほとんど問題提起に費やされますが最後に少し種明かし。これにはほとんどの読者はうなると思います。下巻の紹介の紹介はまた次回に・・・ではでは今回ご紹介したのは「綾辻行人」先生の「Another （上）」です。
10Nov
- 最後がこうなるとは
  こんにちは多花です。大河のように長いシリーズもとうとう最終章に。まさか、シリーズ物の最後がこのような形式になるとは。ミステリーの最終章なのに事件が起こらない（笑）そもそも、ミステリーでは無かったのかな？ジャンルを決めつける意味はないんでしょうがまるでポエムでも読んでいるような感覚に陥りました。このシリーズの最初にコレを読んでしまったら「？」となってしまう事請け合いです（笑）「森　博嗣」先生の四季　冬です。四季シリーズの最終章ですがS＆Mシリーズの総決算ともいうべき作品です。一度読んだだけでは理解不能な表現も多いこの作品。何度も読む事によって、スルメのように味わいがまします。まさに川が海にたどり着くように今までの事柄が語られていきます。長かった物語も一段落しますが、海にたどり着いたからといってお仕舞いではないのが森先生の凄いところ。このシリーズとは一生の付き合いになりそうですではでは四季冬
18Oct
- 壮大な前振りの終着点
  こんにちは多花です。お久しぶりです（苦笑）。読書レビューのブログといいながらほとんどレビューを書いていない状態が長く続いてしまいどうもご迷惑をおかけしました。読書の方に集中しすぎて、アウトプットをおろそかにしてしまい反省しきりです。今回ご紹介するのは本当にずいぶん前に読み終わっていたので内容を思い返すために、再読してさらに時間を費やすという無駄な事をしてしまった作品です。S&MシリーズとVシリーズを通してふりにふっていた前振りをすべて回収するような作品「森　博嗣」先生の四季　秋　です。S&MシリーズとVシリーズの登場人物の関係性やちりばめていた伏線を回収しまくる」この作品。タイトルになっている四季自身は登場しないのに四季シリーズというこの違和感（笑）しかし真賀田四季というキャラクターがすべての登場人物に少なからず影響を与えていることがある意味表現されています。あの二人の関係や、あの二人の関係も少し進展でしょうか？ここまで考えていた上で今まで書いてきていたとしたら「どんな前振りやねん」と思わず突っ込みたくなります。作品の内容としては、今までの作品を振り返るといった趣が強いのでこの作品単体としては？ですが、森作品のファンには大満足でしょう。今までの作品を読んでから手にする事を強くおすすめします。ではでは四季秋
03Oct
- 観劇で感激（苦笑）
  こんにちは多花です。今日はミュージカルを観劇してまいりました。「怪人と探偵」です。もちろんなぜ見に行ったかというと、大好きな大原櫻子さんが出ているからなのですが、もともとミュージカル好きな私は多いに楽しめました。江戸川乱歩先生の作品は小学生の頃から大好きでまさか怪人二十面相がミュージカルになるとは。怪人二十面相役の中川晃教さんの歌声が好きすぎました。もちろん大原櫻子さんの歌声は最高でした（笑）楽しい雰囲気もふんだんに盛り込まれているにもかかわらず深いテーマのしっかりと描かれた、とても味わい深い作品でした。六角精児さんの雰囲気が作品のアクセントになっていてとてもよかった。もちろん大原櫻子さんは最高に美しくかわいかった（笑）東京スカパラの音もよかったな～。まさに感激の観劇でした（チャンチャン）見る機会があったら是非見に行ってみては？（チケットの問題がありますが）ではでは
14Sep
- この手の話しが少し苦手
