三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

株式会社経世論研究所  講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッター  はこちら
人気ブログランキング に参加しています。

新世紀のビッグブラザーへ blog

人気ブログランキングへ

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

チャンネルAJER更新しました!

『都知事選を振り返って(後編)③』三橋貴明 AJER2014.2.18(5)
http://youtu.be/kI0G8qNxN3U

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

三橋貴明の「新」日本経済新聞のフェイスブック

さかき漣のフェイスブック

NEW!さかき漣公式フェイスブックページが開設されました。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆




 飛鳥新社「愚韓新論 」がまたもや増刷になりましたっ! ありがとうございます。これで第三刷です。


 しかし、驚くほど売れますね、韓国もの。日本において、完全に「韓国批判」という市場が膨らみつつあるのがわかります。これは、日韓関係の「正常化」のためには、まことに正しい方向だと思います(朝日新聞が何を言おうと)。
 「愚韓新論 」も室谷さん目指して頑張ります。室谷さんといえば、PHPのVoiceに室谷さんとの対談が立て続けに載る予定になっています。


 さて、「パクスアメリカーナの終わり」と大げさなタイトルに(あえて)したのですが、別に、
「アメリカの覇権は終わりました~っ!」
 などと言いたいわけではありません。とはいえ、最近の東アジアやウクライナの状況を見る限り、数十年かけて進行する覇権国家の終わりのプロセスが着実に始まったように思えてならないわけです。


露軍侵攻は「戦争の一歩手前」 ウクライナ暫定首相が警告 米は「露がクリミア半島完全掌握」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140303/amr14030312160002-n1.htm
 ウクライナ暫定政権のヤツェニュク首相は2日、首都キエフで記者会見し、「ロシア軍の侵攻は私たちの国に対する宣戦布告と同じだ」と述べ、「惨事(戦争)の一歩手前にある」と警告した。米メディアによると、米政府高官は記者団に対し、ロシア軍部隊がウクライナ南部クリミア半島を「完全に掌握した」との認識を明らかにした。
 ヤツェニュク首相は「もし、プーチン(ロシア大統領)が隣接する友好国ウクライナとの戦争を始める大統領になりたいのなら、もう数インチのところまできた」と語った。「ロシアは今すぐに軍を撤退させなければならない。国際社会はウクライナの領土保全と国家統一を支持していると信じる」と強調した。
 暫定政権は2日、ウクライナ海軍のベレゾフスキー総司令官が、親ロシア派のクリミア自治共和国に忠誠を誓ったことから解任した。同総司令官は、ヤヌコビッチ政権に解任されたイリン総司令官に替わって1日に任命されたばかり。
 ロシアのメディアによると、クリミア半島南部セバストポリの海軍参謀本部はロシアの特殊部隊がすでに掌握。特殊部隊は同半島にある複数のウクライナ軍駐屯地を包囲し、「投降」を呼びかけているという。米政府高官は、半島に展開する露軍部隊の規模は「6千人以上」としている。
 一方、米国務省は2日、ケリー国務長官が4日にキエフを訪問し、暫定政権の代表らと会談すると発表した。ケリー氏は米国がウクライナの主権や領土的統一を強く支持し、ウクライナの未来はウクライナ国民自身で決められるべきだ
との意向を改めて伝える。
 米メディアによると、米政府高官は2日、事態の外交的解決を目指す立場を強調し、軍事的な対抗措置は検討していないと述べた。』


 昨日も書いた通り、現在のウクライナ暫定政権はクーデターで政権を握ったわけであり、政権としての正当性はありません。むしろ、ロシアに亡命したヤヌコビッチ大統領こそが、今でもウクライナの主権を代表する立場と言えるわけです。


 とはいえ、現実には暫定政権の後ろに欧米が付き、クリミア半島や東部に侵攻してきたロシア軍を何とか抑制しようとしています。記事にありますが、本日、アメリカのケリー国務長官がキエフに入り、暫定政権と協議する予定になっています。


 それにしても、
「事態の外交的解決を目指す立場を強調し、軍事的な対抗措置は検討していないと述べた」
 これが真実の情報だとしたら、まさにパクスアメリカーナの「終わりの始まり」としか表現のしようがありません。いや、別に「軍事的対抗措置を検討している」という必要があるという話ではなく、わざわざアメリカ側が自らカードを一枚手放してしまっているのが問題という話です。


 もっとも、ロシア側が有利かといえば、必ずしもそうではなく、現在、ルーブルが暴落中で、対ドルで過去最低値を更新しました。また、ロシアの株式指数であるMICEX指数は、何と一気に11%も下落しています。


過去十年間のロシア・ルービルの対ドル推移


 さらに、EUの外相はブリュッセルにで緊急会合を開き、ロシアとの間のビザ(査証)発給手続き簡素化や貿易協議停止を検討していると表明しました。とはいえ、ロシアの天然ガスにエネルギー供給を依存しているEU諸国が、どこまで反ロシアに突っ走れるでしょうか。


