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『第零次グローバリズム(後篇)①』三橋貴明 AJER2017.8.22
https://youtu.be/-5uKaphgykI
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昨日は、一日中バタバタと忙しく、それでも深夜に映画(二〇三高地)を途中まで視て寝たら、朝のアラート(目覚まし)の後に二度寝してしまい、危うく「おはよう寺ちゃん活動中」に遅刻するところでした。それにしても、朝5時38分に起きて、6時からの生放送に間に合うって凄くない?
今日は、朝一のラジオに出て、7時32分の新幹線で郡山に向かいます。誰じゃ、こんなスケジュールを組んだのは・・・。
さて、アラートといえば、Jアラート。
昨日の朝、大東亜戦争敗北後、初めて我が国で「空襲警報(事実上の)」が鳴り響きました。
それを受け、
「マジでこんなんで起こすなクソ。こんなんで一々出すシステムを入れるクソ政府」(堀江貴文氏)
などと、政府の対応を批判するコメントがネットで散見され、吃驚してしまったわけです。
貴方たち、逆に北朝鮮のミサイルが日本上空を通過したとして、政府が何もしなかったら、
「政府は何やってんだ、クソ政府」
とか何とか、絶対に批判するでしょ。
最近の北朝鮮のミサイル危機で、お花畑的な平和に浸っていた日本国民の「本性」が、次第に暴かれつつあるように思えて興味深いです。
東日本大震災と福島第一原発の事故の後、原発反対派に対し、
「貴方たち、原発停めて日本で大停電が起きたら、絶対に『政府や電力会社は何やってんだ!』とか何とか、絶対に批判するでしょ」
という感想を覚えたわけですが、非常事態が発生した時にこそ、人間の本性がむき出しになるのかもしれません。
平和も、エネルギー供給も、別に神様が保障してくれているわけではありません。我々、日本国民が『自分たち』で維持しようと奮闘しない限り、平和もエネルギー安全保障も確立できないというのが「現実」なのですよ。
『北朝鮮ミサイル アメリカの反応
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170829-00017349-houdouk-soci
北朝鮮のミサイル発射へのアメリカ政府。
対話の機運が徐々に高まっていた矢先のミサイル発射は、アメリカ政府にとって、「寝耳に水」とも言えるものだった。
トランプ大統領は、難しい対応に迫られている。
北朝鮮のミサイル発射を受けて、国防総省は、アメリカへの脅威ではないとする声明を発表したが、ホワイトハウスやトランプ大統領は反応をまだ発表していない。
一方で、アメリカメディアは、「日本の上空を通過させた今回のミサイル発射は、これまでより危険なものだ」とする分析を紹介したうえで、「トランプ大統領が課題に直面している」とも伝えている。(後略)』
もう一つ。
金正恩の暴発で北朝鮮がミサイル開発や核開発に邁進したとして(していますが)、
「「北朝鮮、オワタ m9(^Д^)プギャー」
「いずれ、アメリカ『様』の怒りを買い、北朝鮮は破滅する」
「トランプ様、頼んます!」
とか何とか、まさにジャイアンの威を借るスネ夫のごとき発想に駆られている人はいませんか? アメリカ『様』が北朝鮮を軍事攻撃するとしたら、それはあくまで「アメリカのため」であり、日本国民のために動くなどという話はあり得ませんよ。何しろ、日本とアメリカは違う国なのです。
今回の北朝鮮のミサイル危機は、日本国民に「自分たちを守るのは、日本国家のみ」という、至極当然の現実を思い出すきっかけになる可能性があります。というか、思い出さなければなりません。
個人的には、北朝鮮が東京にミサイルを撃ち込んでも、日本国民は瞬時には沸騰し、大騒ぎし、二、三日もしたら忘れてしまうのではないかと懸念しているわけですが、いずれにせよ今回の北朝鮮危機を受け、日本国民が「安全保障」について一人一人が考え、国民主権国家の「主権者」としてどうするかを考え始めなければ、普通に我が国は亡国に至るでしょう。
我々は、日本国家の主権者です。主権者である以上、日本政府が間違いを犯したとして、全ては我々の責任になってしまうのですよ。
そして、野党。
本日、国会の閉会中審査が開催され、北朝鮮非難決議が採択される予定になっていますが、まさか「全会一致」にならない、などという結果にはなりませんよね。
むしろ、現在の野党の皆さんには、
「今こそ、安倍政権の対北朝鮮の弱腰姿勢を批判せよ。特に『万全を期す』といった抽象用語が、具体的に何を意味しているのか、追求せよ。さらに、敵基地攻撃能力や核武装について、むしろ野党陣営から切り出し、議論を始めよう」
と、提言申し上げます。
改めて強調したいのですが、我が国はすでに「空襲警報が鳴り響く国」なのです。
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