高田馬場Live Cafe mono / 池袋LiveHouse monoの「monoブログ」
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

高田馬場LiveCafe monoとGLASS TOP。

死ぬほどお久ぶりのブログです。

mono店長ミナトです。

 

もしかして「プログ」って死語かな?

もしかすると高校生とかに通じなかったりする?

ねぇ、大丈夫だよね?え?え?怖い。

 

コロナで高田馬場monoをストップさせる

2020年の3月までは毎日更新だったこのブログも

お店のストップ共に不定期更新になり、

かと思えば久々に書こうとした2025年の今日には

もう時代がX、インスタ、TikTokの時代。

顔のシミも増えるし、ダイエットも痩せないよ。・・・痩せた事ないけど。。。。。。

 

 

 

でもなんか

「コレはブログで書こう」と思ったのでブログで書きますね。

なんかね、言いたい事は結局ヒトコトで、

Xやインスタの短い文字数に収まりきるし

なんだかんだSNSを駆使する世界でお仕事している身、

なんとかそんな時代の流れにもギリついていってはいるんだけど

 

ヒトコトの裏の気持ちを勝手に推測されたくないから。

140字なんかに収めません。

 

 

 

 

 

 

 

 

高田馬場LiveCafe monoは

2020年4月の緊急事態宣言から完全にmonoとしての時を止めました。

ずっと営業ができなくて、

やっと営業してもいいよって言われたと思った2021年、

ステージに飛沫防止のビニールして20時までの時短営業。

入れていいお客様はMAX8名。

 

 

 

 

 

「馬場は潰しましょう」

「それ潰さず音屋(同社運営のダンススクール)のスタジオにしましょう」

そう会社の会議で一番最初に言ったのは、

他の誰でもない店長の私でした。

維持をするための会社の借入れも大台の金額を超えました。

配信や20名程の人数を入れる事はOKされていた池袋monoを守って

monoに関わる従業員の生活と、

monoという名前の場所を守る事、

会社を守る事が最優先だと思いました。

 

 

 

 

 

『高田馬場monoは残す。これは、俺の会社の代表としての意地だから』

そう、代表に言われました。

これ以外のどんな回答であっても

絶対にその会議という名の言い争いに勝って

無理やりな理由をつけてでも高田馬場monoを閉めるつもりでした。

でもこの回答にだけは、言い争う気も起きませんでした。

代表の意地なら、一緒に守るしかないのです。

 

 

 

 

2021年、完全営業停止から、

配信ライブ営業ならしてもしてもOKになりました。人数制限はあれど。

『配信ライブとかやるの?俺ら配信のモニターアーティストでもなんでもやるよ』

一番最初に電話をくれてmonoを心配してくれたのはGLASS TOPでした。

それから毎月毎月配信ライブをしてくれたGLASS TOP。

 

 

 

2022年、高田馬場monoは音屋 高田馬場校としてOPENします。

だけど音屋のダンススタジオになるのは平日だけ。

土曜は配信ライブ使用できるようにしており

高田馬場mono&音屋 高田馬場校の両方の名前がついている場所となりました。

このころから、私はmonoの店長兼 音屋チーフとなり、

音屋のお仕事もし始めるのです。

 

 

 

2023年、ライブの人数制限/声出し規制が解除されました。

それでも全く戻ってこないコロナ前のライブハウス。

助成金も終わり、返済と戦う日々。

いつでもライブができるようにしている高田馬場mono。

高田馬場monoなんて動かせる状態じゃない池袋mono。

 

 

 

2024年、

コロナ前とは「ライブ」というものの「性質」が変わりました。

人々の「ぎゅうぎゅう」という言葉の概念が変わりました。

「娯楽」の楽しみ方が変わりました。

高田馬場monoのようなアコースティック小屋の需要が変わりました。

『これはもう意地とかじゃないんだろうな』

そんな言葉が代表から出始めました。

そんな時、GLASS TOPが終わりました。

高田馬場monoと一番繋がりが深かったバンド、GLASS TOPが解散しました。

新宿RENY解散ワンマンライブ、スタッフはmonoチームで固めさせてもらいました。

 

