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7月16日(火) MMT国際シンポジウム
パネリスト:ステファニー・ケルトン(NY州立大学教授)、藤井聡(京都大学大学院教授)他
 
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令和の政策ピボット呼びかけ人に映画批評家の前田有一氏が加わって下さいました。
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三橋TV第109回【待望のあの方にご登場頂いたよ】
 本日は、三橋TV公開収録のイベント開催日です。収録終了後の懇親会にご出席されるピボット呼びかけ人は、小浜逸男先生、河添恵子先生、室伏謙一先生、平松禎史先生の四名です。

 オープニングは、sayaさんのリアル「魅惑のセレナーデ」。
 
 参議院選挙が始まりました。

 興味深いことに、公示ギリギリまで西田昌司先生が毎日新聞や女性自身に出ています。(西田先生は改選なので、普通はあり得ない)
 
自民党・西田昌司「安倍総理、今からでも消費税増税の凍結を!」
 10月の消費増税前、最後の国政選挙が行われようとしている。自民党の公約に、消費税10%への増税が明記されたなか、自民党内から増税の凍結を求める声を上げ続ける議員がいる――。
 「いまの景気状態で、消費税の増税が強行されれば、家計への影響は計り知れません。日本経済も間違いなく悪くなってしまいます」
  こう警鐘を鳴らすのは、政権与党の自由民主党内で、「消費増税の凍結」を一貫して主張してきた西田昌司参議院議員(60)だ。(後略)』
 
 西田先生の重要発言というか、これまで「日本では誰も言ってこなかった真実」。いや、「誰も」というのは「政治家は誰も」という意味で、我々一般人は言い続けてきましたが。
「そもそも、国は中央銀行(日本銀行)を通して、通貨を発行することができます。いくら国債を発行しても、財政破綻することはありません」
 でございます。
 
 さらにいくつかピックアップすると、
「(安倍総理は)私の意見はおおむね理解してくれています。ただ問題なのは、財務省に洗脳されている人たちが圧倒的に多いから、安倍首相も舵を切りにくいのだと思います」
「ホンネでは私と同じ意見の議員は多数いる。ただ、『いまさら言えない』『決めたことを変えるのはいかがなものか』という理由で、声を上げにくいのでしょう」
 
 「おおむね理解してくれています」の部分は、よく分かりません。総理は会う人ごとに「相手が望むこと」を言っているように見える。(財務省に洗脳されている人が圧倒的に多い、というのは事実です)
 
 さすがの総理も、12年まで「デフレ期の増税はあり得ない」と言っていた手前、反・緊縮財政派の前で、
「日本は財政破綻する~、消費税は断固上げなければならない~」
 とは、言わんでしょう。
 
【歴史音声コンテンツ 経世史論 始動!】
http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
※6月16日(日)から、中野剛志氏との特別対談コンテンツ【歴史とナショナリズム】をご視聴頂けます。是非、ご入会下さい。
 
 総理の「本心」を勝手に想像すると、緊縮財政云々はどうでもよく、単に「グローバリズムのトリニティ」を進めたがっているように見えます。緊縮財政はトリニティ(緊縮財政、規制緩和、自由貿易)の一部である以上、財務省が強行に進めるならば、「反対するふりをする」程度で済ましているのではないかと(あくまで「想像」ね)。
 
 と言いますか、「憲法改正」「地球儀外交」「防衛力強化」「対韓輸出規制」等々、いわゆる保守派が望むことを勇ましく叫びつつ、反対側で国民を貧困化させ、国家の安全保障を弱体化させる政策をガリガリ推進するのが、右寄りグローバリストの伝統的な手法です。
 
【世界の政治経済マトリクス】
 グローバリスト、である以上、緊縮財政は当然なのです。「政府を小さくする」「政府の役割を最小化する」グローバリズムと、財政拡大は不整合になってしまいます。

 いずれにせよ、過去六年半、安倍政権が「何をしたのか?」について、改めて振り返る必要があります。

 そのための最高の一冊を、六年間、内部にいらっしゃった藤井聡先生が刊行されました。
 
 
『安倍内閣、あるいはより正確に言うなら、1998年以降のデフレ不況下の全ての内閣にとって、この財務省の「赤字圧縮」政策こそが、歴代内閣が経済、科学技術、防衛、インフラ、外交などのあらゆる分野で華々しい成果を上げることを阻み続けた、最大の原因なのである。(P137)』
 
 赤字圧縮政策、緊縮財政政策から「令和のピボット(転換)」を実現できるのか。具体的な闘争が、昨日、始まったのです。とりあえず、わたくしは「緊縮財政」の政党、候補者には票を入れません。
 

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