東中野駅 (中央本線) のスタンプ | 気まぐれ 駅スタンプ紀行

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全国の駅に設置されている「駅スタンプ」。

一つ一つのデザインに個性があり、奥行の深さに魅了され、いつの間にか駅を訪ねるたびに
駅スタンプを押印する収集癖がついてしまいました。

これまで私が旅行や出張で立ち寄った駅で集めた駅スタンプたちをご紹介します。

東中野駅 ~中央線と桜~
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東中野駅は、中央本線の前身である甲武鉄道が国有化される直前の1906年(明治39年)6月に柏木駅として開業しました。その2年前には飯田町-中野間で都市圏輸送を担う電車運転が開始されており、柏木駅も電車専用駅として開設されたものですが、1917年(大正6年)に現在の東中野駅に改称されています。
 
駅スタンプのデザインは、東中野駅から西方の線路沿いに続く桜並木と中央線の列車を描いています。スタンプに描かれている201系電車は、2010年(平成22年)10月にラストランを終え、実際にはもう中央線を走る姿を見ることができません。今後、駅スタンプのデザインが変更されるのかどうか、気になるところです。
 
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駅が開業した当時、近隣はのどかな農村風景が広がっていたそうですが、駅の開設で急速な宅地化が進み、関東大震災後にはさらに加速、1920年(大正9年)には約2万人だった中野町の人口も5年後には6万人に達しました。
現在、東中野駅の周りはビルが立ち並び、とても農村風景が広がっていたとは思えない変貌ぶりです。
 
開業当時の駅名である「柏木」という地名は、戦国時代以前からの古い地名ですが現在はどこにも見ることができません。地名の由来は柏木右衛門佐源頼季という武士が館を構えていたからとも言われていますが、1970年(昭和45年)に「新宿区柏木」が町名変更で「北新宿」と「西新宿」に変更されたことで「柏木」の長い歴史に幕を閉じることになりました。
柏木右衛門佐源頼季はこよなく桜を愛したと伝えられ、今も円照寺の境内には右衛門の植えた桜が接木され「右衛門桜」としてその名残をとどめているそうです。「東中野」と「桜」・・・非常に縁深い関係なんですね。
 
 
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このスタンプは2012年11月23日に押印しました。
 
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