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『混迷の日本①』三橋貴明 AJER2015.1.20(7)

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 週刊新潮2月12日号「MY ONLY」に登場しています。ちょっと、珍しいコンテンツ。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00SG1NT9O/


 さて、予想外なことに、ギリシャのチプラス首相が強行的に「反EU」的な姿勢を見せ始めました


ギリシャ首相「もう命令に従わない」、欧州と対決姿勢
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0L926I20150205
 ギリシャのチプラス首相は5日、欧州連合(EU)の緊縮財政政策を永遠に終わらせると表明し、支援プログラムの合意順守を迫る欧州諸国との対決姿勢をあらためて鮮明にした。
首相は今週、緊縮路線に代わる新たな合意を求め、欧州首脳らと相次いで会談したが、大きな成果もなく帰国した。
しかしチプラス首相は議会グループへの演説で「ギリシャはもう命令には従わない。宿題をやりなさいとの説教を聞き入れる惨めなパートナーでもない。わが国にはわが国の意見がある」と主張した。
また「ギリシャを脅すことはできない。なぜなら欧州の民主主義が脅迫されることがあってはならないからだ」と述べ、欧州中央銀行(ECB)などがギリシャに対し厳しい姿勢を維持していることを暗に批判した。』


 凄いですね。


「緊縮財政政策を永遠に終わらせる」
ギリシャはもう命令には従わない。宿題をやりなさいとの説教を聞き入れる惨めなパートナーでもない。わが国にはわが国の意見がある」


 何となく、彼の鳩山元総理大臣を思い出してしまった、この空気の読めなさが凄いです。

 金を借りている立場で、債権者側に、
「もう、あんたたちのいう事はきかない!」
 と言ってのけたわけですね。


 記事でいう「大きな成果」とは、要するに緊縮財政の停止です。

 チプラス首相は、欧州歴訪の際に、例えばフランスではオランド大統領との共同記者会見で、
「EUに必要なのは成長や雇用のための政策だ」
 と発言するなど、至極、真っ当なことを訴えていたのですが、現実にはギリシャがユーロ、EUに加盟している限り、主体的に成長や雇用のための政策を打つことはできません。


 ちなみに、チプラス首相の「成長や雇用のための政策を」に対し、オランド大統領は、
「ギリシャは債務をはじめ過去に行った約束を果たす必要がある
 と、述べました。何か、若者を窘める年長者のような光景でした。


 また、チプラス首相はブリュッセルでユンケル欧州委員長らと会談し、その時は、
「交渉については非常に楽観的だ。まだ合意には至っていないが合意に向けて正しい方向に進んでいる」
 と、比較的冷静な発言をしていたのですが、結局は「どうにもならない」ということを悟ったのではないかと思います。


 まあ、当たり前なのです。そもそも、トロイカ(EU、IMF、ECB)は緊縮財政を条件にギリシャに緊急融資をしたわけでございます。緊縮財政が正しいかといえば、処方箋としてはもちろん間違っているわけですが、ギリシャの「カネは返せないけど、緊縮財政は嫌」は、ちゃぶ台返しには違いないわけです。


 しかも、困ったことにチプラス首相の「緊縮はしない」は、ギリシャの民主主義によって選択された道なのでございます。「普通の国」であれば、民主主義により緊縮を否定した以上、積極財政、金融緩和により「成長と雇用拡大」を目指せばいいわけです。ギリシャの場合は国際金融市場からデフォルトという制裁を受けることになりますが、まあ、同国はしょっちゅうデフォルトしている国ではあります。


 もっとも、ギリシャはユーロ加盟国です。ギリシャがユーロに加盟したままデフォルトすると、他のユーロ加盟国が困ります。2012年のデフォルト時は、
「ギリシャの債権者側が自発的にヘアカット(元本免除)を認めたわけで、ギリシャがデフォルトしたわけではない」
 という、意味不明な理屈で誤魔化しましたが、今度は正真正銘の「デフォルト」になってしまうでしょう。 


 というわけで、ギリシャ問題は「グダグダ化」すると予想していましたが、実際には猛スピードで「ユーロ離脱」の方向に突っ走っています。とはいえ、ユーロ離脱の「法的手段(国際法の話)」や「技術的手段(金融の話)」は不明なままです。
 すでにひと月が過ぎましたが、2015年は大変な一年になりそうです。本当に、本当に、心からそう思います。


「2015年は大変な年になりそうだ・・・」に、つくづく同意してしまわれた方は、

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