株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッターはこちら
人気ブログランキングに参加しています。

チャンネルAJER更新しました。

「カーボンニュートラルがもたらす日本の危機(前編ー1)」(前半)三橋貴明 AJER2023.12.19
  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「やまと経営者連盟 代表理事 古賀真氏」が加わって下さいました。

 

一般参加可能な講演会のお知らせ!

1月3日 99%の果たし状 財務省から国民主権を奪還せよ
Youtubeのチャンネルはこちら
 

日本国民を殺すインボイス制度 政治家よ、この現実から目をそらすな! [三橋TV第798回] 阿部伸・三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/M_Ms4iIXsEc
 

 おいおいおいおい・・・・。


 2024年度一般会計予算が閣議決定されましたが、マジで財務省、「日本国民」を殺しにかかっていますよ。


 一般歳出を今年度の72.7兆円から、67.2兆円に削減してきやがった。対GDP比1%の緊縮予算です。


 ちなみに、メディアは国債償還費(例のアレ)等を含む総額は112兆円で、対前年度比で2兆円下がっている。一般歳出も総額も対前年度比減。コストプッシュ型インフレで物価が上昇している状況で、政府予算を削減する。


 本来、一般歳出の総額を最低でも3%は引き上げなければ筋が通らない(消費者物価指数が対前年比3%上昇であるため)にも関わらず、削減とは・・・。


 大げさでも何でもなく、国民殺しの予算です。

24年度予算案112.1兆円決定 社保・国債費、最大の58%
 政府は22日、一般会計総額112兆717億円の2024年度予算案を決定した。23年度から予備費を4兆円減らしたが予算規模の縮小はおよそ2兆円どまりと実質増額で、抑制に踏み込めていない。固定費に近い社会保障と国債費は歳出の58%を占めて過去最大となり、成長分野に回す余地は狭まっている。(後略)』

【2023年度・2024年度 一般会計予算(兆円)】


http://mtdata.jp/data_87.html#23-24
※原物賃環予備費:原油価格・物価高騰対策及び賃上げ促進環境整備対応予備費 
※ウ予備費:ウクライナ情勢経済緊急対応予備費
 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

中国共産党のプロパガンダ「南京事件(南京大虐殺)」とは、何だったのか? 「南京安全区」の実態を把握することが南京事件の完全な解明につながります。

https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

(※本動画は一般動画サイトの削除対象になってしまうため、本「経世史論」でしか視聴できません)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 財務省は、わざわざ分かりにく形で予算を公表するので、ポイントを整理しておきます。


 まずは、財務省の目標です。財務省の目標は「プライマリーバランス(以下、PB)黒字化」であり、他にはありません。そして、PBとは「国債関係費を除く収支を均衡させる」という定義になります。


 つまりは、国債費がどれだけ大きくなっても、PBとは無関係なのです。


 結果、財務省には、
「PBとは無関係な国債費を膨らませ、予算案全体を膨らませることで、「予算膨張」と煽ることで、緊縮に持っていける」
 ことになります。


 具体的には、まずは世界で唯一、日本にしかない「債務償還費」は絶対に無くさず、同時に国債金利の「想定」を引き上げる。すると、国債費が膨らむ。


 結果的に、
「一般歳出を削りながら、予算総額を膨らませる」
 という離れ業が可能になるのです。しかも、国債費はPBとは無関係。どれだけ増えても良いのです。


 グラフを見れば分かりますが、一般歳出の社会保障費は8500億円増額、文教科学振興費と公共事業は横ばい、防衛費は1.1兆円増額、その上で経済協力、中小企業対策、エネルギー対策、食料安定供給等々、全てマイナス予算。


 この状況でエネルギー対策費と食料安定供給関係費を削減するとは・・・・。普通に「頭がおかしい」としか表現のしようがありません。


 地方交付税交付金は、1.4兆円ほど増額。そして、国債費を1.8兆円「増やす」ことで、他の予算の伸びを抑制するテクニックが使われています。


 日本の消費者物価指数は、対前年比で3%上昇。少なくとも、一般歳出と地方交付税交付金の総計は、最低でも3%増やさなければならないにも関わらず、減らしてきました。


 その挙句、本来は不要な債務償還費や利払い費(共に国債費)を膨らませ、全体の予算の伸びを大きく見せつつ、他の予算を削る。


 このままでは、本当に「財務省により日本国民が殺される」ことになります。

 

「財務省マジふざけんな!」と、思われた方は↓このリンクをクリックを!

本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。

◆関連ブログ
日本経済復活の会のホームページはこちらです。

㈱日本富民安全研究所のブログ絶望の先にはこちらです。