【水戸市における新型コロナウイルス感染症に関する新たな情報提供について】

新型コロナウイルス感染症に関する情報提供について、これまで感染者数や患者の概要等について、水戸市ホームページや市SNS及び私のSNSで公表してまいりました。

これらの情報提供につきましては、一定の市民ニーズがあったため対応してまいりましたが、私としては本音を申し上げると、日々の感染者数を形式的に公表していくメリットについて、疑問を抱いている一人でした。

そこで先般、市民の皆様が日々の感染者数に一喜一憂するのではなく、新型コロナウイルス感染症の傾向について、全体像を捉えて判断できるよう分かりやすくまとめることを指示したところです。

本日(8月24日)「水戸市における発生状況」「感染症患者の感染経路別発生状況」「夜の街における発生状況」「感染症患者の年代別発生状況」「感染症患者の症状別発生状況」「感染症患者の療養等の状況」についてグラフや表にまとめ、視覚化してお示しいたしました。(写真を添付しましたが、詳細は最下段の水戸市ホームページをご覧ください。)

そして事実とともに、現時点で申し上げられる評価を明記し、合わせて引き続きの感染症予防対策の徹底を呼びかける構成といたしました。

今後は傾向が積み上がる一週間ごとを目安に更新し、その傾向を市民の皆様にご確認いただき、ご自分の生活と照らし合わせていただくための判断材料として活用していただきたいと考えております。

私が独自に開設しているSNSでは、日々の感染者数を形式的に公表する手法は一旦終了させていただきます。

もちろん日々の感染者数は引き続き水戸市ホームページや市SNS等で情報提供してまいります。

またクラスターの発生など重要案件など必要な情報は、政治家としての私の言葉を添えて自分のSNS等でも公表してまいります。

水戸市保健所も引き続き濃厚接触者の把握や連絡など、積極的疫学調査を怠ることなく、情報収集と状況把握に努めてまいります。

なおコロナ禍における学校の再開に係る方針は既に作成し、保護者宛通知いたしております。
https://www.city.mito.lg.jp/000271/000273/000294/001009/p022383.html


何度も繰り返し申し上げますが、現時点で水戸市の感染状況に鑑み、一律に社会経済活動や教育活動を止めたり抑制したりする段階ではないと判断しています。

新型コロナウイルスのゼロリスクを求めることも現時点では現実的ではなく、感染症予防対策と社会経済活動の両立を継続的に繰り返し実施していくことで、その経験値から人々が感染症を恐れるハードルの高さや、感染症に関わる姿勢も変わっていくものと考察しております。

また科学的知見や検証等の積み重ねからも感染症に対する見識も変わってくるかもしれません。

そしてその市民動向や価値観の変化を見極めながら、私たちも常に変化する対応能力を身につけ、新たな施策を展開してまいります。

しばらくの間は感染症予防対策と社会経済活動が共存できる道を切り拓いていきたいと考えております。

引き続き市民の皆様には三密を避けることや消毒、手洗い、咳エチケットの徹底など、新しい生活様式を取り入れながら、感染症予防対策と社会経済活動との両立をお願い申し上げます。

事業者の皆様には、いばらきアマビエちゃんの登録や業種別ガイドラインを参考に感染症予防を講じながら、企業活動を継続していただければ幸いです。

また感染症患者の重圧になるような社会風潮を打開していきたいと考えております。

感染症のリスクは誰もが例外なく抱えています。

どうぞ感染症患者を特定しようとする行為、不要な詮索や誹謗中傷、差別につながる言動は絶対にやめてください。

医療従事者の皆様に対しても尊敬や感謝の気持ちを伝えていただければ幸いです。

度重なる危機や困難を克服してきた水戸の先人に倣い、市民の皆様と一致団結して頑張っていきたいと思います。

引き続きのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

◯新たに作成した水戸市における発生状況等についての詳細は下記の水戸市ホームページをご覧ください。