一番センター天谷

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マツダスタジアムの場内アナウンスがコールした時、暖かな拍手が起こりました。

 

マツダスタジアムの記者席に来ています。

 

カープの天谷宗一郎選手の引退試合です。

 

天谷選手は2002年からプロの世界で戦ってきました。

 

その当時のカープは福地寿樹選手(現スワローズコーチ)というスピードのある選手が一軍に定着し始めていて、次の世代のスピードある選手として期待をかけられる選手が天谷選手でした。

 

でも、けがが多く、一軍デビューは2004年でした。

 

彼が入団したころを含めて、当時の私は休みの日となれば広島東洋カープ由宇練習場に足を運んでいました。

 

彼とは、「2出塁、2盗塁で焼き肉連れていくよ」などと試合前に約束をするのですが、そういう日に限って一度も出塁しなかったことが多かった記憶があります。

 

今日の試合前にそのことを話すと、大笑いをしながら「そうでしたね」と懐かしそうでした。

 

なかなか一軍に定着できないものの、ファームでは盗塁王を3度獲得しました。

 

当時のウエスタンリーグの俊足といえば、カープの天谷選手、タイガースの赤松真人選手、ホークスの明石健志選手が挙げられました。

 

ひそかに「スリーA」と名付けて個人的に注目をしていた三選手です。

 

その中からやはり年長の天谷選手がきょう、引退試合を迎えました。

 

「こんなにさばさばした感じで迎えられるんですね。でも、寂しさはありますよ。明日から、大野(練習場)だったり、マツダに来られなくなるという寂しさが…」と口にしました。

 

17年という長い時間を過ごしたグラウンDに立つ時間もあとわずかになった天谷選手。

 

最後まで天谷選手らしいプレーを貫いてくれることを願いながらプレーボールの瞬間を待っています。