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『財政均衡主義の払拭を①』三橋貴明 AJER2014.10.21(2)

http://youtu.be/xKv1OE-9LaY

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 本日はTOKYO MX「モーニングCROSS」に出演しました。



 本日、7-9月期のGDP成長率が発表されます。民間予測は、年率換算で2.x%。とてもではないですが、再増税などできる経済環境ではありません。


 結果的に、総理が衆議院を解散し、
増税延期の是非を問う
 という話になるのですが、すでに民主党も11月14日に党本部で会合を開き、消費増税に対する党方針について、
「景気回復 が進まず増税できる環境にない」
 とのことで、来年10月の消費税率10%への引き上げを凍結 すべきだとの考えで一致しました。


 すなわち、消費税増税延期は、すでにして争点にはなりません。総理が記者会見で、
「適切に判断し、消費税再増税の延期を決断しました」
 と発表すれば、後は国会ですんなり増税延期・凍結法案が通るでしょう。


 それでも、総理は衆議院を解散するのでしょうか。

 するのでしょう。


高村氏 アベノミクスが最大の争点
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141116/k10013244701000.html
 自民党の高村副総裁は山口県周南市で記者団に対し、安倍総理大臣が今週、衆議院を解散する意向を固めたことに関連して「アベノミクス全体が失敗なのか、この道で行くのが正しいのかが最大の争点になる」と述べました。
 この中で自民党の高村副総裁は、安倍総理大臣が今週、衆議院を解散する意向を固めたことに関連して、「来月14日の投開票となれば、解散から数えれば僅か1か月足らずだ。来年度予算案の編成作業も若干ずれ込む程度で、それほどの政治空白はないだろう」と述べました。
 そのうえで「私たちは先の衆議院選挙、参議院選挙で、『アベノミクスでデフレから脱却する』と言って政権を取らせていただいた。アベノミクス全体が失敗なのか、この道で行くのが正しいのかが最大の争点になる」と述べました。
 また高村氏は「ほとんどすべての党が、『消費税率は来年10月は引き上げない』と言っており、そこは争点にならない」と指摘しました。(後略)』


 まったくもって、高村副総裁の語った通り、「消費税増税延期」はもはや争点になりません。それでも、解散総選挙を打って出る。この手の陳腐な言い回しは嫌いなのですが、「分かりにくい」です。


 また、「アベノミクス」は政策の総合パッケージです。アベノミクス全体を評価するとなると、経世済民が実現できているか否か、すなわち、
国民が豊かになっているか?
 という指標で図るしかなく、この時点で「アベノミクスは失敗」という話になります。何しろ、実質賃金が13年はリーマンショック後(09年)を下回るほどに下がり、さらにその後も下がり続け、4月に崖から落ち、「決まって支給する給与」では、未だにマイナス3%台で推移しているのです。


【日本の実質賃金(決まって支給する給与)の推移(対前年比%)】

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_48.html#JC9
 
 ということは、現在の日本経済の問題を「実質賃金の低下」と位置づけ、
実質賃金を高めるために、いかなる政策を打つべきか?

 を争うのであれば、これは現在の日本にとって適切な「争点」になります。一応、自民党の公約の中心になると言われている「円安対策」や「地方経済再生」は、実質賃金と関連した話ではあります。


 実質賃金を引き上げ、国民を豊かにするためにはどうすればいいのか

 同時に、14年4月の消費税増税を「失政」と見なし、きちんと(この言葉はあまり好きじゃないのですが)総括し、財務省の財政均衡主義、緊縮至上主義を「否定」することができれば、今回の解散総選挙(やるとして)にも価値があるという話になります。


 自民党は当然ですが、野党の皆様にも、是非とも、
実質賃金の引き上げと、財政均衡主義に対するスタンス
 を公約の中心に置き、議論をして頂きたいです。


 未だに「なぜ、解散総選挙なのか」について納得がいきませんが、本当に総選挙をするならば、「まともな争点の下で選挙をして欲しい」と、一国民として切に願っています。



各党は「いかにして実質賃金を引き上げ、国民を豊かにするかを競え!」に、ご賛同下さる方は、

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