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「コストプッシュ型インフレの真実」(前半)三橋貴明 AJER2022.9.27
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つなぎ国債は増税だ!財務省のおぞましき防衛増税を許すな![三橋TV第607回]三橋貴明・高家望愛
国会が始まりました。
岸田総理大臣が所信表明演説を行ったわけですが、相変わらず「無味乾燥」という印象しかありませんでした。
まあ、これは個人的な「印象」の話なので、今月中に策定される予定の経済対策に期待したいと思います。
注目は、「真水(=国民の手に所得が渡る支出)」の規模。さらには、支出までのスピード。そして、中身になります。
「予備費として積む」「使いにくい補助金だけど、積んでみた」等の政策はいりませんから。
現在の日本国民は、輸入物価上昇に起因するコストプッシュ型インフレに苦しめられています。
【日本の輸入物価指数の推移(対前年比%)】
http://mtdata.jp/data_81.html#yunyuu
上図の通り、輸入物価指数は契約通貨ベースで対前年比25%上昇、円ベースで同48%の上昇となっています。
そもそも、財の価格が上がっているところに、円安の影響が乗っかってきているわけですね。
我々日本国民は、一年前の1.5倍近くに上昇した輸入品を買い、反対側で所得が上がらない。可処分所得、実質賃金がひたすら落ちていっている。
ならば、最初にやるべきことは消費税・ガソリン税の廃止。さらには、再エネ賦課金の徴収停止です。
もっとも、財務省内閣である岸田内閣は、減税という適切な経済対策は打ち出さないでしょう。
代わりに、使いにくい予算を「これでもか!」とばかりに積み増し、規模だけは大きく見せる(いつもの)やり方になると思います。
しかも、規模だけ大きく見せることすら、財務省はメディアを使い、妨害してくる。
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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。
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特別コンテンツ「三橋貴明×大石久和氏 『特別対談』災害死史観の日本は生き残れるのか?(前編)」が掲載されました。
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『総合経済対策は30兆円規模か バラマキなら市場混乱も
岸田文雄首相は3日の所信表明演説で、物価高の対応を中心に経済政策を前面に出した。月内策定の総合経済対策では電気料金の負担軽減を目玉に家計の止血を図り、訪日外国人観光客(インバウンド)復活など円安の利点を生かした景気浮揚にも取り組む。ただ、与党では編成前から巨額の財政出動を求める声が強まり、バラマキ型の対策が一層の財政悪化と市場の混乱につながる懸念もはらむ。(後略)』
相変わらず「バラマキ」だの「市場混乱」「大盤振る舞い」といった定義不明なネガティブワードで国民を煽る恐怖プロパガンダ。
そもそも、バラマキって何なのか、産経新聞の記者は一度くらい説明してくれ。
政府が国債を発行し、支出すると「赤字」になります。反対側で、民間が黒字になる。
民間が黒字になることが「ダメ」というならば、そもそも経済対策など組みようがなくなる。
まあ、今更、日本のメディアに良識を求めても仕方がないですが、経済対策を組もうとすると「バラマキ!」「大盤振る舞い!」「市場が混乱!」と、抽象用語で煽られてしまう環境で、我々は足掻くしかないわけです(革命やっているわけじゃないので)。
今回の国会では、与野党の国会議員の皆様には、
「国民の可処分所得減少を補うための、具体的な議論」
を、心底から求めています。
「国民の可処分所得減少を補う具体的な議論を!」に、ご賛同下さる方は、