株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッターはこちら
人気ブログランキングに参加しています。

チャンネルAJER更新しました。
「日本の解雇規制は世界的に見て厳しくない、という真実(前半)」三橋貴明 AJER2024.10.1
  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。

 

総理の裏にアメリカと中国の影?日本人が知らない自民党のカラクリ[三橋TV第921回]三橋貴明・saya


https://youtu.be/emsO5mo0mUg

 石破内閣の支持率が「思ったより低い」件については取り上げましたが、毎日新聞がさらに面白い調査をしています。

小選挙区の投票先、「野党」26%「与党」25% 毎日新聞世論調査
 毎日新聞と社会調査研究センターは3日、全国世論調査を実施した。1日発足した石破茂内閣の支持率は46%、不支持率は37%だった。15日公示、27日投開票予定の次期衆院選の小選挙区で与野党どちらの候補者に投票したいかについては、「与党の候補者」が25%、「野党の候補者」が26%で拮抗(きっこう)した。「まだ決めていない」は48%。(後略)』

 もちろん、小選挙区制であるため、25対26の議席にはなりません。


 例えば、A選挙区で、与党一人、野党二人が立候補したケースで考えてみましょう。得票が31対30対30になり、合計すると野党に投じられた票が圧倒的に多かったとしても、与党候補が当選することになります。


 改めて、小選挙区は本当に問題がある制度です。というか、ほぼ完全な二大政党制の国でなければ、欠陥がモロに出るわけです。


 日本の場合は野党が乱立していますので、よほど選挙区調整に成功しない限り、与党が有利となります。


 わたくしは、民主制について、よく「最終的には多数決」と言っていますが(何しろ他に方法がない)、小選挙区制の場合は「与党否定」が多数派になったとしても、与党が勝つわけです。


 ちなみに、27日予定の総選挙について、
「自民党に入れないとして、どこに入れるんだ」
 と、反発されるわけですが、自民党以外ならどこでもいいです。とにかく、自民党の議席を減らすことが肝要です。


 さすがに、自民党が第一党の座から転げ落ちることは(多分)ないでしょうから、連立のための「議論」が始まる。この議論こそが、重要なのですよ。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「三橋貴明×荒川和久:抱腹絶倒!-独身王国「江戸日本」の真実-(前編)」がリリースになりました。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 ところで、多数派と言えば、毎日の調査はさらに面白くて、
・無党派層で与党候補者に入れる 6%

・無党派層で野党候補者に入れる 20%
 と、小選挙区における投票行動予定に、大きな差がついています。


 もちろん、七割以上の無党派層が「まだ決めていない」わけですが、とりあえず無党派層(最大勢力)において、自民党は大きく負けています。


 今後の選挙戦においては、
「パーティ券のキックバックの裏金化問題に関連した議員の公認問題」
 が、ひたすらクローズアップされることになる。今のところ、「原則公認・比例重複も認める」とするそうですが、これは相当に批判されることになるでしょう。


 だからと言って、「公認しない」などとやった日には、党が割れる。


 政策面でいえば、まんま岸田内閣。というか、所信表明演説の言葉の使い方からして、コピー&ペーストでしょう。比喩的な意味ではなく、本当にコピー&ペーストしたのだと思う。


 ここまで見事に「刷新感皆無」な内閣が成立するとは・・・。


 石破内閣は、基本方針の一番目に「ルールを守る」を掲げましたが、"いわゆる裏金議員"を公認してしまうと、国民の嘲笑ではなく、憤怒に直面することになるでしょう。


 これは面白くなってきました。


 無論、小選挙区制でございますので、どうなるか分かりませんが、とにもかくにも自民党の得票を減らさなければなりません。


「自民党に投票するな!」に、ご賛同下さる方は、↓このリンクをクリックを!

本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。
◆関連ブログ
日本経済復活の会のホームページはこちらです。