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『G0.5(後編)③』三橋貴明 AJER2014.3.18(3)

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 さて、本日は三菱重工の長崎造船所まで、新造中のLNG船を見に行きます。とはいえ、話題はエネルギーではなく、日銀と公共事業


『【70兆円、銀行に眠る】企業、個人へお金回らず 日銀の大規模緩和1年 熱狂去り問われる真価 
http://www.47news.jp/47topics/e/252198.php
 日銀の 黒田東彦総裁が大規模な金融緩和策を導入して4日で1年となった。日銀は世の中に出回るお金を74兆円増やしたが、その大半の70兆円が金融機関に眠ったままで、企業や個人への貸し出しに回っていない。急速に進んだ円安株高に熱狂した市場は落ち着きを取り戻し、デフレ脱却に向けて真価が問われる2年目が始まる。
 「日本経済は2%の物価安定目標の実現に向けた道筋を順調にたどっている」。黒田総裁は就任から1年となる3月20日の講演で力説した。しかし、黒田総裁の強気な姿勢と裏腹に、大規模な緩和策にはほころびも見え始めている。
 銀が供給するお金の量を示すマネタリーベースは、昨年3月の134兆円からことし3月に208兆円へ74兆円増えた。一方、金融機関が日銀に設けている当座預金残高も昨年3月の47兆円からことし3月に117兆円へ70兆円膨らんだ。
 金融機関から企業や個人への貸出残高は8兆円の増加にとどまり、金融機関が日銀から受け取ったお金は十分に活用されていない。
 なぜ貸し出しは伸びないのか。全国銀行協会の 平野信行会長(三菱東京UFJ銀行頭取)は「金融機関の利ざやは米国で3%ぐらいだが日本は1%程度」と述べ、企業の資金需要が少なくリスクに見合った利ざやが取れないのが原因との見方を示した。(後略)』


 さて、黒田日銀の「異次元の金融緩和」開始から一年がたち、
日本銀行が銀行から国債を買い取り、新たな日本円を発行しても、日銀当座預金で固定化され、市中に貸し出されない」
 という問題が、ようやくクローズアップされ始めました。何しろ、現在は日銀当座預金に0.1%の金利がついてしまうため、銀行側はお金を日銀預け金として眠らせていても、逆ザヤになることはありません。


 問題は、一般企業の資金需要の方で、デフレから未だ脱却がならない中、企業の設備投資意欲や資金需要は高まっておらず、さらに、
「余裕のある企業は内部留保を積み上げているため、資金需要があったとしてもお金を借りない
「余裕のない企業は、銀行側が不良債権化を恐れて、お金を貸し出さない
 というわけで、いずれにせよ銀行からお金が貸し出されず、相も変わらず日本国債(十年物)の金利は0.6%台と低迷している状況が続いています。要するに、デフレという話です。


 2013年末時点、日本の家計の金融資産は1645兆円、うち現預金が873兆円という恐るべき水準になっています。この現預金額がどれほど凄まじいかといえば、アメリカの全家計の現預金の総額が約836兆円(1ドル100円で計算)、ユーロの全家計の現預金総額が約1000兆円(1ユーロ140円で計算)というわけでございます。人口比を考えると、日本の家計がどれほど莫大な現預金を貯めこんでいるかが分かると思います。


 要するに、
「相も変わらず、家計(および企業)が預金を貯めこみ、銀行から民間への貸し出しがそれほど増えず、国債が買われ、日銀が銀行から国債を買い、新たな日本円を発行してすら、日銀当座預金で固定化されている
 というのが現実の日本というわけです。まさに、デフレです。


 お金の流れが悪い以上、現在の日本に求められているのは「通貨の創出」ではなく、「通貨の支出」になります。別に、日銀が国債を銀行から買い、新規に日本円を発行するのは止めませんが、その日本円を「所得創出」のために誰かが使え、という話です。


 当然ながら、現在の日本で最も主体的にお金が使える存在は、政府です。

 何しろ、現在の日本には東北の復興、首都直下型地震・南海トラフ巨大地震への対応、老朽インフラのメンテナンス、そして東京五輪に向けたインフラ整備と、「やらなければならない公共プロジェクト」が目白押しなのです。先日の藤井先生のメルマガからも明らかなように、現在の日本の土建産業で人手不足が発生しているのは事実ですが、真の意味で「人がいない」わけでも何でもなく、単に労務単価が安すぎ、人が集に過ぎません。各公共事業の予定価格を引き上げれば、普通に事業は落札され、現在の日本にとって最も必要な「通貨の支出」が実行されます。


生活保護受給者 4か月連続で過去最多更新
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140402/k10013435051000.html


 何が悲しくて、生活保護受給者が増え続けている国が、「外国人労働者を~」「外国からの移民を~」などとやらなければならないのでしょうか。意味不明です。


 1月の生活保護受給世帯数は159万9186世帯。このうち、18%の約28万8千世帯が「働くことができる世帯」になります。まずは、この方々に労働市場に戻って頂くというのが、当たり前の発想でしょう。


 未だに土木、建築の人手不足を「外国人で埋める」などと世迷言を言っている政治家や官僚、学者、民間議員たちが少なくありません。彼らには下らない屁理屈を主唱する前に、以下の質問「全て」に対し、「明確」に回答して欲しいと切に思います。


(1) 現在の土木・建築の現場では、安全が重視され、三橋がインタビューした60(先日より増えた)社以上の経営者が「外国人は危ないから無理」と語っている。それにも関わらず、「外国人、外国人」と主張するのはなぜか?


(2) 現在の人手不足が「日本国民」の手で埋められれば、その過程で国民の実質賃金は上昇に向かい、内需中心の経済成長への第一歩となる。それにも関わらず、国民の賃金水準を引き下げる外国人労働者導入をしつこく主張するのはなぜか?


(3) 世界屈指の自然災害大国日本では、安全保障上の理由から土木、建築の供給能力は「日本国民」の手により維持されなければならない。また、現在の人手不足を「若い世代の日本国民」の手で埋めれば、技術の継承もできる。それにもかかわらず、安全保障や技術の継承を無視して「外国人」と主張するのはなぜか?


(4) 未だ日本は完全雇用を達成せず、NEETの若者が60万人、働けるにも関わらず生活保護を受けている世帯数が28万を超える。当然ながら、まずはこの方々を現場に戻すべく動くべきであるにも関わらず、「外国人」と言い出すのはなぜか?


 いや、わかっているんですよ。単に、国内の実質賃金上昇が嫌なだけです。彼らの頭の中において、市場は「グローバル」しかないのです。要するに、日本国民の所得上昇と、内需拡大で成長することを信じられない経済的自虐主義者たちというわけです。


 それにしても、日本国民の「安全保障」を無視して、「外国人、外国人」とやると、冗談でも何でもなく「次なる非常事態」への対処能力が不足する可能性があります。それにも関わらず、平気で「外国人」などとやっているわけですから、安倍政権は安全保障について理解していないか、もしくは「軽視している」と批判されても仕方がないでしょう。


 日本国民が働き、膨れ上がった土木・建築の需要を埋め、銀行に固定化されたお金を動かし、国民経済が成長する日本を取り戻す。


 一体、何が問題なのでしょうか。

「政府はお金を発行し、借りて、使え!」
 現在の日本は、この当たり前のデフレ対策ができていないわけで、日本国民の雇用の場を増やし、賃金水準を引き上げる形で「やりましょう」と言っているに過ぎないのですが。


「日本国民の雇用の場を増やし、賃金水準を引き上げる形でやりましょう!」に賛同下さる方は、
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