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「財政破綻のプロセス」(前半)三橋貴明 AJER2022.1.4
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日本の財政の「真実」が分かる ネットの資金需要について学ぼう [三橋TV第501回]三橋貴明・saya
https://youtu.be/ePKkhToFBXo
MMT(現代貨幣理論)を巡る議論がバカバカしいのは、
1.MMTについて独自説を創作し、それを批判するストローマンプロパガンダを展開
2.なぜか「インフレ率が制御できなくなる」といった極論を展開
する形での批判しかないのに加え、過去の日本がMMTが「正しい」ことを証明してしまっているためです。
『日銀引き受け前提の財政政策は国の信頼失う、MMT採用せず=岸田首相
岸田文雄首相は26日午後の衆院予算委員会で、金融政策に関して、安倍晋三政権と同様に日銀が2%の物価目標をもとに金融政策を行う方針を政権で確認している、と語った。また、日銀の国債引き受けを前提としたいわゆる現代金融理論(MMT)に基づく政策は国の信頼を失うとして採用していない、と述べた。緒方林太郎委員(有志)への答弁。(後略)』
どうせ、矢野をはじめとする財務官僚が書いた作文を読んでいるだけなのでしょうが、突っ込みます。どこの誰が、
「MMTは日銀の国債引き受けを前提とした財政政策」
などと主張しているというのでしょうか。何しろ、MMTは万有引力の法則と同じで、
「現実はこうなっています」
という説明に過ぎず、「MMTをやる」などと主張する者は、「万有引力の法則をする」と言っているのも同然なのです。
例えば、共通通貨の国、外貨建て国債を発行している国、固定相場制の国は、財政破綻する可能性はあります。日本は違う、というだけの話です。
その上、過去の日本の金融政策、財政政策が、MMTが正しい(単なる現実なので当たり前ですが)ことを証明してしまった。
【再掲 三橋貴明×佐藤健志 フランス革命とMMT(現代貨幣理論)】
現在、三橋貴明と佐藤健志による特別コンテンツ「信じがたい歴史的真実!フランス革命とMMT(現代貨幣理論)」がご視聴頂けます。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/
【国債・財投債発行残高と日本銀行保有の国債・財投債(兆円)の推移】
http://mtdata.jp/data_78.html#nichiginhoyu
2013年3月以降、日本銀行は420兆円の国債を買い取りました。それに対し、実は国債発行額は258兆円「しか」伸びていない。
つまりは、日本政府は自らが発行した金額以上の国債を日本銀行に買い取らせたということになります。
「日銀の国債引き受けを前提とした国債発行」
どころか、
「日銀の国債引き受けによる事実上の債務返済」
をやってきたことになります。
いわゆる、財政ファイナンスどころではないのですよ。財政ファイナンスとは、「中央銀行の国債買取を前提とした財政拡大」という意味の和製英語ですが、それどころではないのです。
何しろ、日本政府は毎年の予算執行の際の国債発行額どころか、それ以上の国債を日銀に買い取らせ、債務を実質的に返済してきたのです。
それにも関わらず、
「MMTは日銀の国債引き受けを前提とした財政政策は採用しない」
って、アホですか!
日本は、とっくに「政府の国債発行<日銀の国債買取」をやっており、しかも「何の問題もない」ということで、MMTが正しいことを証明してしまったのです。
それにも関わらず、
『日銀の国債引き受けを前提としたいわゆる現代金融理論(MMT)に基づく政策は国の信頼を失うとして採用していない』
と、首相が答弁するとか、このバカバカしさ、空しさが分かりますか。
万有引力が地球上では正しいように、MMTを否定することは誰にもできないのですよ。いい加減に、現実を見ろ!
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