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『規制緩和を考える(後編)①』三橋貴明 AJER2013.6.18(1)

http://youtu.be/kpAwByL4wPM

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田母神俊雄氏×三橋貴明氏 講演会「激論!平成の富国強兵論 強い経済が強い日本をつくる」刊行記念
 日時: 2013年7月19日(金)開場18:00開演18:30
 会場:八重洲ブックセンター本店 8階ギャラリーhttp://www.yaesu-book.co.jp/access/
 HP【八重洲ブックセンター】 http://www.yaesu-book.co.jp/events/talk/1302/
 問い合わせ先 TEL:03-3281-8201
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 本日は三橋経済塾第二十六回の講義日です。塾生の皆様、よろしくお願いいたします。


 さて、大変なニュース。7月23日にマレーシアのTPP会合に日本が参加しても、すでに関税(市場アクセス)関連の交渉は「終了」している可能性が出て参りました。


日本、関税撤廃協議に間に合わず TPPマレーシア会合
http://www.47news.jp/CN/201307/CN2013071101001873.html
 マレーシアで15~25日に開かれる環太平洋連携協定(TPP)交渉会合で、日本の合流が、工業品や農産品の関税撤廃を扱う「市場アクセス」分野の協議に間に合わないことが11日、政府関係者への取材で分かった。合流する見通しの23日午後の段階で「市場アクセス」の協議日程が終わっているためだ。
 日本は初めて臨む交渉会合で、最大の焦点である関税撤廃の議論に加わることができない。参加の出遅れが実際の交渉に大きく響く形となった。
 交渉会合は「市場アクセス」「投資」「知的財産」など分野別に日程を振り分けて議論を進める。「市場アクセス」は15日から5日間程度議論されるという。』


 もちろん、
「今後も市場アクセス関連の協議、交渉は続く」
 と反論したい人もいるでしょうが、
「そうではない。関税関連は7月20日で打ち止めだ」
 と言われたら、どうするのでしょうか。根拠なき楽観論に、「国益」を賭けるのは、一日本国民として勘弁してほしいです。


 自民党は、というか安倍総理は「交渉で」「国益を守る」を繰り返していらっしゃいましたが、最もセンシティブ(個人的には他にも「センシティブ」な項目がありますが)な農業の関税が「交渉の余地なし」ということになると、TPP交渉参加の「大前提」がひっくり返ってしまいます。交渉が終了してしまっている状況では、「交渉力」も何もあったものではありません。


 選挙中とはいえ、いや選挙中だからこそ、何らかの説明を国民にする必要があると思います。
 もちろん、
「交渉に参加して、本当に関税について交渉の余地が無く、さらに日本にとって不利な場合、TPP交渉から離脱する
 これでOKです。
 
 さて、本日後半はIAU北村さまのご投稿です。参議院選挙前に、必ず読んで頂きたいとのことでございます。


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【投稿】タイトル:「日本を救う『国土強靭化』」その1
     首都直下地震+関東地震=首都が震度6強~7
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 昨年秋発表予定の「首都直下地震+関東地震」の中央防災会議の発表が遅れに遅れています。
 http://www.bousai.go.jp/kaigirep/chuobou/senmon/shutochokkajishinmodel/1/pdf/1.pdf
 これが「国土強靭化」に拍車が掛からない一因でもあります。また、南海トラフ巨大地震よりも早く、10年程度※で来ると考えられていますので、この遅れは、地震防災対策事業に致命的な影響が出る可能性があります。
※襲来予測は自民党国家戦略本部 http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-064.pdf

★ 東日本大震災の1年前に警告
 国土交通省系の雑誌「建築技術」で、大震災発生の丁度1年前に、「地震非常事態というべき状況」とし、特に「東日本」が異常だと発表しました。その一年後に東日本大震災が発生しました。
http://www.menshin.jp/pdf/2010k-gijutsu4.pdf (「建築技術」2010年4月号特別記事=3月発刊)
 今回、「首都直下地震+関東地震」で、非常に気になった話を書きます。

