

〜備忘録としての故人の不思議な話〜
つい先日のこと。
数年前に亡くなった、敬愛する発明家兼経営者の友人の不思議な話を。
20歳以上離れた、25年以上の付き合いの続いた仲良い友人だった。
70代で闘病の末亡くなったのだけれど、死の二週間前に、その年作った米を「これだけは。挨拶もしたくて届けて回っている」と尋ねてくれたのがしまいだった。
最後のお米になるだろうという意味合いのことを口にしたのだけど、そんなにすぐ亡くなると思わないほど気丈だった。
彼の顔、満面の笑顔しか思い浮かばない。
最後の彼もそう。
いつも笑って前向きでチャレンジャーだった。
3日前、彼の名前と連絡先がひょっこりパソコンで出てきて
「あぁもういないのだわ」と寂しく思いつつも、消したくなくてそのままにした。
そして昨日、行きつけの日帰り温泉で、なんと彼の奥様と娘さんに偶然ばったり。
3日前のことがあったばかりだったので驚いた。
彼らも違う理由で目を丸くしてすごく驚いていた。
というのも、随分前にそこで同じように会ったことがあったの思い出して、娘さんの方が「また典子さんに会うかもよ」と母親に言ったら「いや、絶対会わないでしょ」
とナイナイ!って一蹴して返したというやり取りを、直前にしていたらしかったから。
これは亡き友人が起こした茶目っ気たっぷりのイタズラだと思った。本当に彼らしいやり方だから。
彼は生前病の中で言っていた。
「僕が死んで、あの世があったら教えるから。僕は信じてないんだけどね。」って。
うちの夫にも同じようなことを話していて、死の直後夢に出てきたらしい。
それにお葬式には腰をつつかれて彼だと思ったという。
(霊的に全く鈍感な人)
胸が熱くなって「忘れないからね〜」って改めて伝えた。
そして見守ってくれていることも感じた。
彼のことは本当に尊敬していた。人としても誠実で前向きで、少年のように無邪気だった。
先祖からのメッセージはクライアントさんから頼まれていくらでもみている。結構多い。
彼らの苦悩も感謝も知っている。
でも、こうしたあったかい彼のいたずらに遭遇して、ほっこりできるなんて思わなかった。
彼は本当にいたずら好きで、背筋の伸びた大好きな紳士だった。
いや今も大好きです。
血を超えてすべての祖先と私たちはつながってる。
経験で。
そう確かに思ったりもするのです。
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