あたりは一面は先週末の大雪で半永久氷結
寮の前には大きなかまくらが作られました

年明けから新しい教官、新しい訓練で色んな意味で不慣れな生活をスタートさせた2007年。
早く宮崎に戻りたいという気持ちが募る。
平日の晴れない気分を晴らす為に雪山登山に行って来ました。
同部屋の少年ぼく引率者ウルグアイ嬢の4人で。
岩内仙峡目指した山は大きな赤いつり橋が銀世界に映える岩内仙峡。立入禁止のロープを軽やかに乗り越え、登山開始。

ぼくは最大限の防寒着を身につけ、初めてのかんじきを履く。
お洒落な少年はジーパンにスニーカー、ブルゾンとファッション誌から飛び出てきたような格好
途中凍傷になりかけて引率者に防寒着を支給されてましたが。
引率者が途中遅れがちになって振り向くと雪を黙々と食べてました
そこでウルグアイ流のツッコミ、「Don't eat snoooow
無駄のない100点満点の的確なツッコミです
腰まで雪に埋まる道なき道を行くこと2時間半、登頂達成
冷え切ったおにぎりで軽い腹ごしらえをした後、下山開始。
引率者は何を思ったか、木々生い茂る林の中に飛び込み、体一つで雪の上を寝滑り下山開始。
雪がふかふかだから少々体をぶつけても痛くないんだという理論のもと。
2人目、3人目が引率者が寝滑った跡を行く
そして4人目のぼくもその跡を行く。
その時には完全にコースが仕上がってて、完全に一人ボブスレー状態。
雪が押しのけられ、途中山肌が見えててもお構いなし、枝々がその道を阻んでも完全無視の猪突猛進
途中木々に体が挟まれ、2分身動き取れませんでした
少年と引率者がキャッキャ、キャッキャとはしゃぐ中、ぼくは自分の意志で止まれない程スピードを増し、半泣き状態で滑降。
ウルグアイ嬢は木に激突したらしく激高
てんやわんやの滑降でわずか15分で下山
多分ギネスに載る記録
そんな新記録を樹立したぼくたち4人は、冷え切った体を温めるべく帰り道にあったそば屋さんで「生きてる」っていう至福を味わいながら一人一杯のかけそばをすするのでした。
雪山登山からの滑降下山、安全性を考慮するとぜひオススメしません。
引率者ぼく、ウルグアイ嬢、少年