★ 「一千年に一度の超巨大地震」
 東日本大震災で、「北米プレート」が最大約5m、「太平洋プレート」が最大約50mずれました。「一千年に一度の超巨大地震」である理由は、年間数cmしかずれない「太平洋プレート」が、一挙に最大約50mずれた、つまり一千年分程度のずれが生じたことからもわかります。また、南海トラフ巨大地震(M9.0~9.1)では、「フィリピン海プレート」が最大約70mずれることを中央防災会議は想定(今年5月最終報告)しています。

★ 首都圏=関東平野は特異な場所
 この3つのプレートが交差するところが「関東平野」です※1。
1.「北米プレート」(東日本大震災で最大約5m)=上面プレート
2.「太平洋プレート」(東日本大震災で最大約50m)=下面プレート
3.「フィリピン海プレート」(南海トラフ巨大地震で最大約70m)=1と2の中間にもぐりこんだプレート※2
 そのため、「首都圏=関東平野」は、東日本大震災後、非常に危険な場所なのです。
 http://www.bousai.go.jp/kaigirep/chuobou/senmon/shutochokkajishinmodel/1/pdf/4.pdf
※1 さらに相模トラフの陸側の西側に「ユーラシアプレート」があります。それを入れると4つ。
※2 東日本大震災が関東地方で止まったのは、「フィリピン海プレート」のおかげだとされていますが、貞観三陸地震の時代をみますと、下記3のように、その後に「フィリピン海プレート」が動き出しています。

★ また最近の調査では、「北米プレート」と「フィリピン海プレート」の「プレート境界」が10~15kmも浅いことがわかりました。そのため、今回発表(昨年3月)の「東京湾北部地震」では、東京23区がほぼ全域が震度6強~7となりました
 http://www.menshin.jp/pdf/shutochokka120330mext01tri.jpg

★ 首都直下地震+関東地震=M8以上、東京23区が震度6強~7
 以上のように、「関東平野」で3つのプレートが交差して、一番下の「太平洋プレート」が東日本大震災で最大約50mずれを起こし、その上(中間)の「フィリピン海プレート」が南海トラフ巨大地震で最大約70mずれることを想定しています。
 では、この「関東平野」はどうなるかです。気になる地震について書きます。

1.首都直下地震=「プレート境界地震」3連動
 昨年1月、東大地震研から「4年で70%」と発表がありました(その後修正されましたが、いまだ値は高く、最も要注意地震です)。その「4年で70%」の「プレート境界地震」(「北米プレート」と「フィリピン海プレート」の境界で起こる地震)とは、
・東京湾北部地震M7.3
 http://www.menshin.jp/pdf/shutochokka120330mext01tri.jpg
・プレート境界茨城県南部地震M7.3
 http://www.menshin.jp/pdf/shutochokkaibaragi2b.jpg
・プレート境界多摩地震M7.3
 http://www.menshin.jp/pdf/shutojishinimage004.gif
 です(Mは、2005年中央防災会議想定、※発表になったのはスラブ内地震)。 
 この3つは同じプレート境界地震ですので、一体で動く可能性もあります。その場合、東京都の区部約7割+多摩の約4割、千葉県北部、茨城県南部が、震度6強~7になります(上記 jpg、gifを3つ重ね合わせてみてください)。

2.M8クラス「関東地震」+M7以上「首都直下地震」複数回発生
 「相模トラフ沿いの巨大地震」(「北米プレート」と「フィリピン海プレート」の「プレート境界地震」)の例として、大正関東地震(大正関東大震災)が発生しています。余震として、1923年9月1日と2日の2日間で、M7以上の首都直下地震が5回、翌年1回、計6回発生しています。このことはあまり知られていません。特に東京では、本震より、3分後の余震の9月1日12時1分の「東京湾北部地震」M7.2(上記URL参考)による被害の方が大きかったといわれています。
【本震】
・1923年9月 1日11時58分(M7.9)本震
【M7以上の余震】
・1923年9月 1日12時 1分(M7.2)東京湾北部地震
・1923年9月 1日12時 3分(M7.3)山梨県東部
・1923年9月 1日12時48分(M7.1)東京湾
・1923年9月 2日11時46分(M7.6)千葉県勝浦沖
・1923年9月 2日18時27分(M7.1)千葉県九十九里沖
・1924年1月15日 5時50分(M7.3)丹沢山塊
 この大正関東大震災型地震による、昭和63年の中央防災会議の被害想定では、
 http://www.menshin.jp/pdf/images/201109koenHon1-1_img_44.jpg
 死者約15万人、建物全壊約300万棟、経済被害総額約325兆円となっています。2011年10月11日の中央防災会議で、この「関東大震災M8クラス」も想定となりました。
 また、「首都直下地震」の複数回発生の震度分布図に関しては、
「首都直下地震」の重合せの震度分布図(2004年中央防災会議)
 http://www.menshin.jp/m-1-shutochokka-large.htm
 が参考になります。

