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「帝国主義は終っていない(前半)」三橋貴明 AJER2024.11.5
  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。

 

「日本を凋落させた3つの思想」財務省の暴走… 失われた30年… LGBT法強行突破…全ての原因はこれだ![三橋TV第945回]三橋貴明・saya


https://youtu.be/-U25y2cZl8c

 ハルヒの新刊読む時間がない・・・。


 三橋TV第945回で日本を凋落させた三つの主義(イズム)について解説しましたが、これはかなり的を射ていると確信しています。

【日本を凋落させた三つの主義(イズム)】



 財政均衡主義、グローバリズム、リベラリズムという三つの「べきだ論(理想主義、あるいはユートピアニズム)」。この種の「べきだ論」を言ってくる連中は、自分たちは絶対善だと思っています。


 とはいえ、現実は現実。彼らの理想と現実との乖離は、あまりにも大きい。

 

 しかも、リアリズム(現実主義)の連中(わたくしみたいなの)は現実のデータを使って、追い詰めてくる。


 だからこそ、ユートピアニズムの連中は言論封殺が大好き。ポリコレ!ポリコレ! 言論統制!言論統制!


 普段は「だいば~してぃ」だの「たよ~せ~」だの「たぶんかきょうせ~」だの言っている連中が、率先して言論封殺に走る。理由は彼らは「絶対善」だから。絶対善に対して抗おうとする我々は、彼らにとってみれば「存在してはいけない存在」なのです。だからこそ、言論封殺で「ないもの」としようとするわけ。


「いや、不法移民は不法なんだから、帰国してもらうしかないでしょ?」
「人種差別主義者! 不法移民だって人権はある!」


 いや、んなことは分かっているんだよ。でも、不法移民のせいでネイティブな国民が苦しんでいるわけだから、それに対処するのは当然だろ? といった理屈は、彼ら、彼女らには分からない。いや、分かりたくない。


「いや、今の日本はデフレ(総需要不足)なんだから、政府が国債を発行し、需要を創出するのは当たり前だろ?」
「じゃあ、三橋は無限に国債を発行できるというのか! 無税国家ができるのか!」


 いや、そんなことは言っとらんだろ。


「食料、医療、エネルギーといった国民が生きる上で必須な財、サービスは、自由貿易とかやっちゃダメだろ」
「三橋さん! TPPは自由貿易です! 自由だからやるんです!(by竹中平蔵)」


 ちなみに、積極財政「主義」や反財務省「主義」も、同じだからね。


「財政は常に積極的であるべきだ」
「財務省は解体すべきだ」


 いや、そんなこたない。積極財政は国民経済にとって正しい時もあれば、間違った時もある。財務省というか、日本の財政の会計業務は必要なので、
「財務省が圧倒的に権力を持っている」
 現状を変えればいいだけ。単なる権力バランスの問題であって、「積極財政!」「財務省解体!」も、主義ではない。必要であれば変えればいい。必要なければ、変えなければいい。


 という話なのですが、面白いことに「べきだ」論の人たちは、「現実」に基づき攻撃されると、すぐに「被害者」ぶる。ここが、本当に嫌い。


 被害者ビジネス。
 

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お待たせいたしました「三橋貴明×荒川和久:抱腹絶倒!-独身王国「江戸日本」の真実-(後編)」がリリースになりました。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

子孫は残さずとも、文化、産業を残した江戸の独身男たちの物語も、いよいよクライマックス!

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『財務省SNSに中傷コメント急増、収束見えず 国民民主の躍進影響か
 財務省のSNS(ネット交流サービス)に異変が起きている。「財務省解体」「財務省は国民の敵」といった中傷コメントが急増しており、こうした動きは国民民主党の躍進と密接に関わる。国民民主の玉木雄一郎代表も「中傷や陰謀論はやめて」と火消しを図るが、収束の気配は見えない。(後略)』

 いや、財務省攻撃と国民民主党の躍進は、ほとんど関係ない。単に、事実が国民に知れ渡ったに過ぎない。まあ、マスコミとしては「国民民主党の躍進のせいで~」という話にしたいんだろうけど。

『(引用)ある財務省職員は「単なる広報しかしていないのに、これほどまでに財務省に対する中傷が殺到するとは」と肩を落とす。』

 それはまあ、X(旧Twitter)を担当している財務官僚の業務は、単なる広報なんでしょ。


 とはいえ、それとは別に、財務省は単なる行政官僚の立場でありながら、
1.政治家などへのご説明(レクチャー)
2.財政研究会(財務省の記者クラブ)を通じたマスコミ統制
3.積極財政派に対するスキャンダル
4.国税庁による税務調査
 といった武器を使い、国政に影響を与えているよね? それが、行政と主権のバランスを壊していると、批判している勢力があったわけ。


 それが、次第にパワーを発揮し始めた。しかも、十数年間もかかったわけで、もう間に合わないんじゃないか、という状況なんだよ。


 その思いが、多くの人々に共有された。
 

 財務省に対する中傷じゃないんだよ。単なる、事実に基づく批判だ。
 

 もっとも、「財政均衡主義」というユートピアニズムに染まった財務官僚は、何しろ自分たちは「絶対善」なわけだから、事実に基づき批判する連中の存在すら許してはいけないわけだ。


 そして、事実がバレて、批判が殺到すると、被害者ぶる。やめろよ、ダサいな。


 ちなみに、女性言論人(男性もか?)などで「私は被害者です~。だから攻撃しま~す!」とかやっている人いるいけど、羨ましい。


 俺が「私は被害者で~す」とかやっても、100%、
「いや、お前は絶対に加害者だろ」
 と、言われるよね。何しろ、この体躯(身長185cm、体重70kg)、この眼光、この性格、この言論ですからね。あ、体躯や眼光の影響は結構でかいよ。


 わたくしが華奢な女性だった場合、「被害者で~す」は効果があるだろうけどこのキャラクターでは「うるせえ。爆ぜろ!」と言われるだけ人生は、不公平なんだよ、マジで。


 でもさ、結局のところ「私は被害者です~」といった被害者ビジネス(あえて「ビジネス」と書く)とか、ダサくない? 攻撃される、批判されるのが嫌なら、別の道を探せばいいじゃん。


 まあ、これは一部の言論人に対する苦言なんだけど、ユートピアニズムを信奉している連中は、立場が不利になると、すかさず被害者ビジネスを始める。これは、文化伝統ですわ。


 何しろ、自分は絶対善なので、それを現実や正論で攻撃されなど、あってはならない! と、考える頭のおかしい連中が、「私は被害者~」とすぐに叫びだす。

 

 ダサッ!!!


 ともあれ、これをついに財務官僚が始めたというのは、なかなか笑える。超ウケる。むしろ画期的だね!
 

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