若い世代の所得を押し上げる

テーマ:

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

株式会社経世論研究所  講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッター  はこちら

人気ブログランキング に参加しています。

新世紀のビッグブラザーへ blog

人気ブログランキングへ

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

チャンネルAJER更新しました!

『「原発ゼロ」の真実①』三橋貴明 AJER2014.7.15(3)

http://youtu.be/txi8clj3I_8

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 本日は文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」に出演いたしました。
 いやあ・・・二日続けての五時起きは、さすがに眠いです。とはいえ、この後、わたくしは姫路日帰り出張なのでございます。新幹線の中で少し寝ることにいたしましょう。


【正論トークライブ】日本を移民国家にしてよいのか[桜H26/7/15]
http://www.nicovideo.jp/watch/1405408661
http://youtu.be/F8dNsELvteE


 移民問題について、それこそ経済学的に、あるいは「経済人」的に考えたとき、つまりは文化、価値観、伝統、ライフスタイル、生活習慣、歴史認識、ナショナリズム、治安、安全保障等、経済学的ではない要素を削ぎ落し、経済合理性のみで考えたとき、少なくとも以下の点を満たしていない限り、
「外国移民を受け入れる」
 という話にはならないはずです。 


 すなわち、完全雇用を達成し、実質賃金が急騰し、人手不足の深刻化によりインフレ率が適切な範囲を超えて上昇を続けている、です。


 特に、長年、所得が減少する貧困化に悩まされた日本国民は、「所得が安定的に増えていく」状況を切望しています。と言いますか、若い世代に至っては、多くの人々が所得が安定的に増えていく環境を経験したことがありません。


 所得の縮小は、婚姻率を引き下げ、少子化をもたらしています。特に、若い世代は働いて稼ぐ所得で生活必需品を購入するのが精一杯な状況に至っている人が少なくなく(我が国には年収200万円未満の「男性」だけで、600万人もいます)、自動車や住宅を購入することが困難というよりは、不可能になってしまっているわけです。結果、内需はなかなか伸びません。


 といいますか、消費増増税という強制的な物価引き上げにより、現実の消費や住宅投資が目を覆いたくなるほどの落ち込みになってしまっているわけです。


 この状況で「賃金を引き下げるため」に外国移民を受け入れると、状況は悪化することはあっても、好転することはありません。実質賃金が下がることで、「日本人」の少子化は更に進行します。年間20万人(例えば)の外国人を入れ、出生率が引き上げられたとしても、それは「移民が多産」であるためであり、日本人が増えるわけではありません


 外国移民に頼り、人口を維持しようとすると、100年後の日本はネイティブな日本人が少数派になっているでしょう。それはもはや、日本国ではありません。2000年を超える「日本国」は、その時点で消滅したも同然です。


 経済人的な「経済合理性」の話から、価値観・ナショナリズムの話に変わってしまいましたが、いずれにせよ「経済合理性」のみを見ても、日本は外国移民を受け入れるべき状況ではありません。何しろ、実質どころか名目金額でみた所得ですら、以下のような惨状なのです。


【日本の世帯当たり平均所得金額の年次推移(全世帯、単位:万円)】

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_46.html#heikinkyuyo


平均所得、2%減の537万円=非正規増え88年水準下回る-厚労省
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014071500737&g=soc
 厚生労働省は15日、毎年実施している国民生活基礎調査の結果を公表した。2012年の1世帯当たり平均所得は537万2000円で前年比2.0%減少した。1988年の545万3000円を下回り、データが残る85年以降で過去4番目の低さとなった。同省は「背景として、非正規雇用の増加といった就業形態の変化があるのではないか」と分析している。
 可処分所得が一定水準に満たない人の割合を示す「相対的貧困率」は16.1%だった。相対的貧困率は3年ごとに算出。数値が高いと貧困層が多いことになるが、3年前の調査と比べ0.1ポイント上昇した。世帯所得を踏まえた「子ども(17歳以下)の貧困率」は16.3%で、3年前調査から0.6ポイント増えた。共に過去最高となり、経済格差は拡大した。
 アンケートで暮らし向きについて尋ねたところ、生活が「大変苦しい」「やや苦しい」との回答が59.9%で上昇傾向が続いている。』

 
 上記は2012年の平均所得(国民生活基礎調査の結果はしまってから一年半後に出るのです)です。ポイントは所得の低さもさることながら、所得分布です。(※相対的貧困率は日本の場合、他国と比べてあまり重視する必要はないと思います)


 所得金額の分布をみると、200万円以下が19.4%に達しています。300万円以下だと32.7%です。


 世帯主の年齢階級別に1世帯当たり平均所得金額をみると、最も低いのが「29 歳以下」の323 万7 千円。世帯人員1人当たり平均所得金額では最も低いのが、やはり「29 歳以下」の169 万9 千円です。少子化を解消するためにも、この層の所得の押し上げが「特に」必要です


 ところが、現実の日本政府は所得が低い層の税率が相対的に高くなる(消費性向が高いため)「消費税増税」を断行し、さらに各種の労働規制の緩和や外国人労働者受け入れで、所得抑制の方向に動こうとしています。


 断固、反対しなければなりません。「日本人の少子化」を解消するためには、日本の若い世代の所得を押し上げる政策を打たねばならないのです。


「日本政府は若い世代の所得を押し上げる政策を打て!」に、ご賛同下さる方は、

↓このリンクをクリックを!

新世紀のビッグブラザーへ blog
人気ブログランキングへ

◆本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。

新世紀のビッグブラザーへ blog

◆関連ブログ

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

◆三橋貴明関連情報

Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」 連載中
新世紀のビッグブラザーへ ホームページ はこちらです。
新世紀のビッグブラザーへblog一覧 はこちらです。