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【新番組】「安藤裕と三橋貴明の日本経済論 第一話」(前半)三橋貴明 AJER2020.5.5

    

 

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就職氷河期世代の救済は「公務員増強」以外にない! [三橋TV第393回] 三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/ezUZkyRRkcc
 

 財務省の飼い犬、財政制度等審議会が、PB黒字化2025年度目標の継続と、歳出改革(=歳出削減)を提言。骨太の方針への盛り込みを求めました。
 いよいよ、国民を殺しにかかる姿勢をむき出しにしてきました、財務省。

“コロナ対応で大規模支出続くも財政健全化目標推進を”財政審
 国の財政制度等審議会は、財政の健全性を示す「基礎的財政収支」を2025年度に黒字化する政府の目標は継続し、新型コロナウイルスへの対応で大規模な支出が続く中でも財政再建を進める必要があるとする提言をまとめました。
 財政制度等審議会は、政府がこの夏、経済財政運営の基本方針、「骨太の方針」をとりまとめるのを前に21日提言を公表しました。(後略)』

 財務省に、令和二年度(2020年3月末まで)の国庫歳入歳出状況が載りました。
 結論を先に書いておくと、2020年度に補正予算を組んだにも関わらず「使いきれなかった予算」の額は、27兆円!

【令和二年度末・令和三年度末の歳出予算残額(兆円)】


http://mtdata.jp/data_75.html#syubetsu

 2月末時点の35兆円からは(さすがに)縮小しましたが、あれだけ大騒ぎの末に組まれた予算の内、27兆円が使われなかった。
 国民を救うために組まれたはずの予算が、使われない。
 

 理由はいくつかありますが、
1.財務省が2021年度に補正予算編成を妨害するため、予算執行を遅らせた
2.公務員を減らし過ぎた日本は、すでに「国民を救うために予算を使う」という意味の供給能力すら足りない
3.特別定額給付金や消費税廃止といったシンプルな予算ではなく、「特定の業界」を利する予算が多いため、手続きが複雑化し、執行できない
 などなど。


 ちなみに、先日まで、財務省は与党政治家に、
「まだ、昨年度組んだ予算に35兆円の使い残しがあるため、補正予算を組まなくても大丈夫です」
 と、説明して回っていましたが、今後は「27兆円」が使われるのでしょう。
 

【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】

お待たせいたしました。【三橋貴明×関良基】歪められた「開国」の歴史 後編〜日本が清・インドのように植民地にならなかった本当の理由 が公開になりました!

https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

 

 いや、35兆だろうが、27兆だろうが、「国民を救うための予算」に使い残しがある時点で、大問題だろうが!


 財務省は、短期的には「27兆円」や「借換債急増」を理由に、国債発行と補正予算編成を妨害してきています。(実際に、妨害しています)
 もっとも、さすがに「2021年度補正予算ゼロ」を実現できるとまでは、思っていないでしょう。何しろ、緊急事態宣言が続き、国民経済は戦後最悪のマイナス成長の最中にあります。


 というわけで、
「今年度の補正ゼロは実現できずとも、来年度以降は可能なように、政府に縛りを入れよう」
 と、自民党の財政再建推進本部に「複数年度の歳出抑制目標」を提言させたり、財政制度等審議会にPB黒字化25年度達成堅持を要請させたりしているのです。


 このままでは、財務省に日本国民は殺されます。
 などと、悠長なことを言っていられる時代は過ぎました。現時点で、殺されています。


 皆様、本ブログや三橋TVなどでご提供している「知識」を、是非とも地元の国会議員にぶつけ、「国民殺し」の政治を食い止めるべく、声を上げて下さい。

 

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