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チャンネルAJER更新しました。

『政府が国債を発行すると家計の預金が増える①』三橋貴明 AJER2019.2.26

https://youtu.be/mBjN9lCa2h8

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【一般参加可能な講演会のお知らせ】
衆議院議員あんどう裕・第一回日本の未来を考えるセミナー
https://www.andouhiroshi.jp/japan-future
2019年3月9日(土) 15:00-

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三橋TV第58回【堤未果さんと佐藤健志さんを読もう】

https://youtu.be/usHX8SlYVcM

 

 さて、単行本締め切りを迎え、毎日のように収録があるため、超絶に多忙な時期が続きます(あと二週間ほど)。
 今年はなぜか花粉症がそれほどでもないため、体重が減り体調も良く、家事と育児の合間にもひたすらキーボードを叩き続ける毎日です。

 ビジネスやら何やら、各種のプロジェクトが並列で動き出しています。
 
 会社のホームページを更新しましたが、バナーからも分かる通り、今月からわわたくしに加え、藤井聡先生、上島嘉郎先生、河添恵子先生の講演サービスもご提供致します。
 

 近々、講演を企画されている方は、是非ともご検討くださいませ。
 
 改めて振り返ると早いもので、今年も二か月が過ぎました。

 三月といえば、7日にILCの返答の〆切を迎え、29日にはブレグジット予定日ということで、大イベントが続きます

 ILCについては、とにかく「断念」」と思われないように、超前向きなコメント、対応で「玉虫色で誤魔化す」ことに成功してくれるよう、祈るばかりです。

 何しろ、財務省の緊縮財政路線が維持されている以上、
「ILCに『追加的』に予算を割り振る。よって、他の科学プロジェクトが影響をうけることはない」
 という、ごく普通の対応は採れないのが現在の日本でございます。
 せめて、せめて3月7日で「ジ・エンド」とならないように、心の底から願っております
 
『「強く前向きな意思表示を」 ILC推進協、文科省に緊急要望
https://www.iwate-np.co.jp/article/2019/2/28/48034
 国際リニアコライダー(ILC)の誘致に取り組む東北ILC推進協議会(代表・高橋宏明東北経済連合会名誉会長)は27日、文部科学省に緊急要望を行った。国際研究者組織が「意思表明期限」とする3月7日に、日本政府が何らかの見解を示す見通しとなる中、関係国への前向きな意思表示と国際協議の開始を求めた。
 高橋代表と千葉茂樹副知事、勝部修一関市長、小沢昌記奥州市長、谷村邦久・県ILC推進協議会長ら18人が同省を訪問。白須賀貴樹政務官に「政府として強く前向きな意思を3月7日までに関係国に発し、国際協議を開始すること」を求める要望書を手渡した。』
 
 まさに「強く前向きな意思」を表明してくれるだけでもいいです。せめて「意思」だけでも明確にしない限り、ILC事実上断念という話になってしまい、人類の歴史が(悪い方向に)変わってしまいます。
 
 日本国が「中国共産党の覇権国化」に決定的に手を貸したという歴史が残らないよう、最後の瞬間まで「前向きな意思」を求め続けていきたいと思います。
 
 
 続いて、ブレグジット。
 メイ政権はブレグジットを巡り、
「合意なきブレグジットか、離脱延期(三か月)」
 を採決する方針のようです。
 
『英下院、合意なしブレグジットと離脱延期の是非を採決へ 野党は国民投票を支持
https://www.bbc.com/japanese/47397093
イギリス議会は27日、3月半ばまでにEUとの離脱協定が成立しなければブレグジットを延期し、合意なしブレグジットを阻止するかどうかをあらためて下院で採決するという案を、圧倒的多数で可決した。一方で、最大野党・労働党が提出した独自の欧州連合(EU)離脱協定案を否決したため、ジェレミー・コービン党首は、2度目の国民投票を行う案を支持する意向を示した。』
 
 本来、EUが離脱協定交渉開始時点で、
「モノの国境を越えた移動については、これまで通り関税同盟。その他は、イギリスが主権を取り戻す」
 という穏健、寛容な案に合意すれば、これほど話がねじれることはなかったのです。もっとも、EUとしては「容易にEUから離脱できる」ということになると、ハンガリーやポーランド、イタリアまでもがEU離脱を検討し始めかねませんので、寛容な案で合意といった道は採れなかったわけです。

 結局、EU側に、
「グローバリズムの国際協定(EU)は善である」
 という認識があり、逆に英国民側が、
「国民主権がない状況に耐えられない」
 と考え、価値観が決定的に違う以上、ブレグジットが最終局面まで混乱するのは仕方がない話なのだと思います。

 しかも、「ブレグジット」とアイコンで読んでいますが、具体的な「離脱のスキーム」については、英国側ですら全くコンセンサスが採れていないわけです。

 EU側からしてみれば、
「一体、あいつらはどういう風に離脱をしたいのだ。せめて、国内をまとめてから交渉しろ」
 と、なってしまいます。とはいえ、「EU加盟」の方法が明確であるのに対し、「EU離脱」は端から想定されておらず、手続きも不明確なのです。イギリス国内でも、ブレグジットに対する姿勢がバラバラである以上、今回の混乱を免れる道は、初期段階でEU側が「寛容の精神」を見せなかった以上、塞がれてしまっていたのです。

 いずれにせよ、様々な「歴史のベール」の織り目や縫い目が解け、その向こう側にパラダイスでもユートピアでもなく、「残酷な世界」が明瞭に見えてくるのを感じながら、日々を過ごしています。

 とはいえ、目隠しをしたまま交差点を渡るよりは、しっかりと現実を見据えた方がマシです。現実を見ずに問題を解決することは、神様にも不可能なのです。
 
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