こんにちは。横浜市会議員の高田修平です。
先日の市会では、立憲民主党横浜市会議員団を代表して、市政の重要課題について幅広く質問を行いました。
今回のテーマは、市職員や教員の働く環境、子どもたちの学び、多文化共生、地域経済、防犯、地域交通など、市民の皆さまの暮らしに直結する課題です。
現場でいただいた声を一つひとつ市政につなげる思いで、質問に臨みました。
市職員を守るために――カスタマーハラスメント対策を強化へ
まず、市職員に対するカスタマーハラスメント(カスハラ)対策について取り上げました。
横浜市の実態調査では、過去にカスハラを受けた経験がある職員が72%に上るという結果が示されています。
行政の仕事は、市民の皆さまのためにある大切な仕事です。しかし、職員だから何を言ってもよい、どんな要求をしてもよいということではありません。
特に区役所の窓口など、市民と直接向き合う現場では、精神的な負担を感じている職員が多くいます。
市民サービスの向上には、職員が安心して働ける環境づくりが欠かせません。
そこで、カスハラ防止ポスターによる啓発の狙いや、対応マニュアル・研修の効果について質問しました。
また、民間企業で導入が進んでいる電話録音や窓口対応の記録など、職員を守るためのハード面の対策についても検討を求めました。
教員を守ることは、子どもたちを守ること
続いて、学校現場における教員の安全確保について質問しました。
学校への不審者侵入事件や、保護者などからの過剰な要求による教員の負担が全国的な課題となっています。
私は、保護者と学校は本来「対立する関係」ではなく、子どもたちの成長を支えるパートナーであるべきだと考えています。
一方で、一部の過剰な苦情や不当な要求によって、教員が疲弊してしまう状況は改善しなければなりません。
学校現場でも組織として毅然と対応できる仕組みが必要です。
電話録音機能の導入、対応ガイドラインの整備、スクールロイヤーの活用など、教職員を守る具体的な取組を求めました。
未来を担う教員確保へ、新たな取組を
教育現場では、全国的に教員不足が深刻化しています。
今後、中学校で35人学級が段階的に導入されることも予定されており、さらなる教員確保が必要になります。
横浜の子どもたちに質の高い教育を届け続けるためには、優秀な人材を確保し、教員が働き続けられる環境を整えることが重要です。
他都市の取組も参考にしながら、横浜ならではの新しい教員確保策を進めるよう求めました。
横浜の歴史を未来へ――市史資料の保存と活用
横浜には、開港以来積み重ねてきた貴重な歴史があります。
しかし、戦災によって多くの歴史資料が失われた過去もあります。
今年、市史資料室が移転し、分散していた資料が集約されることになりました。
これは大きな前進です。
一方で、横浜という国際都市にふさわしい公文書館の整備など、さらなる充実も必要です。
歴史を守ることは、未来の横浜をつくることにつながります。
外国人も地域の担い手に――真の国際都市横浜へ
横浜には多くの外国籍市民が暮らしています。
外国人の皆さまは「支援を受ける存在」だけではなく、地域をともにつくる大切な担い手です。
南区では、外国人防災指導チームが消防団活動で活躍しています。
こうした取組を市全体へ広げ、外国人が地域社会で活躍できる環境づくりを進めることが、真の国際都市横浜につながると考えています。
子どもたちに世界を見る力を――グローバルマインド育成
横浜が世界から選ばれる都市であり続けるためには、未来を担う子どもたちの国際感覚を育てることが重要です。
私自身、アメリカ留学を経験しましたが、異なる文化や価値観に触れた経験は大きな財産になっています。
ただ、海外へ行かなければ学べないわけではありません。
横浜にいながら外国の方々と交流し、多様な文化を理解できる機会を増やしていくことが必要です。
教育現場での国際交流や、多文化理解の機会拡充について提案しました。
不登校支援に新たな選択肢を――メタバース活用へ
不登校児童生徒は増加傾向にあり、横浜市でも多くの子どもたちが学校生活に悩みを抱えています。
すべての子どもに同じ形の学びを求めるのではなく、一人ひとりに合った居場所や学びの場を用意することが大切です。
メタバース空間は、学校へ行くことへの心理的なハードルを下げ、新しい学びの可能性を広げるものです。
今後の活用について教育長に質問しました。
地域経済を守る――中小企業支援と日産問題
アメリカの関税措置や日産自動車の経営再建計画は、横浜経済にも影響を及ぼす可能性があります。
特に自動車産業は多くの関連企業によって支えられており、中小企業への影響が懸念されます。
市内企業の状況を丁寧に把握し、必要な支援につなげることを求めました。
また、京浜臨海部についても、企業の遊休地を新たな産業集積につなげる取組を進めるよう提案しました。
子育てするすべての人を支える社会へ
産後うつは、母親だけの問題ではありません。
父親も育児や仕事との両立に悩み、孤立するケースがあります。
安心して相談できる環境や、父親同士がつながる機会づくりも重要です。
子育てを家庭だけに任せるのではなく、社会全体で支える横浜を目指して取組を求めました。
市民を犯罪から守る――特殊詐欺対策を強化
特殊詐欺や闇バイトによる犯罪被害が増えています。
実際に、身近な人にも警察官を装った電話がかかってきたという話を聞き、誰もが被害に遭う可能性があると感じています。
市民への情報発信、防犯対策のさらなる強化について市長に見解を求めました。
地域交通を未来につなげる
南区では「おおたループバス」の実証運行が始まりました。
私も実際に乗車しましたが、坂道が多い地域や高齢者の皆さまにとって、大きな助けになる取組だと実感しました。
地域交通を持続可能なものにするためには、多くの方に利用していただくことが重要です。
市として利用促進をしっかり支援するよう求めました。
市民の声を政策へ――これからも現場第一で
最後に、デジタルプラットフォームなどを活用した市民意見の反映について質問しました。
市民の皆さまの声を聞き、それを具体的な政策につなげることこそ、自治体の大切な役割です。
これからも私は、地域を歩き、皆さまの声を受け止め、市政へ届けてまいります。
横浜をもっと暮らしやすく、誰もが安心して未来を描けるまちへ。
引き続き全力で取り組んでまいります。
高田修平
横浜市会議員