きのう(9/29)ファームの日程が終了しました。

 

ドラゴンズの砂田投手はユニフォームを脱ぐことになりました。

今シーズンは1軍で投げる機会に恵まれませんでした。

 

砂田投手は29歳。もう一花咲かせられる年齢だと思います。

 

砂田投手は北海道の出身。小学6年生の時には「NPB12球団ジュニアトーナメント」のファイターズジュニアに選抜されました。

登録は投手兼外野手、舞台はファイターズのホーム「札幌ドーム」でした。

 

しかし大会でマウンドに登ることはありませんでした。

 

大会後に砂田投手は、「大会で立てなかった札幌ドームのマウンド。誰よりも早く本物のプロの舞台のマウンドに立つ」と目標を再設定したんだそうです。

 

高校は故郷を離れて秋田の明桜高校へ。

そして2013年の育成ドラフトで横浜DeNAベイスターズの1巡目指名。

 

育成選手でセントラルリーグということは、念願の札幌ドームのマウンドに立つためのハードルがあります。

まずは支配下登録されること。

そしてもう一つは、リーグが違うために交流戦までに条件をクリアしなければいけないということ。

 

2015年の6月、交流戦を目の前に支配下登録を勝ち取りました。

 

当時の中畑監督に直訴するような形で「札幌ドームで投げたい」との思いを伝えたそうです。

その思いに対して中畑(当時)監督は応えるような形で。6月14日の札幌ドームでのファイターズ戦で見事プロ初登板を飾りました。

 

まさに自ら立てた目標に確実にたどり着いたのだということです。

 

その間には必死の努力があったことでしょう。

 

まだまだ年齢的には若いというのもあったので新天地を求めるというのもあったかもしれませんが、砂田投手は「引退」を決断しました。

 

立てた目標をしっかり自分のものにする努力と力があるのはすでに実証済み。

次の目標に向かってしっかりと進んでほしいと願ってやみません。

 

まだまだ頑張れ!砂田投手。

まずはお疲れさまでした。