株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッターはこちら
人気ブログランキングに参加しています。
チャンネルAJER更新しました
「三橋貴明の政局予想は当たらない(前半)」三橋貴明 AJER2025.4.22
令和の政策ピボット呼びかけ人に「作家・予備校講師・歴史系YouTuber 茂木誠先生」が加わって頂けました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【こうすれば自民党は負けます】未だに自民党を3割の国民が支持しているカラクリを暴露[三橋TV第1008回] 三橋貴明・saya
「消費税減税は老人に有利なだけw」と言う意見に絶ッ対に騙されないでください。
消費税 日本史上最大の国家的詐欺
https://live.nicovideo.jp/watch/lv347590923
昨晩のニコ生で解説しましたが、消費税(付加価値税)はVATというよりは、VCT(バリューチェーンタックス)というのが本質です。
元々のシャウプ案では、粗利益(※減価償却も考慮)に税率を掛けるだけで、企業単体に対する付加価値税と表現しても構わないと思います。
とはいえ、現在のVATであるモーリス・ローレ案は、バリューチェーン(昨日のニコ生コメントでは「商流」と呼んだ人がいます)の各段階に課税する。つまりは、企業単体に対する税ではなく、商流全体に課せられた税が付加価値税(日本の消費税)というわけです。
だからこそ、消費税額の計算式が、
◆消費税額=課税売上÷110*10-課税仕入÷110*10
となっている。輸出先の国では、消費税分の価格転嫁ができないという(意味不明な)理屈により、
◆消費税額=課税売上*0-課税仕入÷110*10
で、輸出企業の消費税を計算し、課税仕入÷110*10が「▲〇円」と計算され、輸出戻し税という名の輸出補助金を実現しているのです。シャウプの付加価値税では、これができなかった。
しかも、課税仕入の税金とは、輸出企業に至るバリューチェーンに係る「全ての企業」が負担している消費税なのです。それを、輸出企業に還付する。
つまりは、消費税により政府は財政負担なしで輸出補助金を実現している。トヨタ自動車に還付された輸出戻し税は、トヨタの仕入以前、バリューチェーンの向こう側の無数の企業が負担した消費税の合計なのでございます。
凄い仕組みだ・・・・。(さらに、輸入消費税が事実上の関税と化している)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【皇統論:第七十五回】両統迭立-、【歴史時事:第七十五回】ロシア革命への道、がリリースになりました。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
『立民、食品の消費税1年間0%に 参院選公約、自民除き減税足並み(共同通信) - Yahoo!ニュース
立憲民主党の野田佳彦代表は25日の記者会見で、1年間に限って食料品の消費税率を0%に引き下げ、中低所得者の消費税を実質的に還付する「給付付き税額控除」に移行する案を夏の参院選公約に盛り込む方針を明らかにした。実現には一定の時間が必要なため、短期的な物価高対策としての給付措置を検討する考えも示した。ただ、具体的な財源は明示せず、先送りした形となった。(後略)』
これ、財源やら期間限定はとりあえず置いておいて、一体いかなる「消費税率0%」なんでしょうか。まさかと思いますが、小売業の食料品販売の税率のみを0%にするという話ではないでしょうね。
つまりは、輸出戻し税の小売業版? となると、イ〇ン等に、最終的な小売りに至るまでのバリューチェーンに係る企業が負担した消費税を還付する、という話になってしまう。
さすがに、それはないと思うけど、消費税の本質に関する理解がここまで歪んでいると、ちょっと怖い。
お前も分かっていなかったではないかと言われたらそれまでだけど、仕方がないじゃん。日本人のほぼ100%が30年以上も騙されていたんだし。
消費税がVCTであることが分かると、「インボイス」がなぜ導入されたのかが分かるのです。今回の食料品の消費税率0%も、裏に将来的に「欧州型のVCT」にしようとしている財務省の思惑がありそうで怖い。何しろ、税率が三種類になってしまうため、ますますインボイスが必要になってしまう。
消費税は、とりあえずは一律5%に減税するべきです。欧州型のVCTから引き離さなければならない。
「消費税は一律5%への減税だ!」に、ご賛同下さる方は、
↓このリンクをクリックを!
本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。
◆関連ブログ
日本経済復活の会のホームページはこちらです。
◆三橋貴明関連情報
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
メルマガ「週刊三橋貴明~新世紀のビッグブラザーへ~」はこちらです。