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『日本の少子化をくい止めるにはーその2ー(前半)』三橋貴明 AJER2019.10.22

 

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12月21日(土)シンポジウム「令和の政策ピボットは実現可能なのか?」が開催されます。
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三橋TV第159回【防災投資で国富と「我々の預金」を増やそう!】
 
 日本は今、政府が緊縮財政を続けているため、国民は災害に対し「自己責任」を求められているのに加え、科学技術立国は崩壊。あらゆる現場がすさみ、荒れ果て、公務員までもが正規と非正規という「階級」に分かれる異様な状況になっています。
 
『期末手当新設で月給減 非正規公務員、悲痛な声 来春新制度 遠い待遇改善
 「月給が減らされて生活ができなくなる」。福岡県内の自治体で非正規職員として働く女性から特命取材班に悲痛な声が寄せられた。いまや市町村で働く職員の3人に1人は非正規雇用。保育現場や図書館など住民とじかに接する職場に多く、非正規なしに公共サービスは維持できないのが実態だ。何が起きているのだろうか。(後略)』
 
 ところで、先日の「新」経世済民新聞で、最近、ネットに出回っているらしい「特別会計の闇」について取り上げました。
 
『【三橋貴明】特別会計とルサンチマン・プロパガンダ
 珍しく「特別会計」の話をしましょうか。
 なぜ、三橋が「特別会計の闇」とやらについて語らないのかと言えば、別に闇でも何でもないためです。
 何しろ、財務省のホームページに詳細が載っています。
 ちなみに、
「特別会計の中身は国会議員ですら知らない」
「国会で審議されることすらない」
 と、いかにもなことを言う人がいますが、バカバカしい限りです。特別会計は一般会計と同じく、普通に国会で審議され、可決さています。(後略)』
 
 最近、気が付いたのですが、
「公務員給与は高すぎる! 公務員は税金泥棒! 俺が見かけた公務員はろくに働いていない!」
「官僚が特殊法人に天下っている! 許せない」
 と、財務省が大いに喜ぶルサンチマン・プロパガンダに引っかかる人は、意外にまともな人が多い

 というか、本人がまともで、正義感が強いからこそ、その種の「発想」をしてしまうようです。 
 
 結果、さっさとデフレから脱却し、公務員給与が相対的に低く見えるよう、民間の給与水準を引き上げよう。であったり、長年、行政のプロとして勤め上げた官僚に、「日本国民のためのサービス供給」をする法人に「再就職」してもらい、能力を発揮してもらおう、とは考えないで、「一部の官僚による天下りの渡り(これはアウト)」をクローズアップさせる手法などに引っ掛かり、
「天下りはけしからん! 特別会計があるからいけない。特別会計は一般会計に移せ!」
 と、叫び、実際に特別会計の一般会計化が進み、財務省の権力が肥大化してきました。典型が、道路特定財源の一般会計化です。(マッサージチェア、覚えています?)
 
【歴史音声コンテンツ 経世史論】
※上島嘉郎先生と三橋貴明の対談「自虐史観はなぜ始まり、深刻化したのか」がご視聴頂けます。
 
 ちなみに、わたくしは別に「全ての公務員がまとも」「全ての特殊法人はまとも」などと、完璧組織論を主張したいわけではありません。
 問題のない組織など、この世に存在するはずがない。

 農協にしても、土木・建設業にしても、電力会社にしても、何かしらの問題はあります。
 でも、それは「あなたが属している組織」でも同じでしょ? という話。
 
 問題はある。なかなか解決しない。それでも、何とか足掻きつつ、公的サービスで働く人には、国民のためにサービスを供給してもらう。でも、いつまでたっても、組織は「綺麗」にはならない。

 世の中、そんなものなのですよ。

「いや、あらゆる組織は完璧でなければならない」
 と、「まとも」で「正義感が強い」人は思うかも知れませんが、完璧な組織など存在し得ません。
 
 世の中、そんなものなのですよ。

 ルサンチマン・プロパガンダは、「そんなもの」を認められない人々の義侠心、正義感に訴えかけ、木を見せ、森を燃やそうとする手法です。結果、財務省の権力が強化され、あるいはパソナのような人材派遣会社が儲かる。

 「組織は完璧でなければならない」が行き着く先は、結局はグレート・リセット。つまりは「革命」でございます。
 
 そんなもの、である世の中において、それでも「少しでも改善しよう」とじたばたし、いつまでたっても改善しない。その種の「グダグダ」した状況に耐えられない人々が、
「いっそ、○○してしまえ!」
 と思いつめ、ルサンチマン・プロパガンダの餌食になる。

 完璧で、クリーンな人間が「史書」の中にしかいないのと同様に、非の打ち所がない組織もありません。

 もちろん、公務員にせよ、特殊法人にせよ、農協にせよ、土木・建設業にせよ、電力業界にせよ、これからも様々な問題が噴出し、報じられていくことでしょう。

 その種の「悪」を封じることはできないし、逆に「どこまで許せるのか」も個人差があります。
 
 何となく、個々人の「余裕」に依存するような気がします。デフレで貧困化が続くと、「そんなもの」に対し「許せない」と思う人が増え、国民同士で批判し合い、ナショナリズムが壊れていく

 そういう意味でも、デフレは国家を壊すんだなあ、と、最近、つくづく思うのです。
 とにもかくにも、早期にデフレから脱却しましょう。方法は明らかなのです。
 
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