今日は久しぶりに受講生さんに木製パネルの水張りを指導しました。絵画を勉強しているといつかはマスターしなくてはいけませんし、特に受験生は必須の技術です。検索からこられた方のためにも記録を残しておきます。

 まずそれぞれの材料の特性の理解が必要です。一度上手くできる方法がわかれば何と言うことのないスキルですができない人は、ずーっと不得意なことでもあります^^

 教室では受講生相互が使い回しできるパネルを用意しています。ですから貼り跡があっても気にせず使用しています。
 段取りが一番大切で、先にテープの必要枚数を用意しておくと楽になります。なぜならテープは裏ののりが少しでも水がつくと丸まって面倒なことになるので濡れた手で触るのは厳禁です。また使わない時は素早くビニールの袋で防滴しておきます。
 
 
 詳しい手順は現場でなくては説明が難しいですが、まず用紙を木製パネルより一回り大きめに裁断します。なお、慣れるまでは角が上手く収まらないので思い切って斜めにカットすると失敗がありません。
 裏返しにして用紙の裏面に水刷毛を縦横に使い水分を十分に行き渡らせます。
尚、紙の表面に水分がのったままにしないでぎらつきがなくなるまで待ちます。ここがコツです。

 そして裏返して乾いた表を上にしてパネルにのせます。

 中央部分から四辺方向に押し出すように空気を抜いていきます。
 四辺に折りクセを慎重につけていきます。

事前に用意したテープに刷毛を使って水をつけ(刷毛を固定してテープを動かす)素早く向かい合う辺から貼っていきます。
 きっと、角もきれいに折り込んでいると思います。とにかく内部に空気が残っているとぶよぶよになるので常に乾いたウエスで徹底的に押し出すのが全般を通してのコツです。

 左が講師の見本です。右が。。。今回チャレンジしてくれた受講生さんの木製パネルですがやはり少々表面がたるんでいます。このくらいたるむと乾いてもピンっと張らないので思い切ってやりなおした方が精神上よろしいのですが、高価な用紙の場合はなかなかあきらめがつきません><
 今日はさっそく、上手くいったパネルを使って制作されました。前から描きたかった「猫」のテーマだそうです。また一つスキルアップできて晴れやかに取り組まれていたのが印象的でした。
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