みんなの党の不整合

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NEW!『財政均衡主義の罪(前編)①』三橋貴明 AJER2013.7.16(1)

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 うぅ・・・。夜にテレビ生出演した翌日はキツイ・・・・。労働基準法も何もあったものではないのが、自営業者や中小企業の経営者でございます。


 というわけで、昨日、テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」に出演しました。西田先生、声が枯れていらっしゃいましたが、大変お元気なご様子で安心しました


【2013年7月22日 西田昌司先生と(テレビ朝日にて)】
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 昨日のTVタックルは、政治家の方々が主役だったので、あまり出しゃばらないようにしていました。とはいえ、例によりみんなの党の渡辺喜美党首には、
「渡辺さん、わたしはみんなの党の消費税増税反対の姿勢は、大変すばらしいと思っているんです。デフレの時期に消費税を増税すると、デフレが深刻化するだけです。とはいえ、ならばどうして公務員削減を主張するんですか? 公務員を削減すると、やっぱりデフレが深刻化するでしょう」(だいたい、こんな感じ)
 と質問し、渡辺党首が、
そんなことはないっ!
 と反発して、スタジオが「わやや」という感じになってしまいましたが、なぜ「そんなことはないっ!」のでしょうか。


 恐らくというか、ほぼ間違いなく、先日の青木泰樹先生のご投稿「需給ギャップとデフレ(後編) 」と絡んでいます。構造改革主義者は、デフレの原因を「総需要の不足」とは捉えていないのです。


【インフレギャップとデフレギャップ】
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 青木先生、柴山桂太先生、それに「御大」宍戸駿太郎先生など、いわゆるケインズ派の経済学者や、西部塾の方々(西田先生、藤井聡先生、中野剛志氏など)、それにわたくしは、デフレの原因を、
供給能力(潜在GDP)に対し、総需要(現実の需要、名目GDP)が小さいため
 と、捉えています。すなわち、総需要を減らす政策は、デフレ深刻化になります。


 公務員給与はGDPの政府最終消費支出の一部です。公務員給与を引き下げれば、当たり前ですが日本の総需要は「減ります」。デフレギャップが拡大し、デフレが深刻化します。


 それに対し、構造改革主義者(竹中氏ら)は、青木先生の投稿にもあるように、総需要の不足をデフレの原因であるとは見ていません。竹中氏はデフレの原因について「マネー量の不足」と表現しています。この「マネーの量」の定義が良く分からないのですが、マネーストックであるとすると、先日の需給ギャップとデフレ(前編) でわたくしが提示した質問、
「現実の日本ではマネーストック(貨幣の量)が意外に堅調に増えているわけですが、コアコアCPI(物価指数)は下落を続けています。これは、「モノ」や「サービス」の購入に使用されないおカネの動きにより、貨幣量が増えているということを示唆しているのではないのですか?」
 に答えなければなりません。


 いずれにせよ、構造改革主義者の方々は、デフレの原因を総需要の不足とは見ていません。ということは、公務員給与を減らし、総需要を削減しても、デフレは深刻化しないことになります。
日銀がマネーの量を十分に出せば、大丈夫なんだよ
 という話なのですが、しつこいですが、この「マネーの量」の定義がよく分かりません。日銀に出せるのはマネタリーベースのみで、現在の日本では、
「量的緩和でマネタリーベースを増やそうとしても、銀行側が国債を日銀に売ろうとせず、札割れになってしまう」
「銀行にマネタリーベースが供給されても、そこから誰にも借りられず、マネーストックが増えない」
「銀行からおカネが借りられ、マネーストックが拡大しても、CPIが下がる」
 という現象が「現実」に発生しているわけです。すなわち、金融政策のみでデフレ脱却しようとしても困難であり、少なくとも時間がかかることは間違いありません。


「いや、長期的に見れば、インフレ期待が高まるから、金融政策のみでデフレ脱却は可能だ!」
 と、新古典派の経済学者たちは言ってくるのでしょうが、それこそケインズではないですが、
長期的に見れば、我々はみんな死んでしまう
 という話です。


 しかも、渡辺氏やみんなの党の場合は消費税増税に反対しています。消費税増税は「国民の消費を減らす」、すなわち民間最終消費支出という需要を減らすから反対していると思うのですが、そうであればなおさら、
「公務員を減らせ!(=政府最終消費支出を減らせ!)」
 とやることはおかしいのです消費税増税も公務員削減も、共に総需要を削減する政策です。明らかに政策的な「不整合」が発生しています。


 なぜ、こんな細かい話をしているかといえば、今後の政策論争が、まさに「新古典派経済学に基づく構造改革主義者」対「ケインズ経済学的な実践主義者」という争いになっていくことが間違いないためです。わたくしがどちらの立場に立つかは、今さら書くまでもありません。


 そして、西田先生がズバリ仰ったように、
敵は自民党の中にもいる
 のでございます。


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