3.818年の「関東巨大地震」
 今回の東日本大震災と酷似しています869年「貞観三陸地震」の前後の地震は以下の通りです。
・818年関東巨大地震★
 (M≧7.5 関東諸国に被害(理科年表)、相模・武蔵・下総・常陸・上野・下野六国が被害国)
・863年越中・越後地震、          ⇒ 2004年新潟県中越地震
・869年貞観三陸地震(M8.6~M9?)、  ⇒ 2011年東日本大震災
・878年南関東地震(M7.4)、       ⇒ 2020年?南関東地震
・887年東海・東南海・南海地震(M9以上?)⇒ 2029年?東海・ 東南海・南海地震
 この中で、関東地方で最も恐ろしいのは、「貞観三陸地震」の9年後の878年のものではなく、818年の「関東巨大地震」の方です。このこともあまり知られていません。
 818年の「関東巨大地震」は、茨城・栃木・群馬・埼玉・東京・千葉・神奈川に被害が発生しています。上記1+2以上の巨大地震と考えられます。上記1+2では、群馬と栃木の北関東地方が動きません。この「関東巨大地震」では、南関東だけでなく、北関東地方も動いています。関東地方全体が動いたということです。
 この「関東巨大地震」は、前述したように、「関東平野」で交差する3プレートの動き
・「北米プレート」(東日本大震災で最大約5m)
・「太平洋プレート」(東日本大震災で最大約50m)
・「フィリピン海プレート」(南海トラフ巨大地震で最大約70m)
 を考えると腑に落ちる地震です。

★ 起こりうる可能性の高いのは、
1.「プレート境界地震」3連動、次に2.M8クラス「関東地震」、最後に3.「関東巨大地震」でしょうか。

★ 地震規模の小さい順に、
・1.首都直下地震=「プレート境界地震」3連動、
・プレート境界ずれが相模トラフから動くと、2.M8クラス「関東地震」、
・さらに連動すると、2.M8クラス「関東地震」+1.「プレート境界地震」3連動、
・最大は、818年の「関東巨大地震」です。

★ 2013年6月現在、いまだ地震活動活発です。
・M3超地震3倍 震災後の首都圏、頻度高止まり(2013年6月ニュース)
 http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130603/cpd1306031052006-n1.htm
・首都直下の前兆か 地震頻度高止まり 台湾、フィリピンで不気味な活動(2013年6月ニュース)
 http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130603/dms1306031546004-n1.htm
 の記事のように、未だに首都直下の地震活動は活発です。緊迫度は非常に高い話です。

★ このまま地震防災対策が不十分なまま、1.2.3.の地震が襲来すれば、もしくは、「東京湾北部地震」が単独で襲ってきても、「首都壊滅」です。
 といいますのは、次回に説明しますが、その震度6強~7に対して、現行「耐震基準」の建物では、1/2程度の耐力・強度しかないからです。

 以上の詳細は、
1.首都直下地震+関東地震 = 首都が震度6強~7
 http://www.iau.jp/kokudokyojinka_jishin.htm (HTML)
 http://www.mensin.jp/pdf/kokudokyojinka_jishin.pdf (PDF)
 次回は、2.震度6強~7に対して現行「耐震基準」では1/2程度の耐力・強度です。
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 北村様、ありがとうございました。


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