  こんにちは多花です。読書を沢山しているとスムーズに読める時となかなか前に進まない時があります。前者は当然好きなタイプの物語や文章を読んでいる時です。後者は苦手なタイプのお話や文章を読んでる時です。私が好きなタイプの文章は少しほのぼのとした感じで進むタイプの物と緊張感のあるハラハラドキドキのタイプという両極端の物です。反対に苦手なタイプのものというのが今回紹介するタイプのお話です。今回ご紹介するのは「森博嗣」先生の「四季　夏　Red Summer」ですどうしてこのお話が苦手かというと（ネタバレ注意）幼い少女が年配の男性に女として言い寄るという様な展開がどうも苦手なのです。基本色恋事が苦手というのもあるのですが男と女が駆け引きするような展開が苦手なんですね。なので当然恋愛小説はほとんど読みません。男と女の駆け引きといってもさっぱり書いてもらえれば全然問題無いのですが、ドロドロした心理戦や世間的に認められていない困難な恋愛などを小説で読むのが何故か苦手なのに最近気が付きました（笑）シリーズの二作目としては他シリーズとの交錯もあり重要な場面でもあるので、物語の位置づけとしてはとても大事な作品だと言えますではでは四季　夏　Red Summer
27Aug
- 視点が変わっている
  こんにちは多花です。前回ご紹介した作品で一段落したと思いきや今回紹介する作品でまた緩やかに物語は動き出します。今回紹介する作品に登場する主要人物はある意味森作品を代表（体現する）キャラクターといえる天才真賀田四季です。いろいろな作品で天才というものは描かれていると思いますがこの真賀田四季というキャラクターはそのどれにも似ていないといえる強烈な個性と輝きをはなつキャラクターです。その天才がどのように形成されていくのかという過程が描かれているのですが、その視点の書き方が独特で感情移入が難しい作品でもあります。一回読んだだけでは理解するのが難しいかも。今回ご紹介する作品は「森　博嗣」先生の「四季　春　Green　Spring」です。この四季シリーズで物語は再び緩やかに動き出します。天才の天才たる所以も見られますよ。ではでは四季春 Green Spring
16Aug
- 一段落
  こんにちは多花です。シリーズ物を読んでいると終わってほしくない気持ちと一息つきたい気持ちが混じり合うタイミングが必ず訪れるものです。ここまで紹介してきた森先生の「Vシリーズ」も今回紹介する作品で一段落です。S&MシリーズとVシリーズのつながりが描かれています。その事実を知った時はびっくり。Vシリーズをもう一度読み返してみると、作者の細かい気遣いがありとあらゆるところにちりばめられていた事に改めて関心してしまいます。読者に違和感を持たせない様に隠蔽する書き方のうまさにあきれるほどです。次のシリーズへの布石もしっかり書かれていて作者はどこまでの設計図を描いた状態でこの物語を書いているのか聞いてみたくなります。頭のいい人というのは本当にすごいですね。今回紹介するのは「森　弘嗣」先生の「赤緑黒白」です。このタイトルも意味深ですよね。物語の中にもｌこの色の話が出てきますがそれ以外にもなにか匂わせています（笑）長く続いたこのシリーズも一段落ですがサーガはまだまだ続きそうですよ。ではでは赤緑黒白
04Aug
- はい、そんなアホなです（笑）
  こんにちは多花です。ミステリー好きな私がミステリーの何に惹かれるのかと考えたところ、いくつか候補が挙がります。まず、非日常のドキドキ感です。人が殺される事にドキドキするなんて不謹慎と言われるかもしれませんが、やはり命に関わる問題というのは人を引きつけるものです。ホラーやサスペンスが好きというのもこの要素のせいでしょう。もう一つはトリックです。不可能と思われる事がある方法を使えば可能になる。それをあれこれ考える楽しみ。これはまさにミステリーの醍醐味ですよね。小説ならではのトリックというのが最近ははやっていますが（文章に隠された仕掛けで読者をだますというやつです）これは厳密に言うと、トリックでは無いと思います。読者には見えていないだけで、登場人物には見えているのですから物語の中ではそれは謎でもなんでもないからです。最近このタイプが増え過ぎてすこし残念に思います。とはいえ、私の書く物語も実はこのタイプが多いのですが（苦笑）今回紹介するのはまさにトリックというトリックです（笑）トリックが明かされる際ほとんどの人が「そんなアホな・・・・」と突っ込むでしょう（笑）「森　博嗣」先生の「朽ちる散る落ちる」です以前事件の現場にもなった土井超音波研究所に隠されていた秘密の地下室で死体が発見されたのだが、その部屋は密室だった。典型てき密室トリックと思いきや、とんでもないギミックが隠されています。読んでみて、みなさん突っ込んでください（笑）ではでは朽ちる散る落ちる Rot off and Drop away
