人工授精という名のカゲに隠されていた驚くべき事実 次々に暴露されるショッキングな内容!――。ちょうど半世紀前の昭和51(1976)年1月、西ドイツ と イギリス の合作映画 人工授精(WHOSE CHILD AM I?= ジェリー・オハラ監督)の新聞広告2種。

とりあえずフツーの場合は「受精」だが、人工の場合は「授精」という漢字で表記することを、この広告から学んだ。豆知識。
受精から出産まで人工授精のすべてを描き、映画史上、初めてその神秘のベールをはがす!――などなど、刺激的なコピーが並ぶが、この映画を一体どのジャンルに フォルダ分け すべきなのか? 頭を悩ませてしまう。
こういった 人類愛 や 科学的視点 を前面に押し出しつつ、その実、女性の裸をバンバン登場させるためのお題目 に過ぎないポルノ映画は数多い。この映画に関しては 小人料金(700円也)が提示されているあたり、とりあえず18禁ではない。
人工授精でも子孫を存続できる 現代科学や英知を礼賛 するモノなのか? それとも“神の領域”たる受精や出産という行為すらも コントロールせんとする人類に対する警告 なのか?
それに「前売がスゴイ人気」とは本当なのか? 疑わしい目にロックオンされると、「医学研修 ローランド・ケメラー博士」なんて表記すらも「本当にいるのかよ?」と疑ってしまう。だがしかし調べてみたらちゃんと実在していた。たしかに その道の権威 のような博士だった。
作家の 戸川昌子 は病院内で医師が 精液提供者との“行為”をすすめるシーン にビックリしたのだそうな。う~ん、やっぱり東京12チャンネル名物 金曜スペシャル 的視点しか思い浮かばん…。
