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『三橋貴明の台湾報告①』三橋貴明 AJER2015.12.15
https://youtu.be/-sSCuFZnEfU
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【三橋貴明】超技術革命で世界最強となる日本!首都高速シールドトンネル工事編[桜H28/1/6] https://youtu.be/RVYOi6eqKQg



 本日から三連休とのことで(わたくしは講演のお仕事ですが)、都心から高速道路を使い、行楽地にお出かけになる方も多いのではないかと存じます


 懇意にして頂いている大石久和先生は高速道路の「ネットワーク効果」について解説される際に、「環状線」が開通した際の効果について強調されます。というわけで、大石先生の教えを受けたわたくしは、角川書店から刊行した「黄金の復興計画 成長を阻む道路不要論から脱却せよ 」で、以下の図を使い、高速道路の環状線のネットワーク効果について取り上げたのでございます。


【高速道路の環状線のネットワーク効果】


 別に、解説がいるとは思いませんが、昨年は首都高速道路の中央環状線山手トンネルが大橋JCT-大井JCT間で開通。さらに、圏央道の桶川北本IC-白岡菖蒲IC間も開通。環状線の整備が一気に進んだ一年でした


首都高・中央環状線の渋滞が約2割減少
http://trafficnews.jp/post/47500/
 2015年10月31日(土)、圏央道の桶川北本IC~白岡菖蒲IC間が開通。これにより圏央道は埼玉県内の区間が全通し東名高速と中央道、関越道、東北道が圏央道を経由してつながりました。
 この開通から1か月後の時点における状況について、国土交通省は12月25日(金)、都心を避け圏央道へ迂回する交通が増え、それに伴うさまざまな効果が出ていることを明らかにしました。
 東名高速と東北道とのあいだを行き来する交通については、圏央
道の内側を通過する割合が従来の9割から3割へと大幅に減少。首都高・中央環状線を経由して東名~東北間を移動する交通量は1日4300台から2300台になり、中央環状線・大橋JCT~江北JCT間の渋滞が約2割減っています。
 東名高速では圏央道の迂回機能によって、圏央道内側の交通量が1日5500台(4%)減りました。外環道の和光北IC~戸田西IC間でも、交通量が1日6300台(7%)減少しています。
 一方で、すでに開通していた圏央道の関越道~中央道間、中央道~東名高速間の交通量はそれぞれ約1割増加しました。
 国土交通省は、2016年4月から新たな高速料金が適用され圏央道経由の料金が下がることにより、さらなる圏央道への転換が期待できるとしています。』


 環状線が開通すると、緊急時の迂回経路が増えるのに加え、そもそも平時にも渋滞を減らす効果があります。わたくしは仕事柄、首都高速道路を使いまくるのですが、明らかに渋滞が減っています。


 以前は、谷町JCTや浜崎橋JCTなど、「確実に渋滞する」ポイントがあったのですが、最近はなくなりました(事故渋滞は除く)。

 というわけでで、先月末に国土交通省が圏央道桶川北本IC-白岡菖蒲IC間の開通効果を公表したのですが、東北自動車道から東名自動車道に抜ける車(あるいは、その逆)が圏央道に流れ、内側を通る車が3割に減少とのこと。これは、大きいです


 そもそも、東北方面から静岡方面に抜けたい車(逆も同じ)は、別に好き好んで首都高に入っていたわけではありません。圏央道が開通し、快適な道路で東北自動車道から東名自動車道に向かうことができるようになり、同時に首都高速道路への流入が減少。首都高の渋滞も減っているわけでございます。


 渋滞が減ると、運送サービスの「生産性向上」というわけでございまして、日本の物流サービスの供給能力が強化されます。 


 そもそも、中央環状線、外環自動車道、圏央道という三つの環状道路が計画されたのは、信じられないでしょうが1963年です。わたくしが生まれる前なのです。それが、未だに完成していません。


 計画は立てられたものの、東名、中央、関越、東北道など放射方 向の高速道路が整備される状況で、環状方向の高速道路の整備は遅れに遅れます。結果、別に都心部に用があるわけではない自動車までもが都心環状線に集中してしまい、慢性的な渋滞が発生していたのです。

 渋滞の増加は、運送サービスの「生産性の低下」であり、物流サービスの弱体化になります。

 三つの環状道路の内、昨年、山手トンネル開通で中央環状線のみがようやく完成。圏央道は、来年度、境古川IC-つくば中央ICが完成する予定になっています。つまりは、常磐道までつながるのです


 とはいえ、個人的に最も重要だと考えている「外環道 大泉JCT-東名JCT」は、遅々として進んでいません外環道は、麻生政権の補正予算で用地費66億円が計上されたのを、「コンクリートから人へ」を標榜して政権を取った鳩山政権が、執行停止してしまいました。


 いずれにせよ、日本は未だに、
「道路建設は土建屋を喜ばせるだけだ!」
「公共事業は無駄だ!」
「日本に道路はもう必要ない!」

 などと、手垢にまみれた公共事業否定論を主張する「頭が悪い連中」で満ち溢れています。というわけで、高速道路に代表される交通インフラが「いかに、一般の国民に便益(ベネフィット)を与えているか?」という公共事業のストック効果について、是非とも皆さんに知って頂き、拡散して頂きたいのでございます。


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