 

 

2025年、

高田馬場monoを潰して、他のmonoを

今のmonoのノウハウで作った方が勝てる。

なんとなく全員が察しています。でも、潰せずに、延命し続けています。

いつ終わるかワカラナイ、いつ終わってもオカシクナイ。

ーーー延命ーーー

「無理を承知でリスタートになる上映会に

思い入れの深い高田馬場monoを使わせて欲しい」

と元GLASS TOPの佳さんからの連絡。

 

 

 

 

 

 

 

裏で池袋monoの営業も元々入っている日だし、

monoスタッフが全員行けるワケでもない。

今はライブ営業で使ってる場所じゃないから何の用意もない。

映像どうする?音どうする?え、土足どうする?

色んな問題はあったけれど、

佳さんに高田馬場LiveCafe monoとして使って頂く事になりました。

今まで他から「馬場monoを使わせて欲しい」という話がなかったワケじゃありません。

なんなら、結構頂いてました。でも、乗り越えられなかった。

だけど

約15年前、高田馬場monoの一番始まりの音を鳴らしてくれた

佳さんだったから、GLASS TOPだったから。

 

 

 

 

 

 

そうして決まった明日の公演。

私は今、monoよりも音屋のお仕事の割合の方がだいぶ増えているし、

裏の池袋monoもあるので

明日の公演の担当は私ではなかったのだけど。

 

『告知文、これで問題ない?

高田馬場Live Cafe monoって言っちゃって、出しちゃって、なんてゆーか、

monoスタッフの気持ち的に、いい?大丈夫?』

そんな確認の電話が深夜に佳さんから来ました。

 

「使って下さい。お客さんが地図とかで混乱しそうなら音屋 高田馬場校にしても全然いいですけど。」

 

『それじゃわざわざ高田馬場monoにした意味がないから、このまま出させてもらうね』

 

 

 

 

 

電話を切って、しばらく涙が止まりませんでした。

「あぁ。佳さんが、GLASS TOPが、

最後に高田馬場Live Cafe monoって呼ばせてくれるんだな」

 

 

自分から「潰しましょう」って真っ先に言ったのに

結局一番あそこをmonoって呼びたかったの私だったんじゃん。

 

 

 

 

高田馬場monoの、はじまりも最後もGLASS TOP。

未来はワカラナイし、高田馬場monoが最後かどうかなんて本当に何も決まってない。

もしかしたら、来年「高田馬場mono復活しまーす」っていうかもしれないし、

来月「終わります」っていうかもしれないし本当に本当にワカラナイ。

今はオモイとかなんとかよりも、時代の流れに身を任せる事が一番なんだと思うので。

 

 

 

 

 

ただ、何となく。何となく。

今まで高田馬場monoと出会ってくれたすべての人たちに。

明日、高田馬場monoが

なんとかコロナ禍を乗り越えで形は違えど生き延びたあそこの場所が

「高田馬場LiveCafe mono」って呼ばれて営業するよって事を知って欲しかった。

そしてそれが死ぬほどカッコイイバンドだったGLASS TOPだよって事も。

 

 

 

 

 

 

 

 

GLASS TOP FINAL「新世界」ライブ映像 完成記念・先行試写会 開催! 

◇日時:2025年5月23日(金) 

◇会場:高田馬場 Live Cafe mono  (東京都新宿区高田馬場2-18-6 柳屋ビル B1F) 

◇時間:開場18:30 / 開演19:00 ◇料金:2,500円(ドリンク別)

予約form.run/@kei-com

 

 

 

 

あそこを大切にしてくれたすべての人に、

ありがとう。

 

 

 

 

 

2025.05.22   

高田馬場LiveCafe mono/池袋LIVE HOUSE mono

店長 湊 恵美

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>