【算つぶ288】度と率

こんにちは。「たかはし算数」の高橋です

私はこの時期になると、いつも年賀状のことが気になります。

でも、年々、デジタル化による影響から郵便料金が高くなり、それもあって年賀状じまいをする人が増えてきていて残念です

私は可能な限り、年賀状を送り続けていきたいと思っています

そんなこんなで、早速、算数のつぶやきを始めます

度と率

度と率について、その違いは

わかるでしょうか

角度、温度、速度、密度、･･･

円周率、百分率、確率、比率、･･･

今日は、度と率の違いについて

つぶやこうと思います

度と率について、その違いはわかるでしょうか

そもそも、それらは全然違うもので、その違いについて考えたことがない人の方が多いかもしれません。

でも、実際は、度と率はどちらも割合（２つの量の関係）を表す言葉であり、兄弟のようなものであるといって過言ではありません

角度、温度、速度、密度、･･･

円周率、百分率、確率、比率、･･･

実は、度のつくものは 異種の２量の割合 を表す言葉、率のつくものは 同種の２量の割合 を表す言葉です。

度のつく言葉は、単位量あたりの大きさであり、２つの異なる量が関係します。

速度は１単位時間あたりに進む道のりのことであり、密度は１単位体積（面積）あたりに含まれる重さや数などのこと。

それに対して、角度は１回転するベクトルを360°と定め、1/360を1°としたもの。

このような見方がややこしいので、小学校では角度というよりも 角の大きさ という呼び方で扱われるのが普通です

率のつく言葉は、小学校で学ぶいわゆる割合の内容を表す言葉です。

同種の２量の割合 は、具体的な量のように捉えることが難しく、小学校でのもっともつまずきの多い内容であるのはそのためです

そのことを理解したからといって、子どもたちにとって難しさがなくなるわけではありませんが、そのような事情を知った上で周りの大人が支えてあげることが大切なのだと思います

度と率も難しいことに変わりはありませんが、それらの違いについて知っておくことが大切です

今日はこんなところで。

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