購入機器紹介 ⑥ Jeisys社 Tribeam です。
切れ味のよさがすばらしいです。
この機器の特徴は、
① 波長変換、② ビームモードの変換、③ パルス幅の変換、が可能であるということ
と その高出力にあります。
① 波長変換 ですが、
532nmと1064nmの二波長をだすことができます。
以前のブログ でもお話しましたが、波長によるレーザーの深達度と、メラニンとの反応から
532nm は、いわゆるしみの中でも 老人性色素斑や雀卵斑 等の茶色のシミに効果的
で、
1064nm は、ADM、青あざ、入れ墨 等の青系のシミ や 肝斑トーニング に効果的です。
② ビームモードの変換ですが
シミ治療では、Tribeamに特徴的な True トップハット型を選択します。
トップハット型では、、エネルギー密度が均一で、効率のよくむらのない照射をすることが
可能です。
昔はガウシアンしかありませんでした。
従来のトップハット型の中でも、Tribeamは、 True トップハット として、年輪状(上記VRM)に照射されるのではなく 真平らに 照射できるのが特徴です。(この技術はなかなか難しい様です、、)
どういう照射になっているかは黒紙にあててみるとわかるんです。。機器を購入するのを決めるためにも、候補のさまざまな機器で照射してTribeamに決めました。
シミ取りレーザーとして販売されている機器をいろいろあててみました。。
きれいに出力がでていないと、むらのある照射となってしまうんです。
Tribemは、、
きれいな正円形です。。True
トップハット といわれる所以です。
さらに、Tribeamは、このトップハットモードからガウシアンモードへの変換が可能であるとともに従来の機器にくらべてかなりのハイパワーを備えていますので、高出力が必要とされている 入れ墨治療 にも有効です。
また、そのハイパワーのためか、 True トップハット のためか、 肝斑トーニング の切れ味の良さには、今ままで他の機器で行った経験がありますが、、機器による違いを感じてしまいます。。
。。
③ パルス幅の変換ですが、
Qスイッチモード (このモードでは、ナノという単位で、瞬間的に高出力のレーザーを照射します。) が 一般的な シミ取りレーザー に使われています。
Tribeamでは、さらに、
Quasi‐longモード といわれる、Qスイッチモードより、少し長めのロングパルスモードを照射することができます。じんわ~りと熱を加えるイメージです。
このモードは、Cutera社の Gensis やLutornic社の Spectra で知られているもので、ほどよくじんわり熱を加えて、毛穴の縮小や肌の張りを改善することができます。
照射されている方は、お湯をかけられている 感じであたたかく気持ちがよいといわれる方が多いです。肌質改善治療に有効です。。
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経験をもとに理論に基づいた治療を築いていきます
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