呆然

テーマ:

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

株式会社経世論研究所  講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッター  はこちら

人気ブログランキング に参加しています。

新世紀のビッグブラザーへ blog

人気ブログランキングへ

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

チャンネルAJER更新しました!

『中国について語ろう①』三橋貴明 AJER2014.10.14(5)

http://youtu.be/1dTfhR8UNKE

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

一般参加可能な講演会のお知らせ

2014/11/04 『Voice』特別シンポジウム「2015年の安倍政権を占う」

小浜逸郎氏、藤井聡氏、三橋貴明氏、柴山桂太氏が安倍政権の経済政策を斬る! http://voice.peatix.com/

2014/11/14 東京都トラック協会 ロジスティクス研究会 三橋貴明氏 講演会 テーマ「生産性向上のためのインフラ整備-運送サービスで考える-」

http://ws.formzu.net/fgen/S54394876/

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 本日は三橋経済塾第三期第十回の講義開催日です。今回だけ、会場が変わりますので、ご参加される皆様はご留意ください(メールをご確認下さい)。
 ゲスト講師は、元雑誌「正論」編集長の上島嘉郎先生!


 さて、10月16日に「 呆然 」とせざるを得ない報道が流れていました


焦点:政府に増税ハードル引き下げ論、民間成長予想の下方修正相次ぐ
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0I50EB20141016?sp=true
 10月に入っても国内景気は雲に覆われたままだ。民間エコノミストの間では7─9月期成長率が当初の4%台の見通しから、2%台に下方修正する動きが出てきた。
一方で政府内には成長率の数字が低くても、秋にかけて経済データが尻上がりに回復するなら、消費税の再増税を認めるという事実上の「ハードル引き下げ論」が浮上している。足元で株価が下落しており、政府は極めて厳しい判断を迫られそうだ。
<7─9月期見通し、下方修正相次ぐ>
 「7、8月ともにデータは予想していたより弱かった。9月にかけて経済指標が上向きになるかどうかをみて、1つの判断としたい」──。政府内では夏場の天候要因もあり、7─9月のGDPが思うように伸びないことが明らかになるにつれ、消費税再引き上げの判断基準について、徐々にハードルを下げつつある。
当初、政策当局幹部は4月消費税引き上げの反動減が消える夏場の高成長を描いていた。数字を明らかにしてこなかったものの、7月末の段階では「相当良い数字が出るはずだから心配ない」としていた。

しかし、9月が終わってみると「成長率の数字自体は重視しない」との声も浮上してきた。(後略)』


 わたくしが最も嫌う手法は、よく書きますが、
「Aだ。故に、Bだ」
 と、主張しておきながら、「A」が成り立たないことが明らかになった途端に、
「いや、Cだ。故に、Bだ」
 と、結論だけを変えずに、そこに導くためのロジックを変更するやり方です。増税問題、公共投資問題、移民問題、TPP問題など、とにかく「彼ら」は結論だけを変えずに、そこに至るまでのロジックをコロコロと変えてきます。


 この種のやり方がまかり通っているのは、何も最近に限った話ではなく、例えば移民問題でいえば、80年代は、
「日本の繁栄を諸外国(特にアジア)にも分け与える」
 という理由で、外国移民が推進されていました。その後、07年頃からは、
「日本に活力を導くために、1000万の移民を入れる」
 に変わり、現在は、
「60年後の人口を1億人で維持するため、移民を入れる」
 に変遷を遂げました。

 上記のように、理由がコロコロと変わる言説の場合、本当の目的は別にあるわけです。移民問題の場合は、もちろん実質賃金を切りさげたい。人件費を削ることにより、企業の利益を増やしたい。これだけです。


 さて、7-9月期の経済指標が思わしくないことを受け、来年10月の消費再増税について、政府で、
「経済データが尻上がりに回復するなら、消費税の再増税を認める
 という、意味不明な「ハードル引き下げ論」が出てきました。政府というか、官僚でしょうが、いずれにせよ昨今の政権や自民党内で蔓延している、
「消費税を増税しないと、国債が暴落する!」
「消費税増税は国際公約だ」
 論と矛盾するとは思わないのですか、永田町の国会議員の皆さん。


 本当に「消費税を増税しないと、国債が暴落する!」ならば、経済指標と無関係に消費税を増税しなければならないでしょう。さらに、内政問題の増税問題が「国際公約」と言っている時点で、意味不明ですが、本当に「消費税増税は国際公約」ならば、やはり経済指標と無関係に増税しなければならないのではないですか。わたくしは、消費税増税が国際公約などとは思っていませんが。


 要するに、消費再増税という結論だけは絶対に変えずに、そこに至るロジックをあれやこれやと主張していたわけですが、現実の経済指標があまりにも悪く、増税議論がわけが分からない状況に突入しているのが現在の日本というわけです。


 正直、97年に我が国をデフレに叩き落とした消費税増税問題について、この程度の稚拙な議論しかなされていない日本の政治の現状こそが、本当の意味で「 呆然 」なのでございます。


本日の結論「呆然」にご賛同下さる方は、

↓このリンクをクリックを!

新世紀のビッグブラザーへ blog
人気ブログランキングへ

◆本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。 新世紀のビッグブラザーへ blog

◆関連ブログ

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

◆三橋貴明関連情報

Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」 連載中
新世紀のビッグブラザーへ ホームページ はこちらです。
新世紀のビッグブラザーへblog一覧 はこちらです。