夏休み！チビッ子は、やっぱり東映まんがまつりをえらびました！
昭和46（1971）年7月の「東映まんがまつり」の新聞広告。4月にテレビ放送がスタートし、徐々に人気が高まってきた時期の 仮面ライダー が中心なのだが、当のライダーの顔部分に「ダー」の文字が被ってしまい、肝心な仮面がよく見えない という謎デザイン。
さらに、位置的にもポーズ的にもショッカー怪人・トカゲロン が主役であり、ヒーローのように錯覚してしまう珍しい広告に仕上がっている。
この年から爆発的に東映TVヒーローが量産されていくことになるが、この時期はまだ絶対数が少なかった模様で、ピー・プロから『宇宙猿人ゴリ 対 スペクトルマン』が参戦。昭和の小型ブラウン管テレビこそがよく似合うピープロ作品 を劇場の大画面で観られるとは、な……なんたる贅沢！ この年の東映まんがまつりに足を運んだ人は幸せ者だ。