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「国策金利が世界最低の日本国(前半)」三橋貴明 AJER2024.8.27
  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。

 

【特別鼎談】立憲代表は野田佳彦で決定か?代表選の裏側を原口議員にインタビュー(原口一博×三橋貴明×saya)


https://youtu.be/qqnRP59zM90

 日米の選挙が佳境に差し掛かりつつありますが、欧州では「選挙」の結果、グローバリズムが修正されつつあります。


 先日、反・移民派である自由党(マスコミでは"極右"呼ばわりされていますが)が第一党になったオランダが、欧州連合共通の難民庇護制度からの離脱を図っている記事を取り上げました。


 EU加盟国はシェンゲン協定により、互いの国境における国境検査がありません(というか、無かった)。一度、EU加盟国のいずれかに入ってしまえば、その後は、日本でいえば「県境」を越える感覚で移動できます。つまりは、「境」を意識することはありません。


 まさに、国境の壁が無い(低い、ではなく無い)状況が実現したわけでございますが・・・。


 まあ、その後の展開はご存じの通り。


ドイツ、不法移民対策で国境管理を強化 近隣諸国から非難の声
 ドイツは移民取り締まりの一環として、16日からすべての陸路での新たな国境管理を開始すると発表した。「シェンゲン圏」として知られる広範囲での自由な移動に制限を課すこの動きは、近隣諸国の怒りを買っている。
 ドイツは16日から、オーストリア、スイス、チェコ、ポーランドとの既存の国境管理に加え、フランス、ルクセンブルク、オランダ、ベルギー、デンマークとの国境管理も開始する。
 内務省の声明によると、ドイツ政府はすべての陸上国境で入国を拒否する権限を持つ。この新しい規則は6カ月間施行される予定。
 この動きは移民に関する議論が高まる中、ドイツが近年大きく方向転換したことを示すものだ。(後略)』

「ドイツ政府はすべての陸上国境で入国を拒否する権限を持つ」

 え・・・・???


 シェンゲン協定は?

 

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特別コンテンツ「三橋貴明×宇山卓栄:日本人はどこから来たのか(後編)」がリリースになりました。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

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 もちろん、EU加盟国は公共政策や国内の治安に重大な脅威がある場合には、一時的に国境管理を再導入する権限を持ってはいます。


 持ってはいますが、これはあくまで「最後の手段」です。


 加えて、ドイツがシェンゲン協定的な人の移動を拒否すれば、当然ながら「移民・難民の押し付け合い」が始まる
 

 実際、ギリシャとオーストリアは、ドイツが拒否した移民を受け入れないと警告している。
 

 ポーランドのトゥスク首相も、ドイツのやり方を「受け入れられない」として、近隣諸国の緊急会議開催を要求。(ここで、オランダがドイツを批判したら、超ウケるのですが、まあ、同調するでしょう) 


 ドイツのショルツ政権が移民管理を厳格化しているのは、反・移民のAfD(例により”極右”呼ばわりされている)の選挙における躍進を受けたものです。


 オランダにせよ、ドイツにせよ、民主制の選挙により反・移民の政党が躍進した結果、移民・難民管理の厳格化に乗り出した。


 元々、「そうさせないため」に、グローバリズムはシェンゲン協定や難民庇護制度等の国際協定により「国家の主権」を縛っていたわけです。


 実際、国際協定を一方的に破棄することはできず、離脱は面倒くさい。コストも、何よりも時間がかかる。


 例えば、ドイツが一方的に、
「シェンゲン協定から離脱する」
 とは、できんのですよ。


 もっとも、デンマークはやはり「反移民」の国民党(※マスコミでは"極右政党")の躍進を受け、難民庇護制度から離脱した。


 時間をかければ、できないことはない。
 

 というか、ドイツがシェンゲン協定から離脱すれば、シェンゲン体制そのものが崩壊することになります。各国には(ドイツにも、オランダにも)移民擁護派は少なくないため、「国民 対 国民」の血みどろの(文字通り「血」みどろの)争いが始まるでしょう。


 そうならないためにも、日本は移民を受け入れてはならないのです(日本でもすでに始まっているでしょ?)。移民を「外国人労働者」と呼ぶ欺瞞も、やめるべきです。


 と、主張し続けているわたくしですが、わたくしって「極右」?

【日本の外国人労働者数と増加率】


http://mtdata.jp/data_93.html#imin

 ちなみに、日本で最も移民を受け入れた政権は、安倍政権(第二次安部政権以降)です。この現実、どう考える? 「いわゆる保守」の皆様? 

 

 ちなみに、この種のエントリーをあげると、必ず「人手不足はどうするんだ?」と突っ込み(にもならない突っ込み)をしてくる人がいますが、高度成長期の日本は超人手不足で移民を入れていませんでした。

 

 それゆえに、企業は生産性向上(生産者一人当たりの生産量拡大)の投資をせざるを得なかった。だから、高度成長したんだよ。

 

 人手不足云々言うやつは、「移民を入れず、超人手不足だった時期の日本」が高度成長した理由を、論理的にデータを使って説明してみろ(わたくしは「移民を入れなかったから高度成長した」をデータで説明できますよ。というか、何百回もしてきたけど)
 

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