東室蘭駅 ～クジラとサッカーの駅～
東室蘭駅は、1892年（明治25年）8月に北海道炭礦鉄道の室蘭駅として開業しました。その後の変遷はやや複雑なのですが、まず1897年（明治30年）に室蘭駅の開業に伴い輪西駅と改称されます。1906年（明治39年）には北海道炭礦鉄道の国有化により国有鉄道の駅となり、1920年（大正9年）に1回目の移転、1925年（大正14年）に2回目の移転で駅は現在地に移ります。
1928年（昭和3年）には室蘭寄りに輪西駅が新設されると東輪西駅と2回目の改称、さらに3年後の1931年（昭和6年）に現在の東室蘭駅と改称されました。
東輪西という駅名では、駅のアナウンスで「東は西（ひがしは、にし）」と聞こえてしまうことが駅名改称の理由とも伝えられますが、実際は当駅で分岐する絵鞆半島の先の室蘭駅への乗り換え駅であることを周知するためだったと思われます。
おもしろい「都市伝説」ですね。
駅スタンプはサッカーボールを背景にくじらのイラストです。
室蘭市は北海道の中ではサッカーが盛んな地で、高校サッカーの強豪校の所在地としても有名です。また室蘭近海はイルカやクジラが見られ、ホエールウォッチングのためのクルーズ船も運行されており、くじらの町としても有名です。
かつては鉄の町だったわけですが･･･室蘭本線も空知の石炭を室蘭の製鉄所へ運ぶ大動脈として建設された鉄路でした。
このスタンプは2012年11月3日に押印しました。
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