デフレ脱却、道遠し

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 本日19時30分からテレビ愛知「激論コロシアム」に出演いたします。

http://www.tv-aichi.co.jp/gekiron/

 本日から放映となるチャンネル桜「日本よ、今...「闘論!倒論!討論!」 」に出演しています。
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1587
 ◆第三の矢の問題点は?消費税増税は本当に必要か?
パネリスト:
 小幡績(慶応大学准教授)
 上村シーラ千賀子(シスコシステムズ勤務・早稲田大学講師・秋田大学講師)
 高橋洋一(嘉悦大学教授・「政策工房」会長)
 田中秀臣(上武大学教授)
 田村秀男(産経新聞社特別記者・編集委員兼論説委員)
 三橋貴明(経済評論家・中小企業診断士)
 渡邉哲也(作家・経済評論家)
司会:水島総(敬称略)


 さて、7月の消費者物価指数が発表されました。


消費者物価指数100・1…2か月連続プラス
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130830-OYT1T00275.htm
 総務省が30日発表した7月の全国消費者物価指数(2010年=100)は、値動きの大きい生鮮食品を除く総合で100・1となり、前年同月比で0・7%上昇した。
 消費者物価指数がプラスになるのは2か月連続で、上げ幅は08年11月(1・0%)以来の大きさだった。
 円安を受けた原油や液化天然ガス(LNG)の輸入価格の上昇で、ガソリンは10・5%、電気代は10・1%、都市ガス代は5・2%上昇し、いずれも前月からプラス幅が拡大した。特に電気代の上昇幅は、1981年3月(41・2%)以来の大きさとなった。
 一方、主な耐久消費財は値下がりが続いているが、下げ幅は縮小した。テレビは5・3%、冷蔵庫は12・0%、エアコンは1・0%の下落だった。』


 日本の新聞の記事では、相変わらずわけが分からないので、総務省統計局のデータを見てみましょう。


http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.htm

【消費者物価指数(対前年同月比)2013年7月】
総合(CPI) 0.7%
生鮮食品を除く総合(コアCPI) 0.7%
食料及びエネルギーを除く総合(コアコアCPI) -0.1%


 うおいっ! コアコアCPIがマイナスじゃないかっ!
 6月はコアCPIが0.4、コアコアCPIが-0.2、乖離が0.6%。7月はコアCPIが0.7、コアコアCPIが-0.1、乖離が0.8%。コアコアCPIと無関係にコアCPI(及びCPI)が上昇する傾向が強まった、ということになりますね。


 コアコアCPIがマイナスであるにも関わらず、コアCPIが上昇した理由は、別に難しくありません。というか、記事にも書いてあります。「原油や液化天然ガスの輸入価格の上昇」です。すなわち、国内の需要が拡大したことを受け、物価が上昇したわけではないのです。と言いますか、国内の需要が拡大したために物価が上昇するなら、コアコアCPIの対前年比が上がります。
 
 しつこく、しつこく、CPI、コアCPI、コアコアCPIについて解説を載せます。


◆CPI(総合指数):エネルギーや生鮮食料品という、日本の需給関係と無関係に価格が変動しがちな商品をも含む消費者物価指数
◆コアCPI(生鮮食品を除く総合):生鮮食料品を除いた消費者物価指数。エネルギー価格の影響を受ける。
◆コアコアCPI(食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合):天候や外国の影響を受けやすい食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く消費者物価指数。実は、グローバルで「コアCPI」といえば、この数値のこと。なぜか、日本銀行だけ「グローバルなコアCPI」を「コアコアCPI」と呼び、オリジナルな「コアCPI(生鮮食品を除く総合)」という指標を用いている。


 というわけで、7月のデータを加え、CPIの対前年同月比のグラフをアップデート致しました。


【日本のCPI、コアCPI、コアコアCPIの推移(対前年同月比)】
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http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_43.html#CPI0831
※CPI:総合消費者物価指数、コアCPI:生鮮食品を除く総合、コアコアCPI:食料(酒類除く)及びエネルギーを除く総合


 グラフを見れば分かりますが、現在のCPIの状況は日本は(第一次)安倍政権期から福田政権期にかけた時期と酷似しています。特に、原油等のエネルギー価格に牽引され、CPIとコアCPI(日本版)がコアコアCPIを置き去りに上昇して行くところなど、そっくりです。(あの当時は資源バブルでしたが)


 今後、例えばアメリカがシリアで軍事行動を始めると、中東からの原油、天然ガスの価格はますます上昇し、CPIとコアCPIは+1%を超えてくるでしょう。とはいえ、コアコアCPIはなかなか上昇せず、需要不足は終わらない。という、わかりやすいパターンにはまる可能性があります。
 
 ところで、CPIの状況だけでいえば、橋本政権期は2%を超えていました。確かにあの時は、瞬間的にデフレから脱却していたのですが、消費税増税を始めとする緊縮財政により、日本の長期デフレの引き金を引くことになりました。


 その後、我が国のCPI、コアCPIが2%を超えたのは、福田政権期のみで、あの時期ですらコアコアCPIはようやくゼロから上に顔を出しただけでした。


 そして今、CPIとコアCPIが1%に近づこうとしているものの、コアコアCPIは未だにゼロから顔を出していない時点で、安倍政権は消費税の判断をしなければなりません。コアコアCPIの状況から見ても、現在の我が国は明らかにデフレ状態にあります。


 総裁選や総選挙において、安倍総理は、
「デフレ下の消費税増税はしません」
 と、繰り返しました。現在の日本がデフレ環境下にある以上、当然ながら消費税増税は「先送り」とうい判断にならざるを得ないでしょう。
 
 デフレ脱却、道遠し、でございますよ、本当に。

 
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