こんばんは、

東京都議会議員-町田市選出-

無所属 東京みらい おくざわ高広です。

 

さて、今日は東京新聞が実施した都議会各会派への幹事長インタビューをもとに、都議会の動きをお伝えしました。

東京新聞の記事によると・・・

小池都政の新型コロナ対策は

都民ファ:点数で評価しない(高く評価)

自民:59点(区市町村との連携に課題)

公明:60点(感染防止対策のチェック、高齢者施設の定期検査、一律給付金の改善が遅い)

共産:15点(自己責任すぎる)

立民:50点(検証・説明責任に問題あり)

みらい:60点(司令塔機能の低下、セーフティネットに課題)

ネット:50点

維新:30点

自由:0点

新風:75点

といった具合に、様々な評価が出ています。

※それぞれの党名をクリックいただくと記事にリンクしています。

 

また、コロナ対策に課題を感じている会派が多いにもかかわらず、なぜ都議会が開催されないのかという点については、

✔都民ファは東京都のコロナ対策に高評価なので議論することはない

✔都民ファや公明は知事への直接的な要望を行っている

✔自民、公明などは国への要望を行っている

といった背景があり、都議会を開催して議論する理由がないのかもしれないと推察するところです。

 

一方で、現在の東京都の対策は、水面下で物事を決めてきた副作用のようなもので、矛盾が生じることも出ています。例えば、劇場はイベント開催OKだけど、映画館は休業要請といった、理屈が通らないことがしばしばあります。

 

そもそも、議会は知事が招集するものですが、急を要するということで専決処分が繰り返されています。これに対して議長もしくは議員の1/4(32名)の招集請求があれば、知事は20日以内に議会を開催しなければなりません。

現在、臨時会の開催に賛同しているのは31名なので、あと一人ですが、残念ながら、明日請求しても、期限までに第二回定例会が開かれるということになるため、知事の逃げ切りというところでしょうか。。。

 

さらに、都民ファが実施している「国に対して水際対策の強化を求める電子署名」についても話は及びました。

元都議会議員で現在は参議院議員の音喜多駿さんも指摘している通り、都議会から国に対して意見書を提出するという手段もある中で、なぜ電子署名に走ったのか私には疑問です。

 

都議選まで2か月を切り、各政党、各会派、各議員がそれぞれに考えて行動しているわけで、そこに正しいか正しくないかという議論は不毛です。政治は結果だ、どんな形であれ政策を実現すればいいじゃないかという意見もあれば、大切なのはプロセスだという意見もあり、どちらも正しいことだと思います。

一方で、今の都議会におけるスタンスをなかったことにはなりません。

私は、これからも「ふるい政治をあたらしく」していきたいと思っているし、だからこそ、議会のあり方には人一倍厳しく、常に正論で向き合いたいと思っています。それが、長期的に見たときに、都政をより良いものにしていくと信じています。

今日のNEWSおくチャンネルでは、その辺りの本心もチラ見できるので、是非ご覧ください。