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「財務省が掲載している決定的な証拠」(前半)三橋貴明 AJER2022.6.14
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反・グローバリストの「日本国民」の皆さん 左右ではなく上下で戦え[三橋TV第568回]三橋貴明・高家望愛
はい、というわけで、(事実上)参議院選挙が始まって以降、様々な政治家、立候補者の方々と話して参りましたが、本日の夜に二本、配信されて終わりとなります。(一本は、もしかしたら明日に回ってしまうかも知れませんが)
お分かりでしょうが、わたくしはトップバッターを飾って頂いた水道橋博士の時点から、
「質問はするが、議論(論争)はしないインタビュアー」
の役割に徹しております。その点で、物足りないと思われる方々が少なくないかも知れませんが、今は参議院選挙の真っ最中です。
選挙って、本当に大変ですからね。せっかくお時間を割いて頂いたわけですから、可能な限り「考えてもらうことはあっても、困らせない」スタイルを貫いたのです。(参議院選挙が終われば、スタイルは変わります)
さて、日本はバブル崩壊以降、
「既得権益がだめなんだ」
「規制緩和しなければならない」
といったレント・シーカーたちのルサンチマン・プロパガンダによる「小さな政府化」が進みました。
それはまあ、
「国民の豊かさや安全保障強化を妨げる参入障壁としての既得権益」
があったならば、別に規制緩和に反対しませんよ。
とはいえ、農協も医師会も電力会社も、国民の食料安全保障強化、医療安全保障強化、エネルギー安全保障に貢献している。もちろん、農協や医師会や電力会社にも「ダメな部分」がありますよ。とはいえ、そんなこと言ったら、
「あんたが所属している組織は100%パーフェクトなのか?」
と、問わざるを得ません。人間が運営している組織なのだから、ダメな部分があるに決まっています。
ダメな部分があるならば「保守(メンテナンス)」するのが、国民主義(ナショナリズム)に基づく「保守」なのです。それに対し、「抜本改革を!」などと、組織を丸ごと壊してしまうような主張をする連中は、決して保守ではない。
「いや、お前、これまで食料安全保障や医療安全保障やエネルギー安全保障を守ってくれていた農協職員、医師、電力マンのことどう思っているの? 彼らを「同じ国民」だと、本気で思っているの?」
という話。
結局のところ、「既得権益!」「抜本的改革!」「規制緩和!」と叫ぶ連中は、既存の仕組みを破壊し、そこに「新規参入」して儲けたいだけなのです(あるいは、何も考えずにレント・シーカーに利用されている)。
農協を解体し、「農協のサービス」に新規参入したい。JA共済や農林中金の市場が欲しい。
医師会を黙らせ、自由診療を拡大し、儲けたい。アメリカ型医療保険ビジネスを展開したい。
既存の電力サービスの市場に割り込み、FITや小売りで儲けたい(ただし、リスクがある発電所への投資はしない)。
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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。
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第四十一回「皇統論 平将門の乱-新皇ー」「歴史時事 神がそれを望んでおられる」がリリースになりました。
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全ては「ビジネス」が目的なのですよ。「公務員叩き」もそうです。パソナを初めとする人材派遣業が「行政」という市場に参入したいだけだった。
防衛を含む安全保障が弱体化している以上、必要なのは「政府の規制強化」であり「大きな政府」なのです。
例えば、電波オークションで既存の放送事業者の「既得権益」を破壊したとして、その後、放送事業を行う「民間企業」をどのように規制するのか。そもそも、電波オークションをするとして、
「外資(※中国資本も)OKですよ~」
と、やるのか。それはまずいと、オークションの際にガチガチの規制をかけるとなると、結局、国民の安全保障を考えたとき、必要なのは「規制強化」にならざるを得ないという、当然の結論にたどり着くのです。
あるいは、地方自治体の影響を強めた「学校」を作るとして、文科省(今の文科省がマトモと言いたいわけではない)の関与を減らし、いかに、
「日本国民としてのナショナリズム」
を醸成する教育を行うのか。例えば、民間資本を入れなかったとしても、「首長」がバリバリのグローバリスト、あるいは中国共産党の飼い犬だった場合、どうなるのでしょうか。
ちなみに、わたくしは別に特定の政党の政策を批判したいわけでも、揶揄したいわけでもない。
単に「考えて欲しい」だけです。政治家候補の皆様だけではなく、上記政策を主張している政党を支持している有権者の人にも考えて欲しい。
考え、議論してください。
100%正しい結論なんかない。それでも「今よりは少しでもマシ」な日本を作り上げるためには、我々「主権者」が考え、議論し、発信し、「少しでもマシな政治」を多数派にするしかないのです。
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