 現在、EUはガス輸入量の三割をロシアに依存しています。ガスのロシア依存はもちろんEUで問題になっており、アゼルバイジャンからロシアを経由せずに欧州に向かうガスパイプラインが計画されていましたが、完成は2019年で、間に合いませんでした。


 いずれにせよ、安全保障は経済より優先することを理解しているプーチン大統領は、クリミア半島が親EUの暫定政権の支配下に置かれることを決して認めないでしょう。エネルギー供給という「武器」を持ち、安全保障確立を経済に優先させる指導者がいる国が「断固たる行動」に出たとき、果たして国際協調主義やグローバリズムは立ち向かいようがあるのでしょうか


 結局のところ、国際協調主義やらグローバリズムやらは、確固たる覇権国(アメリカ)が存在したからこそ、成り立ったという話なのだと思うのです。パクスアメリカーナの終わりは、すなわち現在のグローバリゼーションの終幕であると確信しています。
 ところで、パクスアメリカーナの終わりといえば、こちらの話。


米紙またまた安倍首相批判 「日米関係に深刻な脅威」 NYタイムズ
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140303/amr14030314590003-n1.htm
 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は2日、安倍晋三首相の姿勢を「ナショナリズム(国家主義)」と指摘し、日米関係の「ますます深刻な脅威になっている」と批判する社説を掲載した。同紙の社説は、これまで数回にわたり、安倍氏の「国家主義」が危険だと訴えている。
 2日の社説は歴史問題に対する安倍首相の姿勢が日本周辺の「地域に対する危険な挑発」になっているとした。米国は日米安保条約に基づき日本を守ろうとしている一方、日中の紛争に引き込まれることは望んでおらず、安倍氏が米国の利益を忘れているとした。
 安倍首相が第2次大戦の「歴史をごまかそうとしている」と批判。さらに「彼(安倍首相)と他の国家主義者たちは、いまだに南京大虐殺は全く起きなかったと主張している」との見解を示した。
 従軍慰安婦問題をめぐる河野洋平官房長官談話の検証問題にも触れ、慰安婦への「謝罪を撤回する可能性」を指摘した。』


 もちろん、上記はアメリカ「政府」の意見でもなんでもありませんが、安倍総理の姿勢を「ますます深刻な脅威になっている」とNYTが断言するわけですから、尋常ではありません。そもそも、安倍総理は別に「国家主義者」でも何でもないでしょう。むしろ、滅茶苦茶「国際協調主義」(今のところ)だと思います


 総理は単に、日本の歴史認識を「事実」に沿ったものに戻そうとしているに過ぎないと思います。
 日本の歴史認識について、自国で議論するのは日本の勝手ですし、慰安婦やら南京やら「虚偽の情報」があるわけですから、これを正すのは当然です。それをヒステリックに「歴史修正主義だ!」「国家主義者だ!」と「アメリカ」のメディアが批判する。


 ここからは推測ですが、ロシアの他に平気でアメリカの「覇権」を無視しかねない国が、一つあります。もちろん、中国です


 そして、我が国は中国との間に様々な問題を抱えており、これは決して解決しないでしょう。すなわち、日本が軍事力を拡大し、中国との軍事バランスを整え、尖閣諸島に公務員を常駐させるなど断固とした措置を取らない限り、何らかの紛争が発生する可能性が高いわけです。


 日中間で紛争が発生したとき、アメリカは日米安全保障条約の有効性を試されることになります。そのとき、万が一にでも大統領が、
事態の外交的解決を目指す立場を強調し、軍事的な対抗措置は検討していない
 と述べた場合、パクスアメリカーナは完全に終わります


 アメリカには「日本の立場」を回復しようとする安倍政権を嫌悪する勢力が存在するわけです。「中国ロビー」とかそういう話ではなく(そういう話もあるのでしょうが)、日本を封じ込めることで利を得ていたアメリカの「戦後レジーム」というわけです。そもそも、大東亜戦争で日本の「民間人」を大量に殺戮したアメリカは、日本に「正しい歴史認識」をもってもらいたくないという点で、中国や韓国と利益を同一にしているわけです。


 いずれにせよ、各国の政治家やメディアの思惑と無関係に、パクスアメリカーナが終わりに向けて動き出したように思えます。今後は、これまでのように、
安全保障はアメリカに守ってもらえばいいさ
 などと、舐めたことを言っていると、国家存亡の危機を迎えかねない、厳しい時代になるという話です。



本日のエントリーの主旨にご賛同下さる方は、

このリンクをクリックを!
新世紀のビッグブラザーへ blog

人気ブログランキングへ


◆さかき漣のページはこちら
三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
◆本ブログへのリンクは↓以下のバナーをご利用ください。

新世紀のビッグブラザーへ blog

ポルパパのブログ

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

投資と車と日々の起業家日記 管理人:ポルパパさん

おじさんの談話室

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

経済通のおじさんと、女子高生真理ちゃんが織り成す、経済を解りやすく掘り下げた基礎講座

◇日本経済復活の会

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

積極財政による日本経済復活を目指して活動をしているボランティアグループです。


Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」 連載中
新世紀のビッグブラザーへ ホームページ はこちらです。
新世紀のビッグブラザーへblog一覧 はこちらです。