29Jul
- 定番はやっぱりすごい
  こんにちは多花です。物語を創作するにはやはりインプットが大事です。最近はインプットのほとんどを読書にしているせいですこし小説的表現のほうに偏ってしまっているような気がして、すこしインプットの仕方を変えようと久しぶりに映画を見に行ってきました。さて何を見ようかと考えたところ、いや～見たい映画が多い事に驚きました。とはいえ、やはり一番目についたのはど定番でした。そう、「トイストーリー４」です。シリーズはす映画館で見てきたので今回も外せません。前回少し悲しい方向に話しが向いたので心配しましたが、その心配が見事に的中してしまいました。ネタバレになるので書きませんが一緒に見に行った人間いわく「悲しすぎる」でした。私の考えとしては、この展開しかないでしょうと思っていた（主人公を苦しみから解放する方法として）ので納得だったのですが、あり得ないといっている人も多いみたいです。でもさすがディズニーですね。安定感抜群です。ストーリーとしては、王道で定番の展開なのですがその定番でも感動させる作り方が秀逸です。相も変わらず勉強になります。創作意欲に火がついたので見に行った価値はありましたね。やっぱり、人に感動を与えられる芸術を作り出すというのは人間に与えられた素晴らしい能力だと、改めて感じさせられました。定番中の定番ですが、おすすめです。ではでは
20Jul
- 読書再開
  こんにちは多花です。しばらく忙しく読書も停滞していましたが、無事再開いたしました。ブログのほうも更新しないでいましたが少しづつでも再開していきたいと思います。少し前に読了したものになるので思い出しながら書きたいと思います。シリーズ物を読んでいると当然登場人物に思い入れというのが強くなるのは当たり前の事ですよね。そのキャラクターを好きだからそのシリーズを読むというのも読書の楽しみ方の一つです。新しい登場人物もわくわくしますが、よく知ったキャラクターならではの安心感も捨てがたいものがあります。今回紹介する作品は二つのシリーズ物が交錯するというシリーズ物好きにはよだれがでるような作品です（笑）「森　博嗣」先生の「捩れ屋敷の利鈍」です。森先生の「S&Mシリーズ」と「Vシリーズ」が交錯します。その交錯の仕方が森先生らしい。時系列の設定が絶妙なのです。この手のギミックを書かせたら右にでるものはいないでしょうね。西之園萌絵と保呂草潤平が同じ舞台に立つという森ファンにはとっても楽しめる作品です。トリックも建築系のお得意の物でにやりとさせられるし車のくだりも関心させられますよね。犀川先生の登場の仕方も面白いです。森ファン大満足のこの作品。是非お読みください。ではでは捩れ屋敷の利鈍 The Riddle in Torsional Nest
11Jul
- 人生とは
  こんにちは多花です。七月に入って人生の中では大きな節目を迎えました。つい先日母が亡くなりました。何の前触れもなくサヨナラになってしまい悲しむ間もないような状態で一週間を過ごしました。父の落ち込み具合も大変なこともあって葬儀は私が仕切ることになり、ほんと怒濤の一週間でした。人生とはなんとはかないものでしょう。前回ブログを書いた時は大原櫻子さんのライブに行って生きる元気をもらいました。そのすぐ後に肉親の死を迎えることになり落ち込んでいたところ、すでにチケットをとっていた神戸の公演に参加するか迷いました。しかし家族のすすめもあり、息抜きも必要だということで参加することになりました。結論から言うと本当に参加してよかった。公演中は歌から元気をもらい明日から頑張ろうという方向に気持ちをもって行くことができました。大原櫻子さんのライブ終盤のMCで、櫻子さん最近身近な人を亡くしたと聞いて衝撃を受けました。涙があふれました・・・・。本当に参加してよかった・・・・。人はこのようにして前を向いて生きていくのだなと実感しました。大原櫻子さん、本当にありがとうございました。大好きです・・・。ではでは

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