ギリシャと日本

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『お金の正体①』三橋貴明 AJER2015.4.14

https://youtu.be/z82Ql8POWZg
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一般参加可能な講演会

5月9日(土) 熊本市国際交流会館 18時00分より三橋貴明講演「日本と台湾の明るい未来を築くためには
5月15日(金) 19時30分より『Voice』特別シンポジウム『日本の資本主義は大丈夫か――グローバリズムと格差社会化に抗して』
パネリスト:小浜逸郎、三橋貴明、中野剛志
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 本日は7時からTOKYO MX「モーニングCROSS」に出演します。
http://s.mxtv.jp/morning_cross/


 本日は23時15分からテレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」に出演します。
http://www.tv-asahi.co.jp/tvtackle/


 二日続けて荒れる(何ででしょうね?)話題でございましたが、本日はこちら。


ドラギECB総裁、ギリシャのユーロ離脱を否定
http://jp.wsj.com/articles/SB11581577432647144308704580589311086481480
 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は18日、ギリシャがユーロ離脱に追い込まれるかもしれないとの見方を否定し、ユーロは後戻りしないとの認識を改めて示した。
 一連の国際会議が開催された当地での記者会見で総裁は、2012年8月の自身の発言「(ユーロは)後戻りできない」に変わりはないと述べた。
 ギリシャのユーロ離脱リスクが指摘されているが、ギリシャの緊急支援をめぐる同国と債権者の交渉はこう着状態が続いており、融資の返済期限も迫っている。(後略)』


 本稿執筆時点で、ギリシャの長期金利は12.9%。スタンダード&プアーズは、15日にギリシャ国債を「経済情勢しだいでは債務の支払いが滞りかねない」CCC+に引き下げました。


 本日から月末まで、ギリシャは「期限」のラッシュとなります。まずは本日、ギリシャからEUへの修正改革リストの提出期限でございます。とはいえ、ショイブレ独財務大臣が言っていたように、EU側が納得されるリストが提出されることはないでしょう。


 24日。ラトビアでユーロ・グループの会合が開かれます。


 そして、月末に17億ユーロの国内公務員給与、年金の支払い期限となります。

 さて、なぜ殊更にギリシャ問題を取り上げるかといえば、もちろん、
ギリシャと日本を同一視し、財政破綻を煽る頭の悪い人
 が、日本にはまだまだ多く存在するためです。


そもそも、ギリシャ国債と日本国債は同じく「国債」と名前がついているものの、全く異なる性質を持つ債務です。といいますか、日本側の自国通貨建て国債は、「政府の負債」ではあるものの、「デフォルト(債務不履行)の可能性がある政府の負債」ではありません。


 何しろ、日本政府の負債、財務省やマスコミのいう「クニノシャッキ~ン」は、日本円建てなのです。子会社の日本銀行に命じ、日本円を発行できる日本政府が、なぜ日本円建て国債の「デフォルト(=財政破綻)」になるのか。


 などと書くと、以前であれば、
「はいぱ~いんふれ~しょんが~」
 と、頭の悪い人が言ってきたものですが、


【日本のマネタリーベースとコアCPIの推移】

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_50.html#MBCPI


 ご覧の通り、日本銀行がマネタリーベースを130兆円以上も増やしたにも関わらず、インフレ率(日銀はコアCPI)は直近で「「ゼロ」」なのです。当たり前です。


 何しろ、「インフレ率」とは「モノやサービスの購入価格」の変化なのです。中央銀行がどれだけ通貨を発行したとしても、モノやサービスの購入が増えなければ、インフレ率はピクリともしません。


 モノやサービスの購入金額の合計とは、要するにGDPです。安倍政権は消費税増税や政府支出削減により、国民経済の需要であるGDPの頭を押さえつけているのです。これでは、ハイパーインフレ(インフレ率年率13000%)どころか、インフレ率をプラス化することすら困難です。


 といいますか、安倍政権の経済分野における「唯一最大の功績」は、先日もメルマガに書きましたが、
政府の国債を日銀に大量に買い取らせ、クニノシャッキン問題など存在しないことを証明し、同時にハイパーインフレーションも起きないことを証明した
 ことなのでございますが、なぜそれをアピールしないのでしょう。安倍政権は、歴史上、最も多額の「クニノシャッキン」を実質的に減らしてしまった政権なのでございます。


 それにもかかわらず、「クニノシャッキンガー」と緊縮財政に勤しんでいる。まるで、出来の悪いディストピア・ムービーを視聴しているような気分でございます。


 いずれにせよ、ギリシャのデフォルトが現実味を帯びてきたこの時期、「国家の財政破綻」が日本では起きえないという事実を、是非とも広めて下さいませ。財政破綻に陥る国は、


●国債金利が上昇している
●政府の負債の債権者の大半が外国である
●政府の負債の通貨が自国通貨建てではない
 という、三つの条件を満たさなければなりません。


 長期金利が0.31%、国債の95%が日本国民に保有され、100%日本円建ての日本国債がデフォルトする可能性は「ゼロ」なのです。この事実を拡散し、ギリシャ問題にかこつけて、
「ギリシャは破綻した。日本も~」
 などとやっている政治家、学者、官僚、評論家、コメンテータなどを、思いっきり嘲笑して頂ければと存じます。


「ギリシャと日本を同一視するな!」にご賛同下さる方は、このリンクをクリックを!
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